About Japanese Oil Therapy Atsu®


日本人セラピストの為に考案したオイルトリートメント

日本のリラクゼーションのオイルトリートメントは海外から輸入されたものがほとんど。欧米からはアロマトリートメント、リンパドレナージュ、スウェディッシュトリートメント、アジア・ミクロネシアからはバリニーズやヒロット、ハワイアンロミロミなどが代表的です。私も初めて学んだオイルトリートメントはハワイアンロミロミでした。自然のエネルギーとクライアントを心から大切にするロミロミは世界で最もスピリチュアルな施術ともいわれ、日本人の心に通じるものがあります。

ある時気付いたのは、施術にも地産地消があるという事。その土地で生まれた施術は現地の人がやりやすい体勢があり、その土地の人の身体に合った施術を行っています。日本式にアレンジされた施術もありますが姿勢や手技の方法は現地そのままで行う事がほとんどで、多くの日本人セラピストさんが無理な姿勢から体を痛める事もあったのです。

 

体格が以前よりは大きくなったと言われますが、海外から見ると日本人はまだまだ華奢で小柄です。また日本人が好む圧をかける為にどんな姿勢でオイルトリートメントしたら安定するのだろう…と研究しはじめたのがAtsuの芽になっていったのです。

 

 

日本の良さを取り入れる

 

日本にはおもてなしの文化が根付いており、丁寧な所作、立ち居振る舞いにも表れています。相手を慮る(おもんばかる)所作を意識した施術を行う事で、クライアントの安心感、セラピストへの信頼がグッと増すことが分かりました。 触れ方、声のかけ方、シーツの整え方、何気ない動作に心を込める事でセラピストがまとう空気がガラッと変わるのです。

 

手から伝わる愛情を確実にお客様に伝える為に。Atsuのメソッドに技術として取り入れています。また丁寧な指圧、禅の心につながる呼吸法や東洋医学の観点を施術に組み込むことでより和の心が伝わる施術になったと自負しています。

 

 

揉み返しの無い施術を目指して

Atsuでは深く深く筋肉と骨に浸透していくような圧をゆっくりかけていきます。静かに沈み込むような圧は施術部位だけではなく全身に響いてくる心地良さ。その圧の深さは一定に最初から最後まで心地良さが続くのです。。独自のスタンス理論がセラピストの手の緊張をほどきフワフワに柔らかくします。その柔らかい手と共に筋肉の走行や起始停止を理解して行う施術はクライアントの身体を傷つけません。手から伝わる優しさながらダイナミックな深い圧は『一度受けたら忘れられない』と仰る方が多いのです。

 

 

関節の隅から隅まで。どうせ触れるなら全て気持ち良く!と合言葉に究極のリラクゼーションオイルトリートメントを目指してAtsuの研究は今でも続いています。 

 

 

日常の姿勢が不定愁訴を作る?

 

セラピストの身体を痛めない姿勢(スタンス)を研究するうちに、身体のコリや部位の痛みも日常の姿勢(スタンス)にあるのではと考え始めました。調べれば調べるほどに姿勢の大切さを説く本が多いのです。人間の骨格にまとう筋肉の痛みを軽減するには、骨格そのものを正しく使う事が不定愁訴を減らすのではと考えています。姿勢がもとで呼吸が浅くなったり、冷えやむくみに繋がっているケースもあるのです。筋肉を鍛えるのも大事ですが、日常の身体の使い方を意識する事でもっともっと楽に生きる事が出来ます。

 

Atsuのカウンセリングではクライアントの姿勢チェックも行い施術の流れを組み立てていきます。更に東洋医学のチェック表を使ってよりクライアントに沿った施術を心がけています。

 

 

感じるこころとからだを育てるセラピー

 

当たり前の事ではありますが、ジャパニーズオイルセラピーAtsu®ではタッチを通して、触れられた時の感覚や湧き上がる感情、記憶などクライアント様に内なる声を向き合っていただく時間を大切にしてほしいと考えています。 電子機器が生活の必需品となった現代では思考中心になりやすく肌感覚が低下しがちです。それにより心や体の不調や違和感など身体からのサインをキャッチしづらく気付いたら病状が進行していた…という事にもなりかねません。

 

直接、クライアント様の肌に触れることの出来る私達セラピストが出来る事。それは肌で感じる心地よさ、気持ち良さをお客様に体感してもらえる事です。人は触れられる事で安心感や免疫向上につながる脳内伝達物質を放出することも近年の研究では明らかになってきています。セラピストの役割は多々ありますが、【触れるセラピスト】が最も目指したいことは、「肌感覚から感じるこころとからだを育てる」事なのではと私自身思う事です。

 

 

目指す触れ方は『丁寧にお互いを尊重しあい心地良く気持ちよく』です。この触れ方はクライアントの安心感を呼び起こし、殻を脱ぎ、本来その人が持つ優しさや穏やかさの記憶を蘇らせます。「真の癒しとは自身の内側にある」のです。その為には、真の意味でその感覚をセラピスト自身が知っている必要があると思うのです。

 

セラピストは感覚の仕事であり、表現者です。表現者は創造する、つまりクリエイティブな発想が大切です。私が思うのは感覚は「経験値」でもあるという事です。想像した表現には限界があります。自らが体感して経験する事で感覚の世界が広がり、更に創造され、内なる世界が外へ放出されるのだと、自分自身の経験からそう感じています。

 

ジャパニーズオイルセラピーAtsu®は圧のテクニックを大切にしています。圧が深く入り、沈んでとどまった時、ゆっくりリリースされる時、肌感覚が目覚めると信じて、リズムを刻んでいます。それはクライアント様のものだけではありません。セラピストも手から同じ気持ち良さを実感できるはず。そんな感覚をセラピストの皆様と共有すべく技術開発を今でも進めています。

 

 

施術の目的

世界中の施術やセラピーは、「幸せな人生を送るために」という大きな目的は同じなのだと私は思います。しかし、そこに至るための目標や手段はそれぞれです。ジャパニーズオイルセラピーAtsu®ではクライアント様に感じて頂きたいテーマがいくつかあります。

 

① 感じるこころ・からだを育む(肌感覚)

②こころとからだのバランスを整える(自律神経・呼吸)

③こころとからだがポカポカ、代謝向上(血流と排出)

 

大切なのは『クライアント様がどう在りたいか』ということ。
その在りたい姿をサポートさせて頂くべく、いくつかのテーマをご用意しています。

身体も心も、季節や時間、状況によって様々です。その時の『在りたい姿』をご一緒に求められるようAtsu®ではカウンセリングの時間を大切にしています。「~しなければならない」ではなく、クライアント様の「~したい」という未来につながる想いを応援していきます。

 

主なカウンセリングの柱

・ボディバランス(姿勢から筋肉の張りや緩みをチェック)

・東洋医学の気血水(今の身体や心の声に耳を傾けます)

・生活習慣(食事や便通、生活習慣について伺います)

 

 

 

身体がゆるむAtsu®

施術を受けて頂くと体が緩む、すっきりした、というお声を頂きます。

 

ジャパニーズオイルセラピーAtsu®では、『骨を辿るオイルトリートメント』でもあります。筋肉は骨を動かし、骨に付着しているのです。その為、骨際をしっかりと辿る事で筋肉を端から端までも(もちろん辿れない部位もありますが)丁寧に触れていくのです。(骨に直接触れることは出来ませんが、意識して触れることは出来るのです)

 

骨はその人を支える軸でもあり、根本でもあります。クライアント様、セラピスト共に骨まで感じる事で深層部の血管やリンパ管などへのアプローチを目指しています。クライアント様には「骨に沿って触れられる事で自分の身体の軸を感じた」、「スキャンされているような感覚になった」「自分が「在る」という感覚が感じられた」「自分ってこういう体なんだ、と改めて実感した」などのお声をお寄せ頂いています。

 

また筋と腱の移行部には「腱紡錘」というセンサーがあり、張力を感じると筋を脱力させる仕組みがあります(体って凄いですね!)。Atsuではこの人間の仕組みを使って「こわばった身体とこころがゆるみますように」、と心を込めて施術をしています。

 

 

うつぶせなのに顔がむくんでない

オイルトリートメントやボディセラピーを受けると、身体がすっきりして、施術後の着替えで靴やズボンがユルユルになったり、顔色がすっきりした!という効果が期待できます。

 

ジャパニーズオイルセラピーAtsu®では、更に「うつぶせ」での施術で顔が下向きだったにもかかわらず、起き上がったら『目がぱっちり!』『顎がシャープになった』『お風呂上りみたいに頬がピンク』など体感頂く事があります。そんな風にクライアント様に喜んで頂けたら心の中で内心ガッツポーズですよね(笑)。

 

理由はうつぶせの肩や、背中のトリートメントの際に秘密があります。僧帽筋は鎖骨から肩甲骨まで前からぐるっと後ろまで包む様に付着しています。ただ筋肉は単体ではなく色々な筋肉と連動しているのですね。鎖骨から引き上げるように僧帽筋を背中までトリートメントする事で、鎖骨周りの筋肉も一緒に動いたりストレッチされるのです。その為、首や顔、鎖骨下の血管やリンパまで影響を及ぼし血流がアップすることにより、うつ伏せで終了しても顔がむくんでいない…事が予想できるのです。

 

セラピストの皆様、なので筋肉の起始停止、そして骨への付着部位をしっかり覚えておくことが大事なのです~。是非ご自身で体感されてください。

 

 

押すではなく圧する

Atsu®は深く深く沈む圧ですが、痛くもなく柔らかく優しさを感じるといわれます。ここには私自身とてもこだわりを持っています。もしクライアント様に「もっと強く」とリクエストを頂いたら、重心をずらして身体の重みを乗せていきます。つい「もっと強く」のリクエストは「痛みを感じるまで押す」と思いがちです。しかし、クライアント様の「もっと強く」は「痛くして」という事ではないと私自身は思っています。

 

クライアント様の「もっと強く」の言葉の裏には「痛くして」ではなく、「もっと感じさせて」「もっと深く圧をかけて」という意味があるのではないでしょうか?

 

気を付けたいのは、強くグイグイ押すことにより、身体は攻撃されているような異物感を感じ、更に身体を固くしてしまいます。強く押そう!と意思を持ったセラピストの手は石のように固くなります。固い手で固まった筋肉をほぐそうとすれば繊細な筋繊維が傷つきます。揉み返しが起こるかもしれません。

 

逆に深く深く沈んでも、柔らかな低反発スポンジのような手なら傷をつけることはありません。逆に柔らかな心地良さが筋肉を弛緩させ、心もオープンに…、そう感じています。セラピスト自身の手も固くなれば感覚は鈍くなります。が、柔らかな手のひらは沢山の感覚をキャッチしてくれます。クライアント様の肌の柔らかさ、温かさ、冷たさ、波打つ感覚…、「押す!流す!順番通りにやる!」という意識から抜けだした手は、とても優しくてふんわりとクライアントとセラピスト自身をも包むのですね。穏やかな時間です。

 

この柔らかい手で深い圧をかけるには、身体の使い方にコツがあるのです。特に肩甲骨周り、そして重心の使い方。正直簡単ではありませんが、自分の身体を自由に使いこなせると圧のかけ方や密着感、スムーズな流れの手技になるのです。もちろん身体を傷めることもありません。セラピスト自身がボディメカニクス、身体の使い方、つまりスタンス理論を学んでほしい、と声を大にしている理由がココにあるのです。

 

 

好転反応について

ジャパニーズオイルセラピーAtsu®を考案したのが2016年。本格的にセラピスト養成を始めたのが2017年。まだまだ日の浅い手技ではありますが、私自身のクライアント様や卒業生様のお客様のご感想から、とてもパワフルな施術だと感じています。

まず『内側からポカポカして体が温まる』『呼吸が深くなった』『目が良く見えるようになった』『いつも以上にやる気が出た』『心が前向きになった』『スッキリとした感覚で頭がクリアになった』(個人のご感想です)など、色々なお声を頂いてます。

反対に施術後に『とても眠くて仕方なかった』『頭が痛くなってしまった』『食欲が落ちた』『お腹を壊してしまった』『発熱した』などのお声を頂く事もあります。これは好転反応といいますが一例をご紹介します。緊張状態が続いていたり、ストレスが溜まっている時は心や体から何かがあふれそうな状況だったりします。施術を受けることで更なるエネルギーを加えられ、ギリギリで保っていた心や体が決壊し溢れてしまう事があるのです。

 

眠くなるのは緊張状態が解けて、緩んで体が休んでね~というサインかもしれません。また頭が痛くなる時は色々な事を考えてギュッとなっていた頭部が緩み偏頭痛が起きているかも…。更に食欲が落ちるのは「食べ過ぎだったからこれ以上はいらないよ~」という声だったり、お腹を壊すのは「体からいらないものを出そうね」などなど、健やかな心と体へバランスをとるための身体からの声なのです。

そんな時は身体の声に耳を傾けつつ、ぬるめの御白湯をゆっくり飲んで休んでください。「最近の自分はどうだったかな~、どんなもの食べていたかな~、どんな風に人とお付き合いしていたかな~」など振り返り、もう一度自分が心地良く過ごすために何が必要か、何がしたいかを問いかけてみてくださいね。(施術における好転反応の場合、数時間から数日のちに症状が治まるといわれていますが、万が一長く続くようでしたら医師にご相談下さい)

ただし、Atsu®では急激な好転反応は身体に大きな負担をかけると考え、東洋医学の気血水を元にして穏やかに施術効果が表れるよう施術の組立を工夫しています。(頭から始める場合と脚から始める場合などがあるのは、クライアント様の状況に合わせているからなのです)

 

 

圧と呼吸は連動している

 

ジャパニーズオイルセラピーAtsu®では禅の『調身・調息・調心』もテーマにしています。言葉の順番を見て頂く通り、禅では体をととのえ、息をととのえることで、心もととのうと考えます。

 

整えると調えるには意味が違い、『整える』には乱れることなく、『調える』という字には過不足なくという意味があります。つまり調は不足する事なく、余らせることなく、バランスよくという意味があるのですね。

ととのえるには、心が先か、身体が先か、皆さんそれぞれに思う事があると思いますが、禅の言葉にのっとって、Atsu®では身体と呼吸のバランス調整をすることで、その方の心がととのうお手伝いをさせて頂ければと思っています。

 

前述したように、押すのではなく、優しく柔らかく深く圧する事で、呼吸に関連する筋肉も弛緩し、だんだん呼吸が深くなってくるのが施術をしていて感じられます。

 

Atsu®のゆっくり骨まで沈み、静かに浮き上がるように手を緩めていくと、いつしか自然と深く息を吸い込み、吐いているクライアント様。

 

クライアント様の呼吸にセラピストは動きを合わせるのはもちろんですが、熟練のセラピストはクライアント様の呼吸を圧で誘導しています。

 

息が合う、という事は「気が合う」という事でもありますね。圧はお客様との信頼関係をも生み出すのだと私は思います。しかし、その為にはセラピスト自身が自分の呼吸を普段からコントロールできてこそ。日々それを目指して私も呼吸法など鍛錬しています。