肌で学ぶ・肌で覚える

今年スタートしたAtsuアドバンスコースも、先日前半が終了しました。アドバンスはマンツーマンなので、生徒さんのライフスタイルや無理無く習得できる方向で日程を相談して決めます。ただ今受講下さっているれみさんはフルタイムでお仕事中。

 

その為、2週間に1度のペースで受講頂いてます。毎日夜8時過ぎにお仕事から帰ってくるれみさんにとってはきっと2週間はあっという間。しかし、毎日通勤時に動画を確認し、手順を覚えてレッスンに臨んで下さっています。うちの生徒さんは本当に頑張り屋さんが多いんです。何よりうちのスクールのモットーが「できるかできないか、ではなく、やりたいかやりたいくないか。やりたいならやるしかない(標語みたい・(笑))」なので…。みなさんの「未来への志」がそれだけ高いのだと思います。頑張ってついてきて下さり本当にありがたいです。

 

当スクールの技術講習では「体感すること」に重点を置いています。私が伝えたい技術、そして求めている感覚をまず【肌】で共有している事が大事。技術は感性と感覚が絶対だと私は思っています。セラピストは感性を表現する仕事です。感性や感覚は知識よりももっと深い内側にあるものではないでしょうか。そして感覚は育てるものです。一度受けてみて、また一度だけ見てすぐにそれを表現できる、できたら本当に凄いけれど、それは漫画の世界だと思っています(実際にそのような方もおられるかもしれませんが…)。

 

なので「感覚を鍛える為に」様々なサロンへ行き、施術を受けてほしい。技術が仕事の核ですし、技術クオリティを上げるためには絶対的に必要な事なのです。なのでAtsuを学ぶ為には、Atsuの技術をたくさん受けてもらう事、感じてもらう事。何度も受ける事で、生徒さんは「このスクールが伝えたいこと」を理解して頂けると思っています。(Atsuは新感覚と仰って頂く事が多いので)

 

当スクールでは私も生徒さんに必ず施術し、生徒さんの技術を必ず受けて我が身で確認します。ふと、ここまで書いていて、技術を教えているというより、私の仕事は感覚も育てる仕事かもしれない…と、思いました。卒業時に初心者さんでもプロレベルでもリピートされる技術習得を目指す、その為にマンツーマンでレッスンする事は譲れません。(これって何歳まで出来るかな~(笑))

 

なので、うち以外でも技術スクールを選ぶ時は「講師が生徒さんに直接施術をする、技術チェックを毎回必ず行う」ところをお勧めしています。(色々なやり方があると思うので、これはあくまでも私の所感ですが…)

 

【感性は育てるもの】

実は…私自身、セラピストの卵さんだった時、「施術を受ける経験値」が圧倒的に足りなかったんです。リラクゼーションサロンが少なかった事もあるけれど、技術を学ぶという本質を理解していませんでした。(技術感覚を身につけるということ)

 

スクールでも教わった事を見よう見まねでは出来たけれど、その後のプロ研修では「感覚の差」がモロに出て、インストラクターが言う「こんな感じ」が全く理解できませんでした。

 

ガムシャラにやりすぎて指先が割けて血まみれになりながら、途中でリタイアしたくなくて泣きながら研修に行ってました。なんとかプロデビューしましたが、その後も「感覚」には本当に苦労しました。頭で考えすぎていたという事もあったかもしれません。本当に未熟なセラピストで今思い返すと顔から火が出ます。

 

 

そんな経験を踏まえ、普段から私自身「感じる事」を大切にしています。それは触れて感じた事を【言語化】するという所まで。。柔らかい、冷たい、あたたかい、硬い、ツルツル、ざらざら、そしてその言葉に感情を乗せる。気持ちイイ、気持ち悪い、ザワザワする、ぞーっとするなどなど。

 

触感だけではなく、「心で感じる」ことも同じです。青空を見て感じること、道端に咲く花をみて想う事、生きる人間の美しさなど。感覚を育てれば育てるほどに、きっと技術に活かされていくのでは…と思うのです。だからまだまだ精進中です。

 

Atsuは日本人のおもてなしを施術の中の所作で表現できるようになることも、技術習得の目標のひとつ。優しく触れる、そっとよりそう、それも立派なスキルの一つ。アドバンスの生徒さん達と一緒にもっともっと感覚を高める事を探求していきたいな、そう思ってます。Atsuが楽しくて仕方ないのです。もっと精度を上げたい。その楽しさはAtsuを学ぶ生徒さん方にも伝染しているようです。嬉しいですね♪

 

 

Atsuを分かりやすく説明してくだったれみさんのブログはこちら

Atsuやば~!すご~と大文字で描いて下さったみきさんのブログはこちら

五感を使って感じて(感覚)で行えることが大切だと感じて下さったすずさんのブログはこちら

 

 

今日も口角アップで笑顔の一日を

感謝をこめて。

関口智子

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