長所しか見えなければ本物

「性格は変えられないけれど、モノの見方は変えられる」この言葉に出会った時、目からウロコがポロポロッと落ちました。この【モノの見方】って価値観の事だと私は思っています。【人の数だけ価値観がある】という当たり前の事を知らなかった時、すごく世界が狭かったな~とツクヅク感じるのです。

 

物事には色々な側面があって、どの角度から見るかによって全然意味が変わってきたりします。先日ラジオで新年早々から財布を落としてしまったらしいパーソナリティさん。次の番組で手相占いで有名な島田さんに「財布を無くしてしまったのだが、居場所は手相でわかるか?」なんて聞いていました(笑)。明るく聞いていましたがきっと『新年早々ついてない…』と内心思っていたかもしれません。

 

島田さん、「財布見つかる手相とか無いから!」と言いつつ「財布を無くすという事は一概に悪い事ではありませんよ」と仰っていました。島田さん曰く、変化を迎える人は財布を無くす人が多いとのこと。財布を無くす事がイコール手放しのようなものになるそうです。

 

それを聴いたパーソナリティさん。「そっか!じゃあ新しい財布を買いに行こう!」とパッと明るい声に。財布を無くすという事は確かにクレジットカードや免許証が入っていたりすると紛失届や手続きが面倒だったり、もちろん現金を失ってどど~んとガッカリしませんか?

 

しかし、見方を変えると変化の前の大きな手放し、もういっそ浄財だと思えば(涙)少しは気持ちも明るくなるかもしれません。私はよく生徒さん方に「大変」というのは「大きく変わるお知らせ」なんですよ、とお伝えします。少しのお知らせでは自分の変化に気付かないかもしれないし、次のチャレンジへ至らないかもしれない。だから神様が大きなお知らせをくれるんです、と私もそう教わりました。

辛い事、悔しい事を味わう…人生にはつきものです。私もありました、膝を抱えて涙した事。でもその時に「大変は大きく変わる事」だから、と受入れ、心を整え、「なんだか分からないけどありがとう」って何度も思うようにしました(笑)。後で分かるのですよね。悩む事でたくさんの世界が開けてきた。知らなかった感情を知る事でその痛みを抱える人に寄り添う事が出来るようになった。悪い事ばかりじゃなかったと。

 

先日読んだ船井幸雄さんの本では、更に目からウロコ。「長所しか見えなければ本物である」とありました。人はどうしても欠点に目が行きがちです。私もそうです。特に自分に対して欠点を挙げてしまう癖がまだまだ抜けません。しかし、実は自分を否定的に見る人は他人も否定的に見る癖がついています。癖って無自覚な場合もあり、これがやっかいです。人間関係が上手くいかない…とお悩みの方は一度、モノの見方を振り返ってみる事をお勧めします、本当に。

 

更に、おススメなのが言葉の変換トレーニング。良くO型は大雑把なんて言われますが、言葉を変えれば「おおらか」。B型は変人?(私がBで良くそう言われます・笑)ですが良く言えば「個性的で独創的」なんて言葉遊びをしていると、自然とポジティブワードを使う癖がついてきます。私も一日の終わりには「疲れた~」ではなく「今日も一日良く頑張った!」で締めて、朝が来たら「眠くて起きたくない」ではなく「朝を迎えられて良かった」に変えています。

物事は捉え方、考え方次第。ポジティブな面を見ていれば自然とネガティブ面はカバーされていく、それが船井幸雄さんの言う「長所しか見えなければ本物である」につながるのかな…と解釈しています。何が本物かは定義はそれぞれだと思いますが、自分の中の本物を目指してご一緒に言葉の変換トレーニングをしてみませんか?楽しいですよ(*^_^*)。

 

今日も口角アップで健やかな一日になりますように。

関口智子

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