意識を向けたものが育つ

以前の私と大きく変わったこと。それはほとんど怒らなくなったこと。昔の私はそれはもう瞬間湯沸かし器で、気に入らないことがあるとすぐに頭からシューっと湯気出して怒ってました(笑)。

 

最近はアンガーマネジメントなるトレーニング方法もあり、怒りをコントロールする為にどうしたいいか?という勉強もあるようですね。確かに怒ると頭痛くなったり、その後気持ち悪くなったり、やる気が失せたりと体にも心にも影響が出ますね。怒らないで済むならそうしたいものです(笑)。

私が怒らなくなった理由は、この言葉を聞いてから「価値観は人の数だけある」という事、もう一つ「意識を向けたものが育つ」という事。

 

怒るという事は、自分の価値観とそぐわない事が起きた時であり、受け入れることが出来なかったり、それを認められない時に感情が揺さぶられるのですよね。それは怒りだけではなく、悲しみなど負の感情が起きた時もそうかもしれません。

 

でも自分の価値観がすべて正しいとは限らないし、正しい、正しくないなんて、物事の見方によってはそんな定義も無かったりするんですよね。そう思ったら「世の中には色々な考え方がある」と色々な事が面白くて面白くて、楽しくなりました。

そして、「意識したものが育つ」とは、オーラソーマの先生に教えて頂いた言葉ですが、育つというのは自分の心の中で占める割合が大きくなってくるという事でもあるのかなと思います。なので、嫌な事をずっと考えていると四六時中それが心の中を占領するし、そんな風に思う事があったら「そこから何を学ぶことが出来るんだろう…」と一人哲学してます(笑)。そこで気付きをもらえたら、ひとつ勉強になった!とラッキーなんです、私にとっては。また、敢えて焦点を当てない事で意識を肥大させない工夫も心がけてます。

でも感情って大事だと思うんです。嫌だなと思う心に蓋をするのではなく、それを味わう事が今を生きてるっていう実感にもつながる。「なぜ嫌だと思ったのか」と自分の価値観と照らし合わせるだけなので怒る理由も必要もないというのが、怒らない事につながっているのかもしれませんね。

自分の考えなんてちっぽけなもので、感情が動いた時こそ自分の思ってもいなかった世界(価値観)を知るチャンスなんです。世の中にはスゴイ人がたくさんいるので、自分を卑下するわけではありませんがソクラテスの「無知の知」位の精神でいると、たくさん面白い事に出会える気がします。そんな風に日々を生きてます。

今日のご縁に心より感謝をこめて。

口角アップで健やかな一日を。

関口智子