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プロフェッショナルへの道はマインドから

今日は久しぶりのAtsuプロフェッショナルコースのオンラインレッスン。新たに学んでくださる生徒様と再受講の生徒様での5名様。基礎座学の3回目の講座です。今日のタイトルは「セラピストマインド講座」。当スクールではこのセラピストマインドをとても大切にしています。

 

 

プロフェッショナルとは専門職の事を表します。特定の領域で知識、技術などが秀でており、その技術において対価を得る人の事です。

 

Atsuが目指すのは感覚のプロです。Atsuという特殊な技法で人の体に触れ、お客様の緊張を緩め、心を穏やかにし、五感を育み豊かな人生へと導く癒しのプロ。大まかえすが、そんなプロフェッショナル像を掲げています。

 

どんなお仕事でも共通することですが、

 

なぜ、この仕事を選んだのか?

どんな人のお役に立ちたいと思ったのか?

この仕事で自分が何ができるのか?

関わった人の幸せは?

自分が幸せになれるのか?

 

この理念を持っているかどうかで、仕事への取り組みがガラッと変わります。それは、技術や知識を学ぶのも同じです。学んだことをインプットするだけではなく、誰にアウトプットするのか?を明確にすることで、学びの意欲や取り組み方も変わります。

学ぶ動機として、単純に自分が学びたい、知りたい方、という入口からでもOK  。しかし、『自分の為だけではなく、誰かの喜びの為に行動できると出せる力が倍増する』良く聞くフレーズですが、私自身の経験からも、あながち嘘ではないと思っています。

 

 


 

このフレーズ、著名な方引用されているのでご存じの方も多いと思います。私も、雑誌PRESIDENTの巻頭に「ヤンキース松井選手が恩師から送られた言葉」として紹介されていたのを見て初めて知りました。

 

この4行のフレーズ、自分のセラピスト人生を振り返ると、本当にこの通りだなぁ…、アリアリとそのころの情景がよみがえります。

 

私は、セラピストになる前、前職でOLをしていました。与えられた仕事は楽しく取り組んでいましたが、誰かのために、というよりお給料を頂くために働くという意識が強かったように思います。

 

その当時は、ランチが一番楽しみで、いかに残業せずに帰れるか…という指示待ちの人でしたので、自分が経営者なら、こんなにやる気の無い人は雇いたくないな…というタイプだったと思います。

 

 

セラピストとして技術を学び、運よくそのスクール本部に勤めることが出来た私は、学校理事長や先輩セラピストの皆さんに『プロフェッショナルとは!』を徹底的に叩き込んでいただきました。お陰様で目から鱗が何枚もどころじゃなく、ずるッと目が全部入れ替わったくらいの衝撃を受け、目的と理念を持って仕事することの楽しさに目覚めました。

 

 

意識が変わると、積極的に企画を出したり、よりお伝えしやすく!と、カリキュラムを練ったりしました。そして、役職を頂いた事でご縁の無かったビジネス書や自己啓発書も読み漁るようになり、その中に「成功者はみな早起き」という言葉に感化され、寝起きが悪いにも関わらず早起きにチャレンジしたりしてました。まさに意識が変わると行動が変わる、単純ですがその通りです(笑)。

 

更に、笑顔や挨拶がとても大切だという学びを受け、自分の表情や笑顔改革に取り組む事で人間関係もガラッと変わりました。いつの間にか周りにはポジティブシンキングな方ばかり。バリバリと仕事を楽しみ、人生も謳歌している知人、友人に感化され私も考え方、習慣や行動が変わりました。

 

最後のフレーズの運命が変わったかは、正直分かりません。出会いやご縁は全て天の采配とも思えるので、なるようになっての今だと思っています。運命は分かりませんが、生き方が変わったことは間違いありません。

 

 

 

 

プロフェッショナルな意識を持つことは、一朝一夕では無理だと感じています。近道もありません。毎日の行動、考え方、習慣を「お客様にとってありかなしか」という基準でコツコツと取り組むしかないと思っています。

 

ストイックに見えるかもしれませんが、スポーツ界や、その道の職人さんなど、プロと呼ばれる人達の努力しているお姿を見ると、まだまだやれることがあるなぁと日々思います。

 

なぜ、そこまでやるのか?と聞かれる事もありますが、単純に「自分が心地良いこと」を探求しているだけのような気もします。

 

この仏教の教えのひとつ、無財の七施。今日はセラピストの接客マナーでお伝えしたのですが、一番上の優しいまなざしで人と接するというのは、相手の為だけではなく自分自身も柔らかいまなざしを持つことで心も休まり、穏やかになります。はらわたが煮えくり返った状態で、優しいまなざしは出来ませんものね。

 

生理学的にも、施術中、一生懸命過ぎて施術部位をギューッと見つめてしまうと、頭の後ろ側が緊張してしまいます。それに伴い身体も動きずらくなるので、しなやかな施術を体現するには優しい目でにこやかな表情で施術をするのは大切な事なのです。口角が上がると自然と自身の気持ちも明るくなってきますし癒されます。お客様へ慈しみのまなざしを向けるという事は、やっぱり自分の為でもあるのです。その感覚を他者と共有出来たら、更に平和で幸せだなぁと思います。

 

 

 

今日オンラインでご参加くださった皆様です。ついついレッスンに熱が入り時間がオーバーしてしまいまhした。ごめんなさい。埼玉、東京、富山、北海道から皆さんと一堂に繋がれるのはオンラインの良さですね。

 

コロナ前は在学生、卒業生様向けの勉強会ではオンラインシステムを使っていましたが、新規の生徒様には直にお話しなきゃ!熱量が伝わらない!という想いでオンライン講座は行っていませんでした。しかし、意外と臨場感もあり、皆さんとの距離感が近く感じられることにびっくり。

 

しかし、接客マナーの細やかな動作や表情をお見せすることが出来なかったので、今後の課題として取り組みたいと思います。皆様、ご参加ありがとうございました!皆さんの気づきやご感想からも沢山気付きを頂きました。

 

心から感謝を込めて。

関口智子

 

Atsuプロフェッショナルコースの新規スタートは2020年9月からとなります。詳しくはお問合せくださいませ。