普段の生活に骨格意識を入れる

自分の中の「姿勢が良い」イメージが実は体にすごく負担をかけていたんです…。何をしている訳でもないのに、首が凝ったり、肩が凝ったり、腰が痛くなったり。でも姿勢は良いはず…?なぜ…?

 

私は長年、施術中や施術後に体軸を安定させて、身体に負担をかけないスタンス理論を構築してきました。スタンス理論では人間の骨格から分解し、その骨格を自然体に使いこなす事で身体に負担が掛かりにくくなる、更に深い圧を掛けても柔らかい密着感のある手で施術できるとお伝えしています。

 

事実、このスタンス理論を取り入れて下さったセラピストさんから、腰ベルトが不要になったり、身体の痛みが無くなり楽になった!とのお声を頂いているのです、嬉しい事に!

 

しかし、お恥ずかしながら、施術に関して体が痛むことは無かった私ですが、数年前までは日常生活で腰や首の付け根、肩甲骨の痛みが出る事がシバシバ。プロメンテナンスは「コリの軽減」目的で伺っていました。日々養生はしているのにセルフケアでコリが取れない…プロ失格です…トホホ。

 

ある日、初めてのサロンで姿勢を見てもらった時に、前傾姿勢、いわゆる反り腰の胸張り姿勢と指摘を頂きました。身体の重心もかなり前のめり。ヒールも好んで履いていましたし、姿勢良く!ならば胸を張ればキレイになっていると思っていたのですね。上記のイラストなら一番右端のタイプ。でもこのキレイ認識、身体にはものすごい負担が掛かっていたんです。

 

スタンス理論で骨格を自然体で使っていないと、身体が痛みますよ~というのは、まんま日常生活にも当てはまるのですよね。

 

痛みが出るという事は、骨がねじれたり、ゆがむ事でそこについている筋肉が必要以上に引っ張られたり、緊張したり、オーバーワークになって負担がかかり痛みとしてサインが出てくるわけです。

 

上記イラストのマル印のお姉さんが自然体の骨格で立っています。当たり前の事ですが、これが意識していないと意外と日常では出来ていないものです。

 

私も正しい姿勢を指摘して頂いたものの、意識の中に入れるにはすごく時間が掛かりました。が、骨格をもう一度イチからおさらいし、筋肉と重心の関係性を調べ、日常のスタンス(姿勢)を立つときも歩く時も座る時も意識して過ごす様になりました。姿勢矯正にも通ってみました。

 

骨格を意識した生活はコウカテキメン!
まずあんなに痛かった首の付け根のコリが無くなりました。肩甲骨の間の痛みや、ふくらはぎがむくんでジリジリ痛んだり、朝起きて腰が痛いという事がほぼ無くなったのです。また胸を張らない事で圧迫されていた肺が楽になり呼吸が更に深くなりました。何より骨格を意識した姿勢は疲れにくい!

 

また姿勢は心と繋がっていると私は考えています。気持ちが落ち着き、なんだかどっしりと構えていられる自分を感じるのです。

 

atsuのカウンセリングでは姿勢を必ず拝見しています。そして姿勢から起こっているであろう緊張した筋肉、緩んだ筋肉を想定し施術させて頂きます。でも大事なのは普段の姿勢。どこに重心を置いて、どの骨を意識して生活するのか、ここをセルフケアとしてお伝えしていきたいと思います。自分の意識改革が一番大事なのです。

自分の体験から想う事。「姿勢を整える」と「心も体も整う」、それは日常が整い、人生は日常の積み重ね、つまり生き方も整うのではないでしょうか。姿勢学の本は沢山出ているし、ご存知の方も多いと思いますが、私自身まだまだ研究は続きます。あ~!ワクワクする(^_-)。

 

今日も口角アップで健やかない一日になりますように。

関口智子

 


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