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【ベトナムでの技術指導】ホーチミン MIUMIUSPA

 ご縁あってベトナム、ホーチミンのスパにて技術指導に行ってまいりました。主な研修内容は「Atsuドライヘッド」「Atsu式スタンス理論」の講習です。研修させていただいたのは、ホーチミンでも日本人が多く集まるレタントン通りにある「MIU MIU SPA(ミウミウスパ)」。ガイドブックには必ずと言っていいほど掲載されている人気の街スパです。

 

早朝便でホーチミンへ


今回の研修プレゼンのために6月にホーチミンへ行っていたので、5ヶ月ぶりのベトナム。前回同様、コストを抑えるためベトジェットエアを利用。

LCCなので機内サービスは一切ありません。なので、膝掛け、おにぎり、お菓子、本、音楽をダウンロードして準備万端で空港へ。朝9時のフライトで6時半には空港に行きましたが、すでに長蛇の列。ですが事前オンラインチェックインをしておいたので、専用カウンターでスムーズに荷物を預けることができました。

 

でも保安検査場ゲートが開くのは7時からなんですね…(ターミナルによって変わります)。結局、そこで20分以上待つことになりましたが、前に並んでたインド人親子が可愛くて癒されてました。

出国審査も終え、ゲートへ。LCCなのでゲートまではちょっと歩きます。ゲートまでの道のりに色々お店ありますが、時間が早いので、まだ空いてないところも多かったです。

 

ゲート近くのスタバが7時半にオープンするのを待って、温かいラテを購入。それでも搭乗までは1時間以上あり、のんびり本読んでました。

 

座席は通路側がお勧め

 

いよいよ機内に乗り込みましたが、ここでひとつ失敗。それは座席指定を窓側にしてしまったこと。前回は通路側だったので、コンパクトながらもそこまで窮屈さは感じなかったのですが、窓側はかなりの閉塞感^^;。

7時間のフライト中、やっぱりトイレに数回は行きたくなるので(というかじっとしていられない)、お隣のベトナム人ご夫婦にはご迷惑おかけしました汗。

 

ですが、窓から見える空はやっぱり綺麗だったし、海の青さも素晴らしく。ベトナム領空に入ってジャングルと街並みが見えた時、とってもワクワクしました。

 

ちなみに今回の研修のきっかけをくれたベトナム人通訳のユンさんが、ドラえもんの漫画をリクエスト(娘さんへのお土産)。今、技術の進歩で色々な道具がありますが、まだまだドラえもんの道具は実現されてないものもたくさんあり(タイムマシーンやどこでもドアとか)、やっぱりドラえもんすごい!と感動してました笑。

 

到着後は空港で現地のSIMを買い、携帯電話を開通。今回、ひとつの大きなチャレンジはGrabアプリを使って、ひとりでホテルまで行くこと。初めて使うタクシー配車アプリに苦戦しつつ、他のタクシードライバーに連れていかれそうになりながらも、なんとか無事ホテルまで到着しました(あー怖かった)

 

ベトナムの治安事情

 

到着した日は、スパオーナーさん方と翌日からの研修の打ち合わせを兼ねて、夕食をご馳走になりました(滞在中ほとんどご馳走になりっぱなしでしたが…)。

 

初日はサイゴンタワーの中にある中華料理屋さん。ホーチミンは、食べ物がなんでも揃っています。もちろんベトナム料理、中華料理、日本食、洋食、どれも美味しいです。おしゃれなカフェもいっぱいあるので食べることが好きな方には本当におすすめの場所ですね。

 

また治安もかなり良くなっているそうで、夜の外出も大丈夫!と現地の方は言ってました(もちろん、持ち物の防犯意識や暗いところに一人で行かないなどの注意は必要です)

ただ、空港での出来事を伝えたら「よく来れたね!流石に危ないよ〜」と皆さんびっくりしてました笑。

また日本とベトナムの時差は2時間。日本が夜10時ならベトナムは夜8時なので、ほぼ時差ボケもなく過ごせましたよ。翌日に備えて、早めに就寝しました。

研修スタート

 

すっきりと目覚めた翌朝。通訳のユンさんとロビーで待ち合わせして、MIUMIUへ。今回は、歩いて5分くらいのホテルに滞在したのでとても便利でした。

 

研修の参加人数は8名(うち男性1名)。MIUMIUのスタッフさんは30名以上いるのですが、今回参加された方は勤続年数が長く真面目なスタッフさんをピックアップされたそう(もちろん他の人が不真面目ということではありません)。

 

お互いにやや緊張の面持ちで挨拶をして、まずはAtsuドライヘッドの講習からスタートです。この研修のきっかけは、ジャパニーズオイルセラピーAtsuを海外の方にも知ってもらいたい!という私の想いを通訳のユンさんが組んでくださり、MIUMIUスパのオーナーさんを紹介してくれました。そこで、前回6月に施術を受けてもらったのです。

手力ではないドライヘッドの圧と抜きの感覚に「これMIUMIUのメニューに入れたい!」と、即決。他にもスタッフが手や体を痛めないようにするための体の使い方も教えてほしい、とのことだったので、そこはもうAtsuの得意な分野、Atsu式スタンス理論講座を組み合わせることになりました。

 

ありがたいご縁です。

 

 

 

初日の様子。スタッフの皆さん、まだまだ遠巻きに私を見てます笑。でも、写真を撮っても良い?と聞いたら笑顔を見せてくれました。

今回、1番のポイントは「いかに手の力を使わずに深くて気持ち良い刺激を伝えられるか?」ということでした。

 

世界中から旅行者の集まるホーチミンにはたくさんのスパがあり、とてもリーズナブルに受けることができます。そのため、マッサージを受けることを旅行の楽しみのひとつにしている人も多くいます。

そんな中、強い刺激を求める人も少なくはありません(日本でもいらっしゃいます)。強圧を求められるセラピストはどうしても「刺激は強くしなければならない」という感覚が強くなりがち。しかし一方で手力によるもみ返しのクレームや、無理な施術でのセラピストの消耗や怪我など、問題点も起きたりします。

今回のスタッフさんも、刺激を強くしなければ!という思いが強く、Atsuドライヘッドもスタンス理論でも、手力と体重の圧での感覚の違いを理解してもらうのが一番大変でした。

そこで、まずセラピスト自身に違いを体験してもらうことに。手力と体重の圧は何が違うのか?…ということで、初日は理論と9名全員にひとりひとりドライヘッドを施術しました。

 

手力と体重の圧の感じ方の違い

 

手力と体重の圧での感じ方の大きな違いは、いくつかあります。クライアントの感じ方としては、手の力で押す圧は「痛みがある」「点で感じる」「呼吸が止まる」「鋭い」「手や指が硬い」「皮膚がつられる」などなど。

一方、体重の圧の場合は「指や手が柔らかい」「当たっている場所が広く感じる」「リラックスできる」「深いのに痛みが無い」最後に「身体中に響くような感覚がある」です。

 

スタッフの皆さん、特に「身体中に響くような感覚」が初めての感覚の人が多く、足までビリビリきた!なにこの感覚!とびっくりされてました。

またゆっくりと抜く圧で、筋肉がフワッと緩んだ、など、色々な感想をお話しされてましたね。痛みのある刺激に慣れているみなさんに、これが受け入れてもらえるだろうか…と正直心配していましたが、「気持ち良くて幸せ!」とニコニコしてくれてました(良かった〜ホッ)。

 

また「なぜその技術をするのか?」ということを、骨や筋肉のアプリで何度も繰り返し伝えます。特に、触れてはいけない場所や、強くしすぎることでかえって危険な場所などなど。解剖や理論の勉強もとても真剣に聞いてくれるとても素直な皆さんでした。

おもてなしの心を伝える所作

他にAtsu式スタンス理論では、体重の圧を安定させるための体の使い方を伝えました。以前のベトナム研修でも感じたことですが、スタッフの皆さん、本当に体の感覚が良いんですよね。手順の覚えも早いですし、とにかく安定感があるんです。

私の勝手な持論ですが、きっと日常的なバイク移動で体幹が鍛えられているのかな?と思ってます。アジア圏では移動にバイクを使っている国が多いですがベトナムのバイク率もスゴイんです。どうしてブツからないの?と思うくらい、ササっとすり抜けていくバイクと車に、初めてベトナムに行った時はびっくりしました。

 

そんなみなさんに、普段の姿勢から気をつけるようにね!とうるさく伝えていたら、最終日に「バイクの乗り方を意識してる。姿勢が悪いなと思った時、ともこの顔を思い出す」とスタッフの皆さんから言われました笑。

また、ドライヘッドやスタンス以外に、タオルワークもチェックしてほしいと追加オファーもありました。お客さまに快適に過ごしてほしい、というMIUMIUオーナーさんの想いです。これはスタッフ全員の方に参加いただきました。

最終日にMIUMIUでアロマトリートメントを受けた際、短い研修時間だったにも関わらず、触れ方、タオルワーク完璧でびっくり!(そのスタッフさんは8名に含まれていない方です)。さすが人気のスパ。感心しちゃいました。

 

スタッフの皆さん

 

研修を受けてくれたスタッフの皆さんです。途中、どうしても手の力を抜くことができずに、悔し涙を流すこともありましたが、みな笑顔で最後まで頑張ってくれました。

最後は、ドライヘッドの試験も行い8名中6名の合格。残念ながら全員合格とはなりませんでしたが、また次回の来越の際にフォローさせていただきたいと思います。

言葉は通じないながらも、通訳のユンさんや、オーナーのチャンさん(日本語が堪能)がサポートしてくださり、無事に7日間の研修を終えることができて、本当にホッとしています。

 

そういえばスタッフさんが、いつも食べたことのないフルーツを持ってきてくれて、私の反応を見てましたね笑。美味しい!と伝えると嬉しそうに笑っててこちらまで嬉しくなっちゃうという幸せの連鎖。おかげさまで毎日ビタミンCいっぱいで元気に過ごせました!

 

ベトナムにはスパが多いと前述しましたが、入口前で呼び込みをしているお店もたくさんあります。が、呼び込みを一切せず、逆に急な予約は難しいMIUMIUスパのスタッフさんのレベルの高さや、技術の素晴らしさなど、勉強になることばかりで本当に貴重な体験ばかりでした。

 

1ヶ月くらい滞在してた気分

最後に…ベトナムのみなさんの優しさやフレンドリーさのお陰様で、本当に居心地の良いベトナム研修でした。今回は一人でタクシーに乗ったり、道で売っている春巻き食べたり、ローカルなクリーニング屋さんにチャレンジしたり。そしベトナム滞在20年以上の素敵な日本人女性の方と仲良くなれたり。気がつけば、1ヶ月くらい滞在していたような気分です。

海外での技術研修は3回目ですが、Atsuを通じて日本の良さをたくさん伝えられるよう、これからも頑張ろうと帰ってきました。

 

日本に戻ったら疲れ出るかな…と思ってましたが、それが意外と元気なんです!かえって出国前よりも声が大きくなってハラが据わったような感覚、めちゃめちゃエネジーチャージしてきたようです。ますますベトナム大好きな国になりました。また年内にもう1回、来年にも1回、すでに来越が決まっているので、ベトナムのみなさんに会えるのが本当に楽しみです。

 

日記のような内容に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!

【開催報告(奈良)】Atsu式スタンス理論講座

久しぶりの関西でのスタンス理論講座、基礎編、応用編と2日間連続で開催させていただきました! 今回はAtsu認定講師の「おうちサロンSmile さかもといよさん」とのW講師で、みなさまをお迎えしました。開催場所の奈良だけでなく、京都、大阪、徳島、和歌山、三重県からもご参加くださり満員御礼のとても賑やかな回となりました。

 

基礎編のおはなし

基礎編ご参加のみなさま
基礎編ご参加のみなさま

 

基礎編では、主に「疲れない・傷めない・手力のない深く密着した圧が乗せられるようになる」ということを前提に、体の使い方をレクチャーします。

午前中の座学で、骨格レベルでセラピスト自身のメカニクスを学びます。

 

体が一番、疲れにくいのはどんな姿勢なの?という大まかな視点から、ひとつひとつのパーツを分解して、どんな役割があるのかを見ていきます。

例えば、頭の位置ひとつでも、スタンスが崩れて、お客さまに与える感覚はガラッと変わります。

頭の重さは全体重の約8%前後といわれ、50キログラムの方なら約4〜5キロの重さがあります。お米5キロを想像してもらえるとわかりますが、結構な重さなのですよね。

施術の時に下を見過ぎたり、顔が斜めを向くことで、首や肩周りの筋肉が引っ張られ、姿勢を歪ませるだけでなく、疲労感が大きくなります。

 

施術に自信が持てない理由は?

自分の骨盤の向きをチェック
自分の骨盤の向きをチェック

 

他にも、なぜその姿勢だと、疲れやすいのか、動きづらいのか?など、自分の体を客観的に見ながら説明しました。

 

施術に対して、自信が持てないと感じる時、体の使いづらさが原因のひとつにあります。腕を自由に使えない姿勢になっていたり、体重を預けにくい立ち位置になっていたり…。

体が動かしづらいと、やっぱり体は緊張してしまいます。不安定な中、体を動かすのに必死になると、手の感覚まで気が回らない…とのですね。

体も手もしっくりこないと、「これで良い!」と自分の感覚に自分でOKが出せず、クライアントさんの評価にいつまでも頼ってしまうことになるのです。

クライアントさんが喜んでくださったら「今日の施術は大丈夫だった」と思えるし、もし、その逆の様子なら「あれ、今日は施術がうまく出来なかったのかな?」なんて不安なるかもしれませんね。

Atsu式スタンス理論では、とにかく体が緊張しない状態で施術をすることが大前提。そんなお話をもとに、午後からはいよいよ実践編です。

 

今までとは全く違うけど、こんなに楽でいいんだ

 ご参加くださった皆さんが、口々に言っていたのは「今までの体の使い方とは全く違うので、戸惑います」という言葉。確かにベッドの高さも低め、足の位置や手の位置も変わりました。理論では、なるほど〜と頷きながら聞いてくださっていましたが、いざ実践!となると、あれれ?となっている方がほとんどでした。

この講座では、新しい技術を学ぶのではなく、今まで学んできた技術をAtsu式スタンス理論に当てはめていきます。その理由として、技術はその方にとって大切な財産です。宝物を磨く感覚で、新しい視点でチャレンジしていただきたいのです。

みなさんの技術をひとつずつ、「足の位置はここにしてみましょう」「体の位置をもう少し乗り込ませてみましょう」などなど、基本に沿って調整していきます。細かいことを言い出したらキリがありませんが、まずは圧をかけずに基本の「足の位置」「体の位置」「腕の位置」を意識してもらいました。

少しの位置を変えることで、まず反応があったのがモデルさんの感想です。「あ!手が柔らかくなった」「圧が深く密着感があります」「気持ちいい!」などの言葉が飛び交います。セラピストさんは「え!これでいいんですか?全然、体の痛みが無くて楽です!」と自分の体感と共に、モデルさんの感想にもびっくりです。

 

圧をかけずに練習する

 とても不思議がられたのは、「圧かけてないんですけど、入ってるんですね?」ということ。Atsu式スタンス理論では、体の重みをクライアントに預けて自分が楽をする、ということを目指しています。しかし、この預ける、という感覚、意外と「押す」と区別しづらいものなんですね。

もし、これを読んでくださっている方、目の前のものをぐっと手で押してみてください。どうでしょうか?体に力が入り、息が止まりませんでしたか?冒頭でもお伝えしたように、緊張状態の体は「固定」を優先させます。そのため、オイルトリートメントのように「動き」を求められる施術には「押す」という行為は適していないと私は考えています。

固定が優先の体を無理に動かそうとするので、体のあちこちに痛みが出たり、無理が生じて疲れやすくなるのですね。

 

なので、「体を預ける」と「押す」の違いの感覚が身につくまでは、圧をかけることは後回しにしてください。まずは、身体の使い方や位置関係を覚え、それから徐々に感覚を鍛えていくのが良いでしょう。でも実は、スタンスが整った時点で、体を預ける状態になっているので、すでにクライアントには圧が入っているのです。

 

初めてのスタンスなので、なかなか理論通りには動けないかもしれませんが、コツはスタンス理論の法則通りに、ひとつずつトライしてみること。どんなスポーツでも最初から試合はできませんね。ひとつひとつ動きを練習して、初めて実践になるのですから。でも一番大切なのは、セラピスト、クライアント共に、不安感無く、心地よい感覚を施術中に共有できることだと思います。

 

応用編のお話

応用編参加のみなさま
応用編参加のみなさま

 

二日目は応用編。基礎に引き続き6名の方がご参加くださいました。ありがとうございます♪

 

応用編は以前と少しリニューアルして「感覚」に焦点を当てています。というのも、私たちはお客さまに直に皮膚に触れるお仕事をしています。

皮膚は第2の脳(第3とも)といわれており、皮膚から伝わる感覚が心だけでなく、神経やホルモンへの影響が大きいとされています。

皮膚はどんなことを感じているのか、また心を動かす「触れ方やスピード、圧のかけ方」など、解剖生理学の視点から紐解きました。

さらに、もっと着目していきたいのは圧の面が広くなる触れ方です。ジャパニーズオイルセラピーAtsuの特徴は、触れられた部分の面の広さです。よく、手が大きいですね、と言われますが、実は基礎編でお伝えした独自のスタンスと圧の乗せ方で、密着の深さや広さがぐんと変わるのです。

まさに溶けあう感覚です。

 

今回の講座にご参加くださった皆様も、モデルになってみて「自分を大切に扱ってもらっている感じがした」「セラピストさんの手のぬくもりが安心できて、優しい気持ちになれた」など、必死になりがちな練習時間の中で、変化する心の感覚も体感していただけたようです。

参加当初は緊張もあったと思いますが、みなさんのお顔がどんどん柔らかくなり、会場が優しい雰囲気になったのも(みなさまのお人柄はもちろん)、ここにも理由があったと私は勝手に思っています^^。

 

ご感想いただきました

 ご参加の皆様より、終了後にメッセージをいただきました。とても嬉しかったのでご紹介させてください(許可をいただいての掲載です)


 

2日間「Atsu式スタンス理論講座」を開催していただき本当にありがとうございました。どうしてもすぐにお礼を伝えたくて...こんな時間にすみません。

 

先生のお人柄、雰囲気、立ち振る舞い、話し方、全てが本当に素敵で。相手の緊張を包み込むようなオーラに私も先生のようなセラピストになりたい!と思いました。私の悩みを丁寧に聞いていただき、スタンスの指導や今ある手技のアドバイスも本当に有り難かったです。

 

Instagramでいつも拝見していましたが、やはり対面で伝えていただくこと、体験するのは違うなと感じました。勇気を出して講座に参加してよかったです。

 

先生をはじめ、いよさんや受講生のみなさんが本当に優しくて温かくて、このメンバーで2日間学べたことは私の宝物です。まだまだ未熟者ですが、沢山学んで練習してお客様に還元していきたいと思います。世界平和を目指して精進します!長くなりましたが、2日間本当にありがとうございました。またお会いできる機会があれば是非参加させていただきます。(京都からご参加)


貴重な学びの2日間でした。ありがとうございました。智子先生の教えはとてもわかりやすく、なるほどと腑に落ちることばかりでした。

 

このタイミングでみなさんとお会いできた事、これだ!!と思うことに出会えたこと。すべてに感謝です。自分の心持ちや立ち居振る舞いが変わるというよりは、拡がったような感覚でいます。

 

またご一緒させて頂ける機会があれば、いつでも参加致します。(奈良からご参加)

 


他にもインスタなどでもご紹介してくださり、ありがとうございました。笑いあり涙ありのとても濃い2日間でした。DVDで予習もしてくださった方も多く、嬉しかったです。

 

また数年ぶりの開催でしたが、再受講でご参加くださった先輩セラピストさん方の的確なアドバイスや場を盛り上げていただいたお陰様で、みなさんの緊張が早く解けたと思います。さらに、W講師のさかもといよさんの、受講生さんに寄り添った丁寧な指導がまた素晴らしく安心して関東に戻りました。

何より、技術向上したい!というセラピストさんの熱意と、お客さまに喜んで欲しいという願いが本当に素晴らしいなと思う2日間でした。皆さま、この度のご縁、本当に感謝しております。また再受講や練習会などでお会いしましょう。

 

Atsu式スタンス理論講座の詳細はこちら

 

【開催報告】BABジャパン後援セミナー「こころを調える禅のオイルセラピーAtsu」

 

先日、「禅のオイルセラピーAtsu」DVD発売と連動して、BABジャパン様後援セミナーを開催させていただきました。

 

今回は、関東の方だけでなく大阪、山梨、新潟、宮城、兵庫の方からもお申込をいただき、前日の台風にヒヤヒヤしましたが、当日を無事迎えることができました。

前半は座学からスタート。

 

人の体に触れる施術は、世界各地で伝統的な歴史があります。その土地の風土、時代、環境に応じて変化し、脈々と今に受け継がれています。

今に生きるセラピストとして、伝統を大切にしつつ、現代人の身体に起きていることや、それに応じた施術をするには?を、データなどを使いながらお話しさせていただきました。

例えば、私自身、セラピストの道に足を踏み入れたのは20年以上前になりますが、その当時は「うつ」という概念は一般的ではなかったり、インターネットの普及はまだまだで、もちろんスマートフォンも無い時代でした。

 

今回、資料を作りながら感じたこと。10年ひと昔どころか、1年、1年が目まぐるしく変化する今、健康やストレスなどの意識の変化が、厚生労働省の国民生活基礎調査に表れているなぁとしみじみ…(興味のある方はぜひ調べてみてください)。

 

さらに、頑張り屋さんの多い現代で、身体への意識が希薄になることで起きる心身の影響などなど、心理学の面からも掘り下げました。健康調査では、8割近くの方は自分は健康だと答えています(2019年データ)。

しかし、健康と答えた人の内訳(とても良い・良い・普通)や、ストレスを感じている人のデータやみると、そこに矛盾を感じたり。身体のケアと共に心のケアにつながる施術の大切さを改めて感じましたね…。

 

そこで、今、私たちセラピストが何に注意して施術をおこなうと良いのか、どんな部位を優先的に緩めるのか?などを今までの自身の実績を元にまとめてみました。やはり実践的な部分で一番お伝えしたかったのは「触れる」ということです。

 

 

今回のテーマでもある「心を調える」という、感情まで揺り動かすような触れ方を目指すには、ストロークのスピードが大きく関連しています。

 

今回おすすめのゆっくりスピードが及ぼす肌感覚や脳への影響を、座学でお話ししつつ、午後の実技で実際に皆さんに体験していただきました。

 

外から見ていると、カタツムリのようなスピードでも、受け手のモデルさんは「遅い」とは感じず、むしろ講義でお伝えしたような心地良さのみならず、ホッとするというような安心感などを感じている方が多かったです。

 

 

 

ジャパニーズオイルセラピーAtsuには、そのゆっくりストロークの他、手の力を使わずに深く溶け込んでいくような重みの施術を得意としています。それも皆さんに体感いただいたのですが、Atsuの圧(シャレではありません笑)は、手根のみなのに面が広く、身体の芯に響きを感じる方もいます。

 

みなさん、とても不思議がっていて「今までに感じたことの無い感覚で気持ちいい!」とのお声が嬉しかったです。緩みを得意とする施術なので、ほんの少しの施術体験でしたが、体が軽くなった!翌日便通が改善された!とメッセージをくださった方もおられました(嬉しい〜)。

 

 

とても短い時間の中での練習だったので、あっという間ではありましたが、やっぱり技術練習は楽しい!

みなさんの向上心溢れる楽しそうな様子に、久しぶりの外部講座でしたが私もとっても楽しかったです。改めましてご参加ありがとうございました。

また開催にあたり、事前の準備や何度もやりとりさせていただいたBABスタッフの皆様にも心よりお礼を申し上げます。

 

最後に…BABスタッフさんから「禅のオイルセラピーAtsu」DVDが、社内予想よりも販売部数が出ていると教えていただきました〜。なんと!ご購入してくださった皆様、本当にありがとうございます!

 

現在、長期スクールレッスンはご新規様の受付は休止中ですが、スタンス理論講座などの単発レッスンは開催しております。ぜひまたいらしてくださいね。

 

この度のご縁に感謝を込めて

 

単発講座のご案内はこちら

サロンのご案内はこちら

 

【開催報告】8/31 おもてなしのタオルワーク講座

 先日、はじめての東京サロンでのWS「おもてなしのタオルワーク講座」を開催しました。小さなサロンなので2名様限定。スペース的にどうかな…と思いつつ、なんとかスケジュール通りに終えることができました。


この講座は、一枚シーツを使ったトリートメント中のタオルワークで、別名をドレーピングと呼んでいます。

ドレーピングはテクニックとしても奥が深く、私が学んだものは、もっと複雑なのですが、時間をかけず、丁寧で、かつお客様に安心感が伝わる、ということをテーマにアレンジしてます。

スクールでも大切にしているこのレッスンを、ミニワークでお伝えしようと思ったきっかけは、お客様の一言でした。

「関口さんて、どこかの高級ホテルスパとかで働いてましたか?」と,施術中に問いかけられ、「いえいえ?なぜでしょうか?」と伺ったところ、

「シーツの扱いが丁寧で、不安が感じられないんです。シーツの上からも手が離れなくて、いつも触れられているのが安心するんです。色々なところに施術を受けに行ったんですが、ここまで細かく気配りしてくれているのが珍しいので(多分こんな感じ、盛って無いと思います…汗)」

と、嬉しいお言葉をかけていただきました。

と,同時にドレーピングで不安や不快感を感じるお客様がいる、というリアルなお声に考えさせられました。そこで、インスタでドレーピングの動画をアップしてみようかな…と思ったのが、まず最初です。

6万件再生、400件以上保存された動画はこちら

 

そして東京サロンで講座をしてみたいなと思ったのですが、なにぶん小さなサロンなので、スペースが大丈夫かな…と思いつつ。

逆にサロンという雰囲気や、実際に使用しているリネン類を体験しながらの体験型講座にしよう!ということで、【体験型 おもてなしのタオルワーク講座】が出来上がりました。

当日は簡単に自己紹介して、ドレーピングについての説明、そして「安心できる触れ方やトレーニング方法」をお伝えしました。

そして早速実践編へ。
参加者お二人のうち、ひとりがデモンストレーションモデルさん、もうひとりが見学で学ぶというスタイルです。

 

講座の様子はこちらからご覧いただけます

 

ご参加くださった生徒様はセラピストさん。技術以外の細かい部分を学んでみたかったとのことでしたが、まず頭、デコルテ、腕、脚、背中などのドレーピングを体験くださり「これだけでもリラックスして満足感がある!」とびっくりされておられました。

「ただ布をまくれば良いと思っていたけど、プライベートゾーンの際に手を添えるだけで、こんなに安心度が違うとは!」と、そのまま録音しておきたいくらい、この講座がお伝えしたいことを言葉にしてくださり嬉しかったです。

また生徒様のおひとりは、以前サロンでお客様としてもお越しくださり「いつもすぐに爆睡する理由がわかりました、施術前のドレーピングって大事ですね!また施術中、こんなことをしていたんだ、というのがよくわかりました!」と、これまた録音レベルで嬉しいご感想をいただきました。

今回はスペースの都合で2名様でしたが、和気藹々と、またじっくりと体験、見学をしていただけてちょうどよかったです。

 

次回は9月29日(金)(こちらは満席)、11月2日(木)、12月1日(金)を予定しています。ぜひご参加お待ちしております♪

満員御礼10/25-26 【奈良】スタンス理論講座


【関西開催】どんな手技にも応用できるAtsu式スタンス理論講座2Days



こちらは定員に達しました。

キャンセル待ちをご希望の方は以下よりお申込くださいませ。

次回のご案内も優先的にお送りいたします。

 

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久しぶりにAtsu式スタンス理論講座

関西で開催します。

 

もう10年近く開催してきた

この講座ですが、

 

受講してくださった皆様の

圧倒的な参加理由は

 

・技術がもっと上手になりたい

 

でした。

 

それ以外に

 

・施術中や施術後、体が痛くなる

・施術後に疲れ切ってしまう

・うまく体が使えない

 

という体の不調、違和感も多いです。

特に腰の痛みがダントツですね。

 

さらに、

 

・圧が乗らない

・弱いと言われてしまう

 

逆に

 

・もみ返しがくると言われる

・手力になってしまう

 

など圧のかけ方の問題。

 

そして

 

・自信がいつまでも持てない

 

から積極的に集客できない

 

などの気持ちや不安感が

いつまでも拭えないというお声も

ありました。

 

 

オイルトリートメントの手技を

安定させるには様々な学びが必要ですが、

まず、自分の身体をどうやって

動かしたらいいのかを理解する必要があります。

 

Atsu式スタンス理論は、

セラピスト姿勢の取り扱い説明書

をご一緒に学んでいくものなのですね。

 

 

基本的なルールを決めて

それに当てはめていくことで

とにかく色々な意味で無理が無くなります。

 

 

体が動きやすく、痛みも無くなり…

 と、同時に気持ちも安定し

お客様への心持ちも変わっていきます。

 

もちろん、お客さまの体感も変わるので、

いつも以上に喜んでいただけた!

というお声も講座後にお寄せいただいてますよ。

(そのお声が一番嬉しい!)

 

 

技術講座、うまくできるかな…と

不安になるかもしれませんが、

ご自分のお持ちの手技をベースに

スタンス理論の法則を当てはめるので

リラックスしてご参加くださいね。

 

 

 

少し独特な動きもあるので

最初は戸惑うかもしれません。

 

 

ですが、チャレンジしてみませんか?

 

 

・体の痛みを軽減したい

・密着感をもっと増やしたい

・お客様ととけあう触れ合いをしたい

・自信をもって楽しく施術したい

 

 

体の芯まで響くような

深い浸透圧をかける(でも痛くない!)

とけあいのセラピーを目指す方に

このAtsu式スタンスはお勧めです♪

 

 

 

すでに開催は決定。

あとは人数に応じての

会場設定中です。

 

奈良葛城市または香芝市付近で

開催を予定しています。

(電車の駅から徒歩圏内の施設)

 

 

基礎編と応用編の2日間を予定しています。

基礎編のみの参加もOK

(応用編は基礎参加の方のみ)

 

基礎編の詳細はこちら

 

応用編の詳細はこちら

 

この機会にどうぞご参加ください♪

 

 

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開催日:基礎編:2023年10月25日(水)/応用編:2023年10月26日(木)

時 間:両日とも10時〜16時(昼休憩あり)

内 容:座学・実技(詳細はこちら

定 員:4名〜(開催決定)

場 所:奈良県葛城市または香芝市(予定)

  

参加費:(事前お振込)

基礎編のみ 25000円(税込27500円)

応用編のみ 25000円(税込27500円)

両日ご参加 10%オフ 45000円(税込49500円)

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再受講ご希望の皆様へ
基礎または応用編も新情報ありで

さらにパワーアップしております。

ぜひともご参加ください♪

参加費:(事前お振込)

基礎編のみ 5000円(税込5500円)
応用編のみ 5000円(税込5500円)
両日ご参加 10%オフ 9000円(税込9900円)

*ベッドお貸出にご協力お願い
可能な場合は備考欄にてお知らせくださいませ 

 

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*ご入金後のキャンセル返金はございません

*このイベントは女性限定とさせていただきます

 

 

 


お申込フォーム(キャンセル待ち)

現在キャンセル待ちとなります

ご希望の方は次回開催日など優先的にお知らせいたします

メモ: * は入力必須項目です


Atsuスタンス理論講師

どうぞよろしくお願いいたします♪

関口智子(せきぐちともこ)
AtsuStudioJapan代表
Instagram

坂本伊代(さかもといよ)

Smile代表

Instagram



開催に向けてのイベント
2023/7/31(月)インスタライブ(アーカイブはこちら
2023/8/21(月)20:30〜インスタライブ


よくあるご質問をまとめました

 

Q:参加対象者を教えてください

A:オイルトリートメントの手技をお持ちの方が対象です

 

Q:初心者ですが参加しても大丈夫でしょうか?

A:オイルトリートメントのボディの手技をお持ちの方でしたら、経験に関係なくご参加ください

 

Q:実技は何をするのですか?

A:参加者の皆様でペアになっていただき、Atsu式スタンス理論でご自分の手技を練習します。受け手として感覚の違いも学べます。

 

Q:新しい手技は学べますか?
A:今回はご自分の手技のスキルアップを目指しますので、新しい手技講座はございません

その他のご質問がございましたら、お気軽にお寄せくださいませ

  


ジャパニーズオイルセラピーAtsuとは



9/26(火) 【特別講座】スタンス理論講座


身長154㎝以下の方のためのスタンス理論講座



こちらの講座は定員に達しなかったため開催中止となりました。

またの機会にどうぞよろしくお願いいたします。

 

スタンス理論講座、初めての

身長154センチ以下限定の特別講座を

開催させていただきます。

 

というのも、

Atsu認定講師のおひとり

宮本えみさんは

身長が146センチ。

小柄で華奢な体型ですが

安定したスタンスと圧で

お客様に喜んでいただいています。

しかし、ご本人曰く
色々とご苦労もあったそうで…。

例えば

 

・技術になんだか自信が持てない

・体重が乗せられない

・安定した圧が掛けられない

・体が安定して施術が出来ない

・手力に頼ってしまう

 

などなど。

 

 

先日のインスタライブでも、

お客様に、施術前に「なんだか申し訳ないわね…」と

言われてしまうことがある、ともおっしゃってました。

インスタアーカイブはこちらからご覧いただけます

 

 

 

Atsuを学んでいただき

技術安定までに、紆余曲折、

一生懸命努力され、講師になられた

えみさんだからこそのアドバイスもあるはず!と

今回の企画に至りました。

 

 

えみさんから、

こんな方にお勧め!を

まとめていただきましたよ。

 

ーーーーーーーーーーー

 

【こんな方にお勧め】

 

・カラダの使い方がわからない

・小さいと施術が不利に思っている

・手力になっていると思う

・カラダに痛みが出る

・揉み返しが心配

 

 ーーーーーーーーーーー

 

スタンス理論の基礎編では、

 

その方にあったベッドの高さ、

体重が乗せやすい立ち位置
深く気持ち良い圧のかけ方

 

を、一人一人に合わせて

アドバイスをします。

 

もちろん、えみさんも

講師としていますので、

直接、お悩みなどをご相談いただけます。

 

 ーーーーーーーーーーー

 

最後に、えみさんから

Atsuスタンス理論を学んで変わったこと

も教えてもらいましたので、ご紹介しますね。

 

・施術の自信がついた

・施術が安定した

・体重の乗せ方がわかるようになった

・手力が無くなった

・お客様の満足度が上がった

・密着感が増した

・触れた時の気持ち良さが変わった

・クライアントとセラピストが一体化すること感覚が味わえるようになった 

 

 

溶け合うような

深気持ち良い圧で、

どんな方でも手に入れられる

法則がAtsu式スタンス理論にはあります。

 

 

 

ご一緒に技術向上にむけて

探求していきましょう。

 

=======

 

開催日:2023年9月26日(火)

時 間:10時〜16時(昼休憩あり)

内 容:座学・実技(詳細はこちら

定 員:4名(最少催行人数2名〜)

場 所:当スクール(さいたま市)

 

*電車でお越しの方へ

当日JR浦和駅に車で送迎します
詳細はお申込後にご案内します

*車でのご来場も可能です(駐車場あり)

 

 

 

  

参加費:(事前お振込)

25000円(税込27000円)

 

*ご入金後のキャンセル返金はございません

*このイベントは女性限定とさせていただきます

*再受講枠は今回はございません

 

 

 


Atsuスタンス理論講師

どうぞよろしくお願いいたします♪

関口智子(せきぐちともこ)
AtsuStudioJapan代表
Instagram

宮本江美(みやもとえみ)

ルリアン代表
Instagram



ジャパニーズオイルセラピーAtsuとは


開催場所のアクセス

 

開催場所
AtsuStudioJapan
さいたま市緑区中尾1808−6 公園側玄関

  

駐車場あり
詳しいアクセス方法はこちらから

 

 



よくあるご質問をまとめました

 

Q:参加対象者を教えてください

A:今回は身長154センチ以下のオイルトリートメントセラピストさんが対象です

 

Q:初心者ですが参加しても大丈夫でしょうか?

A:オイルトリートメントのボディの手技をお持ちの方でしたら、経験に関係なくご参加ください

 

 

Q:実技は何をするのですか?

A:参加者の皆様でペアになっていただき、Atsu式スタンス理論でご自分の手技を練習します。受け手として感覚の違いも学べます。

 

Q:新しい手技は学べますか?
A:今回はご自分の手技のスキルアップを目指しますので、新しい手技講座はございません

その他のご質問がございましたら、お気軽にお寄せくださいませ

  


感覚は育つもの・育てるもの

 2022年年末、新しい講座を立ち上げました。テーマは「セラピストの感覚を育てる」です。ずっと単発講座として形にしたく、長年温めていました。というのも、セラピスト育成の技術指導する上で、技術の形を伝える以上に、感覚って伝えるのが難しい…と感じたことがきっかけでした。

 

レッスンで触れ方が伝えられない…

 技術指導では、ひとつひとつの技法以前に、とても大切にしていることがあります。それは「クライアントを大切にすること」です。こんなこと、当たり前じゃないか、と思われるかもしれませんが、これが結構難しいんです。

 

レッスン中、「もっと丁寧に触れてください」「施術中はできるだけ手を離さないようにしましょう」「シーツをグイグイ引っ張らないでくださいね」と、技術指導の合間に何度もお伝えします。生徒様は技術練習に一生懸命なので、そこまで気が回らないということもあるかな…と思いつつも、練習の時点で意識付けしていくことが大切なので、妥協はできませんでした。

 

 多くのセラピストがお客様に「ゆっくりと休んでほしい」、「心身を癒していただきたい」と、労わりの気持ちを胸に施術をしています。つまり手から想いを伝えるお仕事なのです。悪気は無くても、ついつい、乱暴に触れてしまった、ぎゅっと押してしまったら、板割りの気持ちどころか、逆に乱暴にされたと不安や怒りを感じさせてしまうかもしれません。

 

しかし、なかなか伝わらない時もあり、「改善しないのはなぜだろう…、伝え方に問題があるのかもしれない」と、自身の指導方法にも疑問を持つようになりました。

 

 

それってつもりだったかも

 ふと思ったのが、「私の触れ方が、丁寧に触れるというイメージに繋がってないのでは?」ということでした。レッスンでは、その日学ぶ技術を必ず生徒さんにデモンストレーション、つまり体感してもらってから練習します。表現者であるセラピストは、自分の身体、感覚で経験してこそ、その技術を共感性のあるセラピーとして表現できると思っています。


私自身、丁寧にデモンストレーションしていた「つもり」ですが、骨筋のラインを正確に辿らなきゃ、とか、感覚を正しく伝えなきゃ、とか、丁寧さや温かみにかけるものがあったのかもしれない…と、もう一度見直すことにしました。

 

日々のトレーニングで

 まずは自分の日常から見直しました。実は昔から旦那さんに「あなたは、力の加減を知らない」と言われてました。相手をペシっと軽く叩いたつもりでも、「痛すぎる!」と叱られることシバシバ…。それだけでなく、日常生活を振り返ってみると、歯磨きをすれば歯茎から血が出てたり(たぶん強く擦りすぎ)、掃除しながら色々なものにぶつかって倒したり、割ってしまったり(距離感が掴めない)…。

それこそ位置覚が鈍かったんですよね。

自身は、それでも丁寧に暮らしている「つもり」だったので、娘に「私って結構荒かったんだね…」と聞いたら「え、今頃知ったの?」との返事。知らぬは本人ばかりなりでした笑。

気持ちが焦ったり、落ち着かないと、この傾向が強く出てくるようなので、まずは入浴時に20分の瞑想して、心を落ち着かせるトレーニングをしました。さらに、コップやお皿を置いたり、片付ける時に音を鳴らさないようにするなど、何かに触れる時は、フワッと弧を描くような動きを意識し続けました。

特に、自分に触れる時に優しく、そっと触れるようもしましたね。前述の歯磨きもそうですが、洗髪の時や体を洗う時に、できるだけ優しく柔らかく、ゆっくりした動作に。すると、だんだん気持ちも穏やかになって、モノにぶつかる回数も減ってきた…と思います笑

そんなトレーニングの日々で、一番、変化を感じたことがありました。

 

動物は正直

 それはペットへの触れ方。飼っている猫たちに触れる際、突然、触らないように、まずはフワッと手や指を近づけます。その後、手のひら全体で、ゆっくりゆっくりと毛並みを流しながら触れるよう気をつけてみました。わたしの大切な家族です。優しく声がけしながら、温かい眼差しを向けて、丁寧にゆっくりと触れて、マインドフルを意識しました。

うちの猫たちは代々、保護猫なので、中には警戒心が強く、触られるのを嫌がる子もいました。ですが、触れ方を変えたら時には自分から頭を擦り付けてくるように!これは嬉しかったですね〜。触れ方で信頼関係が変わった、と思えた瞬間でした。

 

感覚は育つもの

 たびたび、このブログでもお伝えしていますが、私自身、感覚はもともと鈍いタイプ。その原因の一つには、幼少期の経験があると思います。年子の姉という立場だったせいか、あまり母に甘えていた記憶が無く、優しく触れられたという思い出があまりありません。母も若くして年子の姉妹、そして今でいうワンオペ状態で、必死だったのでしょう。

 

 セラピストになるためのプロ研修では、自分の感覚がよくわからず、しょっちゅう腱鞘炎になったりしてました。つまり体からのメッセージを無視した無理な手力だったのでしょう。今思うと、その頃のお客様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

自身の幼少期の体験のせいにするわけではありませんが、触れるという感性や感覚は経験していないと、同じように表現するのは難しいと心理学でもいわれています。しかし、大人になってからでも、意識や訓練によって育てることができる、とも、改めて自身を振り返って思いました。

人は年を重ねると、老いとともに視覚や聴覚が衰えていきます。しかし、触覚は逆に高まっていくこともあります。熟練の職人さんが良い例ですね。寿司職人さんが、測ることなくシャリの重さが常に同じだったり、年齢を重ねるほどに素晴らしい職人技を持っている方はたくさんいます。

今回、新しい講座を立ち上げた理由として、いつまでも技術に自信が持てなかったり、いつもお客様の反応が気になってしまうセラピストさんのお役に立てるかも、という想いでした。

 

この「自信が持てない」理由は、自分の感覚の実感が薄いこともあるかもしれません。ですが、自分の感覚って人と比べることができないですし、分かりづらい部分かもしれません。だから体験するしかないのです。

 

タオルワークで、そっとタオルを掛けられる感覚、引っ張られる感覚だったり、ゆっくりのストロークと少し早めのストロークの感じ方、指を広げた触れ方と、指を閉じた触れ方、スタンス理論も使って手力のある触れ方と、体重で預ける触れ方の違い、体の芯まで響く圧の掛け方など、時間内、目一杯体感レッスンしていただく予定です。

体が学んだことは、「お客様に、もっとこうしたい」という想いになったり、「今までのやり方で大丈夫だった」という自信につながるかもしれません。さまざまな感覚の違いを知ることで、自分の世界が広がり、技術向上にもつながり、セラピーの楽しさ倍増間違いなしです!

 

まだまだ進化中

とはいえ、私もまだまだ進化の途中。年々、感覚が変わっていくのを感じています。それに応じて技術もマイナーチェンジしていくので、生徒様からは「また技術が変わりましたね」と言われます(苦笑)。ですが、私が探究したいのは技術の形ではなく、気持ち良さはもちろん、自己肯定感につながる肌感覚をお客様と共有することです。

 

肌感覚を通して、豊かさを感じる日々をお伝えできる熟練セラピストになれるよう、毎日が訓練です。

定期開催中

◉感覚を育てる技術講座の詳細はこちら
◉Atsu式スタンス理論講座はこちら

 

Atsuリラクセーションサロン
而今(にこん)東京新富八丁堀

「もみ返し」から思うこと

 お客様からいただく相談のひとつに、「リラクゼーションはその時は気持ち良いけれど、もみ返しがくる」というお声があります。

 

『しっかりめに施術して欲しいので、強さ加減の好みを聞かれた際に「強めに」とお願いしているからだと思いますが…』と、あるお客様は仰られました。私がお話を伺った範疇ですが、「もみ返し」があっても、サロン側にお伝えしないお客様が少なくありません、

 

ということは、セラピスト側は自分がもみ返しを起こすような施術をしている、と気づいていないことも…。

 

 

もみ返しとは?

 施術を受けた後に、筋肉痛のように特定の部位に痛みがでたり、押されたところが重だるい、首が回らなくなってしまったなどの症状が出た場合、もみ返しの症状かもしれません。これは、以下の原因が考えられます。

 

・お客さまに合わない力加減で施術をする

・手の力でグイグイと筋肉を押しんだり、揉む

・セラピストが無理な姿勢で施術をしている

 

上記により、お客さまの筋膜や筋線維を断裂させ、炎症を起こし、症状がひどいと内出血を起こしたり、その部位が引き攣れのような症状を起こす場合もあります。つまり怪我をさせてしまった状態がもみ返しなのです。

痛みがあるのが効果的だと考えるお客様やセラピストも正直おられます。昔、足のリンパマッサージを受けた際、施術後にできた無数のアザを一緒に見ながら、「自然治癒力を利用してさらに健康になる」と言われたことがあります涙。セラピストなりたての頃で、内心「??」と思いながらも、そんなものかなぁと。

断言されると、そんな気になりますが…笑、いやいや、痛みは体にとって危険を知らせる信号です。そのため、痛みを感じると、体が縮こまって緊張し、その状態にグイグイと圧をかけられることで、さらに、もみ返しが悪化することもあるのです。


好転反応との違いは?

 施術を受けると、すっきりする!場合もあれば、その時の体の状態によっては、施樹後にかえってグッタリするようなこともあります。もみ返しとの違いは、肩周りだけ、足だけといった部分的な痛みやだるさが出た時や、痛みが3日以上続く場合はもみ返しの可能性があります。

 好転反応とは、体が正常な状態に戻ろうとする【一時的な】反応なのですね。お仕事や家事育児が忙しく、疲労が続いている時や、長くストレスを抱えている時は、体が緊張状態になっています。

 

リラクゼーションの施術を受けることで全身が緩み、血流が促進効果が期待できますが、それにより体内の毒素を排泄しようと吐き気や下痢、頭痛、強い眠気などを起こすことがあります。時には血流促進によりじんましんが出る場合もあります。

しかし、数日で症状が収まり、逆に快適な状態になっていくことを、好転反応といいます。

 

 

もみ返しがあってもまた受けたい

 前述しましたが、強い刺激が身体に効いている、として、もみ返しはくるけど、そのサロンで施術を受け続ける、というお客様もおられます。理由は立地や予算以外にもセラピストさんの人柄が好き、と言った理由も多いようです。

 

しかし、体は、とても健気なもので、もみ返しによって筋繊維が損傷すると、その部位をもっと守らなきゃ!と線維を厚くし、その結果、神経が鈍くなってしまうというケースも。

 

その結果、力加減をもっと強くしてほしい!と、どんどん希望がエスカレートしていき、さらに筋緊張が高まり、疲労感がいつまでも抜けなくなったり、逆に普段の痛みの原因になってしまう…こともあるそうです。

 

 

お客様は痛くしてほしいわけではない

 なぜ、お客様は強さを求めるのでしょうか。

 

普段の生活の中で過度な緊張から神経が鈍くなり、圧を感じにくくなっている、ということもあるかもしれません。いずれにしても、お客さまが「もっと圧を強くしてください」の言葉には、「痛みを与えてくれ」という意味ではなく、「自分を感じさせて欲しい」という想いがあるのでは無いでしょうか。

 

 

私にとって忘れられないお客さまのひとりに、「もみ返しが来てもいいから、とにかく強くして欲しい」という女性がいました。20代のとても華奢な方です。私も未熟なセラピストだったこともあり、言われたままに全体重をかけ、手の力、前腕を使ってグイグイと施術したのを覚えています。力加減を伺うと、「もっと強くしてもいい」と希望され、必死に施術しました。



お客様は、すっきりした、とお帰りになられましたが、その後、もみ返しのクレームは入らないだろうか…と不安だったのを覚えています。

実はその方の指にはいわゆる吐きダコがありました。あの時は、とにかくご要望にお答えしなきゃとということばかりでしたが、今思うと、刺激を強く受けることで「私」を感じたいという、その方なりの内なる声だったのかな…と思います。

 

 

肌から受ける感覚は心理面とも深くつながっています。実はメンタルの問題が隠れていることもあるため、注意が必要です。定期的に学ばせていただいている心理学勉強会でも、このテーマを取り上げていただいたので、いずれシェアさせていただきますね。

 

 

もみ返しを感じない私だった

 私の体験になりますが、2002年頃にある企業で、オイルトリートメントを主体としたサロンスタッフの育成トレーナーとして働いていました。

 

全国に続々オープンするサロンのスタッフを短期間でプロに仕上げていくので、朝から晩まで練習練習、トレーナーは、スタッフ候補生の施術を一日中、自分の体で受けてチェックするという、なかなかにハードなお仕事でした。



同僚のトレーナーは、研修期間中、結構なもみ返しに苦しんでいましたが、私は全くといってよいほど、もみ返しを感じることがなく、「じゃあ、私が今日はチェック担当しますね〜」なんて言ってました。それを数年続けたのち、独立してからも、「受けて育てる」スタイルのスクールを運営しています。



ですが、長年、感覚を探求し、心理学の勉強をするうちに、自分が幼少期から常に緊張状態にあり、かなり感覚神経が鈍麻していることに気付きました。(レッスンでもよく言いますが、セラピストになるまで本当に苦労しました)

 

それから、不思議ともみ返しも感じるようになったのですね。現在、レッスンでは、スタンスが安定してくるまでは、圧を無理に入れないようにし、(逆に、初期に圧を無理にいれようとすると、スタンスが身につかない)、生徒様からもみ返しを受けることは無いのですが…

 

しかし、長年の蓄積からか、2021年の秋頃から1年間、原因不明の全身の痛みが。とにかく今までが過緊張だったのでしょう。更年期でホルモンバランスの乱れとともに、痛みを緩和するエストロゲンやセロトニンが減少したのも理由のひとつかもしれません。

 

気持ちも沈みそうになりましたが、自分の体で学んでなんぼ!のセラピストなので、痛みを観察したり、毎朝のヨガが習慣化したり、経絡指圧を定期的に受けに行くなど、たくさんの気づきもありました。

 

 

おかげさまで、今は全く痛みは無くなり、逆に良い運動習慣が身につきラッキーでした笑。こんなこともあり、現在、長期スクールの新規受付は休止していますが、単発講座を続けながら、タイミングを見て再開したいと思います。

 

 

自身の経験から「強さを求めている時」の身体は、その人を一生懸命に固い鎧で守ってくれている。だから、グイグイと圧をかけて、その鎧を壊そうとしたり、こじ開けるのではなく、「大丈夫ですよ」「今は安心してゆっくりしてくださいね」と柔らかくも深い圧でゆっくり溶け合っていくイメージの施術がしたいなと思うのです。

 

 

痛いのと深いのは違う

 しかし、強くないと納得いただけないお客様もいます。ただ、私のように将来的に体に負担が出てしまうこともあるかもしれません。

 

説き伏せるわけではありませんが、ここで、「痛みのある圧」と「痛みはないけど深い圧」の違いを、施術の際、体感していただくことがあります。しかし、お客様が良いと信じていることなので、押し付けないよう、無理強いしないよう、説明するよう心がけています。

 

 

この圧の使い分けは「感覚を育てる技術講座」でお伝えしています。

 

 

いずれにしても、お客さまのリクエストに応えよう!と一生懸命に施術しているのに、実はお客様を怪我させていた…というケースになりかねない圧の加減。かつての私もそうだったかもしれません。

 

じゃあ、圧を入れなければいいじゃないか、ということではないのです。人は心地よさ、気持ちよさを感じるには「ある程度」の圧の重みが必要だとされています。

 

昔、子供の頃、お布団が綿毛布でずっしりと重みがありました。でも不思議と安心したものです。羽毛布団世代はご存じないかもです…苦笑。ですが、そんな心理的な効果を狙って「ウエイトブランケット」なんていう重さ5〜7キロほどある布団も販売されてるくらいです。

 

 

私が探求しているジャパニーズオイルセラピーAtsuは、痛みなく、骨まで届く深く柔らかい圧で、心理面での安心効果も狙っています。

 

セラピストさんの多くが、常にお客様を想い、一生懸命頑張る方ばかり。だからこそ、その想いを安全に、安心して手から伝えられるようにと願って、スタンス理論講座を開設しました。

 

スタンスを整えることで、痛みなく深い圧は誰でも身につけることができるのです。

 

 

 

最後に

 私のセラピストとしての目標として、半端じゃない密着感!と思ってもらえるオイルトリートメントを極めていくことです。

 

とけあいを感じられることが、体の鎧を少しずつ剥がしていけるかなと。普段、一生懸命、いろいろなものと戦い、挑戦している方が本当に多いので、鎧を捨てて欲しいとは思っていません。

 

ただ、サロンでは、その鎧を一旦、置いておいていただけるような存在、空間になりたいな、と切に願っています。

 

次回のブログは

「気づかずに手力になっているかもしれない…そのスタンス」がテーマ予定です。

 

 

東京・新富八丁堀 Atsuリラクセーションサロン「而今(にこん)」のHPはこちら

 

技術の土台となるもの

セラピストになって23年目を迎えました!

 


2022年は東京にサロンをオープンし

長期レッスンの新規受付を当面休止
単発レッスンは行ってます♪)

という、大きな決断をした1年でした。

 

 

今までもサロンワークは

させてもらっていましたが、

主にセラピスト様向けの

「受けて学ぶ」を掲げたサロンでした。

 

 

一般のお客様向けのサロン運営は

実に10年以上ぶり!ということもあり、

自信を持ってAtsuを喜んでいただけた

と手応えを感じる反面、

 

 

お客様の求めているものに

お応えできているだろうか…、

自分ならどうされたいだろうか…

などなど、

 

いつもポジティブな私には珍しく、ずもーんと

内省する日も多かったです〜。

 

 

 

一番考えたのは

お客様とどんなサロンを

育んでいきたいのか?

ということでした。

 

 

 

オイルトリートメントって

技術はいろいろあるし、

目的や想いもそれぞれです。

 

Atsuを学んでくださった

生徒様も、理想のセラピーがあり、

私とは違うでしょう。

(だから面白いのです)

 

 

私が受けたいセラピーは

無条件に、

大事にされていると感じられる

空間や技術、触れ方、接し方です。

 

 

それは、お客様だから

偉いとかそういうものではなく、
私は私のままでいいんだ、

あるがままで大丈夫なんだと

思えるような、

 

 

セラピストに気を使わずに

ただひたすらに、

自分を感じることができる

安心、安全の時間。

 

 

緊張していた体が

するするっと、ほどけて

軽くなって、ワクワクしてくる、

そんなリラクセーション、

理想です。

 

 

 

Atsuを受けて
その日の不調や

痛みを軽減できたら良いけれど、
それすらも愛おしくなるような

感覚が生まれる施術を目指しています。

 

 

 

(痛みがあるのは辛いけど

体は健気に痛みという信号で私たちに

メッセージを送ってくれているのです)

 

 

Atsuのテーマに

「禅のオイルセラピー」と

ご紹介しているのですが、

 

 

禅は、何も考えずに

成果や結論を期待せず

ただひたすらに、

その時の状態を味わうものだと

昨年、お邪魔した禅寺の和尚さんから教わりました。

 

 

そこから何が生まれるのかは

その時の感覚、感情、

タイミングと、自分次第。

 

 

大きな変化がある人もいれば

何も感じない人もいるかもしれない。

 

 

でも、それでいい。

その時間を持つことが

心地いいんですよね。

 

 

あ、今、気づきました。

そうです。

 

心地よい時間を

ご一緒に紡いでいきたい

これが1番の目的ですね。

 

 

でも、やみくもに

「心地よい時間をご一緒に〜」と

言っても説得力もないし、

なんなら怪しくもあり…。

 

 

触れるって

すごくシンプルで、

誰でもできることだからこそ、

その土台となる学びが

大事なんだなぁと

思うわけです。

 

 

1月17日から

セラピストの基礎知識講座

オンラインがスタートするので、

そのご紹介をしようと思ったら、

 

なんだか、

長々と語ってしまって

すみません笑。

 

 

ここまできたので

もう少しだけお付き合いください笑

 

 

この講座では、

技術の土台となる、

セラピストという仕事を学び、

自分の経験に基づいて、

 

セラピストマインド、

骨筋学、姿勢学、呼吸学、触れる学び

東洋医学の基礎編を通して、

 

最終的に

カウンセリングスキル、

つまりお客様と向き合う眼を

養っていこう、という講座です。

 

 

 

セラピストって

どんな役割を持っているのか、

人間の体ってどんなふうになっていて、

何に触れているんだろうって

本当に学びはつきません。

 

 

この仕事をしていると、

知らないことだらけですが、

新しい発見と気付きが楽しい、

ワクワクの仕事ですね。

 

 

冒頭の、

自分が目指すセラピーの

軸作りもさまざまな学びが

あったからこそ、

繋がった道かなと思います。

 

 

 

 


最後に

1月期以降は、

コロナ前に予定していた通り

対面レッスンに戻す予定です。

 

 

そのため、オンライン(動画視聴)は

今期限りとなります。
何卒よろしくお願いいたします。


セラピストのための基礎知識講座

お申し込みお待ちしております♪
(単発受講も可能です)



講座詳細・お申し込みはこちら

 

 

 

 

【イベントご報告】セラピストEXPOにて

2022年12月16日(金)〜17日(土)、東京浜松町の貿易センタービル浜松館で開催された「Therapy World Tokyo Japan 2022」のイベントで、スタンス理論の講座講師として参加してきました。

 

実は昨年に引き続き、2年連続で講座開催のお声がけをいただきました。ありがたいです〜!

昨年よりも会場も規模もスケールアップしており、出展者様や、来場者様も増えて、大賑わい。

今回、オファーいただいた有料講座は、他にも朝からたくさん開催されており、私の出番は、初日の最終16時50分から。時間まで、交流会に参加したり、ブースを回ってました。

 

コロナ禍になってから、セラピスト交流会やイベントは、ほぼ出席することがなかったので、実は結構緊張してました笑。

ですが、このイベントのために、九州や中京、北関東など、いろいろな場所から集まっておられる方も多くおられ、改めてセラピストさん方の学びへの意欲や、行動力が素晴らしい〜!と刺激たっぷり。

家にいると、自分の興味のあることばかり、調べるので縁が狭まりますが、このような会に参加すると、思ってもいなかった新しい出会いがあり、本当に楽しかったです。


 

 

 

いよいよ講座開始。
テーマは「深くとけあうAtsu式スタンス理論」

講座開始前に、ご参加の方数名に「どんなことでお悩みですか?」とお声がけしたところ「腰が痛くなってしまう」「右手だけ力が入らない」など、いろいろなお声を教えてくださいました。

講座開催の前に必ず、体の痛みや気になっていることはありますか?と伺います。痛みの箇所で大抵、どんな姿勢になっているか、何が原因かを想定し講座を進めていくからです(なのでスクールでは4名までの少人数制)。


また、「痛みがあっても我慢していた」「施術後に疲れるのは当たり前だと思っていた」「やり方がおかしいなと思っても聞ける人がいなかった」と感じているセラピストさんもおられます。

体の使い方を少しととのえるだけでも、感覚が変わるんだ、ということを、今回の講座でお伝えできていたら、いいなと思います。皆様、年末のお忙しい中、ご参加誠にありがとうございました!

 

 


最後に、今回、講座のアシスタントさんは、2022年に誕生したAtsuBasic認定講師のお二人にお声がけさせていただきました。お手伝いありがとうございます!

体の痛みや圧の掛け方に悩んだ時期もあったおふたり。が、スタンス理論をじっくりご自分の中に落とし込み、講師としても学びを深めてくれました。

技術は基礎が大事!ということを、身をもって体験しているおふたりだからこそ、その想いを全国のセラピストさんと共有したいと熱く活動されています。

リアン 宮本えみさん(埼玉県長瀞町)インスタ
おうちサロンSmile さかもといよさん(奈良県葛城市) HP

Atsu式スタンス理論講座や、ジャパニーズオイルセラピーAtsuの基礎を学んでみたいという方は、ぜひチェックお願いいたします♪ 今回も久しぶりの方、新しいご縁、本当に良きご縁をたくさんいただいた1日でした。ご縁をいただいた皆さま、BAB様、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました!


 

◉ふかくとけあうAtsu式スタンス理論

月1回開催中・講座のご案内

 

◉セラピストの感覚を育てる技術講座

いろいろな触れ方を身をもって学ぶ「受けて、感じて、観て学ぶ」新しい講座です。

2ヶ月に1度、またはリクエスト開催中

◉Atsu式スタンス理論講座 DVD (BABジャパン出版)定価:5500円
Amazonや各種サイトにて販売中


気持ち良さと施術スタンスの関係

あっという間に2022年もあと2ヶ月ですね。セラピストの成長につながる発見を毎日見つけられていますか?

例えば、街を歩いていて、つま先の向きを少し変えるだけで、足の運びが軽くなった!

書き物をしている時に、肘をつき、肩甲骨の間がへこむと凄く疲れる…。

その度に、あ!そっか、この部位を気をつけると楽に身体が楽になるんだ!

 

技術の上達は、もちろん練習を重ねることも大事ですが、こんな日常のささいな動作が、技術の安定や上達につながるんだなぁ、そう思って、早15年以上経ちました。

その研究をコツコツ続けてきたおかげさまで、スタンス理論講座のDVDも発売していただき、たくさんの方にご購入いただいたようです。なんと!人生初の印税もいただきました。ありがとうございます!

 

Atsu式スタンス理論講座は、

 

・なぜ身体に痛みが出るのか

・施術後にだるくなったり疲れるのか
・息が止まってしまうのはなぜ
・手がぎこちなくて力が入ってしまう

・圧が入らなくて弱いと言われてしまう

・施術してると身体が痛くなって、集中ができない

・お客様に喜んでもらえているか分からない

・とにかく不安で自信が持てない

のは、なぜだろう…という視点で

ずっと研究を重ねてきました。

 

 


長い間、セラピストを続けていますが、振り返ってこんな時期もあったなぁと思うことがあります。

 

なんとなく仕事に自信が持てず、なんとか結果をださなければ!と、新しい技術や、違う学びを繰り返していた時があります。セラピストになって5年目〜10年目の頃でしょうか。

もちろん、学びを重ねることはとても大事だと思っています。逆に、セラピストの学びは「人間を学ぶこと」でもあるので、天井知らずですから。

 

セラピストの学びは興味が尽きないし、いろいろなジャンルがあるので、治療系や美容系、ヒーリング系など、いろいろな学びにトライしてきました。しかし、ある時、ふと、立ち止まった時に感じたのは、結局「ただひたすらに気持ちよく、安心して触れられることで、お客様が温かい気持ちになってもらえるといいな」というシンプルな思いでした。

 

 

ただただ、気持ちいい…
そう感じてもらえるオイルトリートメント

です。

 

 

施術の際は解剖生理学や東洋医学の視点を活かし、お客様のその日の体調に合わせてパーソナルな施術を組み立てていますが、それはセラピスト側が「より気持ち良い施術」をするための下準備のひとつでもあります。

リラクセーションセラピーとしてお客様に施術をさせていただくのであれば、「気持ちよさ」が自分の中では第一前提なんです。

 

お客様の感じ方は、本当に千差万別なので、セラピストが「これ気持ちいいですよね!」と思って施術しても、独りよがりの時もあるかもしれません。ですが、少しでもその域に近づけられるようになるためには、


【自分の姿勢に無理がないこと】だと思うのです。


施術スタンスに無理があると、体に痛みが出たり、辛くなってくると、施術どころじゃなくなり、相手のことを思いやることができなくなってきます(私は、です)汗。

当たり前のようなお話しですが、「セラピストが身体のどこにも痛みがなくて、自分の手が気持ちよさを感じている」と、お客様にも「気持ち良さ」は伝わっていると、長年、自身の身体で生徒様の施術を受けながらレッスンをしてきた私は確信しています、これを。

 

なので、施術スタンスがとても大事だと思いますし、日々の運動や姿勢を細かくチェックするようにしています。ストイックですね〜(自分ではそう思っていませんが)、なんて言われることもありますが、技術のクオリティを上げていきたいという思いと共に、施術中に身体の痛みを起こしたく無い、という切実な思いもあるのです。

特に年齢的なものもあり、身体の変化も感じるお年頃ですし笑

 

 

すっかり長くなってしまいましたが、

 

最後に、どんな技術にも目的があり、施術スタンスも色々あります。

もし、

・体に痛みをなくしたい

・施術後に疲れたくない

・もっと密着感を感じたい

・圧を深く入れられるようになりたい

 

・何よりもお客様と一体感のあるとけあう喜びを感じたい

 

そんな方は、ぜひスタンス理論講座を一度ご体験ください。

 

スタンス理論講座のご案内はこちら

 


そのスタンスでどんな感覚になるの?という方は、まず「感覚を育てる技術講座」もお勧めです。見て、受けて、学ぶ新しい技術講座です。

2022年、2023年6月までスケジュールを更新しました。
ご一緒に、「ただひたすらに気持ち良さ」を伝えられるセラピスト目指しましょう!



サロンでもお待ちしております
Atsuリラクセーションサロン而今(にこん)
東京中央区八丁堀・新富町・築地から徒歩圏内

 

【関東・関西地区】Atsu講師誕生しました

2022年夏、AtsuBasic講師が2名誕生しました。

レッスンをシュミレーションや、骨を使ったデモンストレーションをしたりと、実践的な学びが中心です。どうしたら、生徒様によりわかりやすくお伝えできるかということを念頭に、ああでもない、こうでもない、と奮闘しながらも、着々と講師の顔になっていかれるのが、とても印象的でした。

 

 それぞれに色々な想いがあり、生徒様にお伝えしたいことをお持ちです。今回、そんな想いをまとめたご紹介ページを作りました。是非ともご覧くださいませ♪

Atsuベーシック講師のご紹介はこちら

東京 新富八丁堀サロンオープンのお知らせ

 2022年10月1日(土)東京の新富八丁堀にサロンオープンいたします。サロン名は「而今(にこん)Atsuリラクセーションサロン」です。

 

ご縁いただいてパーソナルジムの中にオープンさせていただきます。小さなサロンですが、ゆっくりゆったりとお過ごしいただける空間作りを、オープンに向けて楽しみながら準備中です。

 


 

 

Relax くつろぎ

 

Relaxation 癒し

 

Reflesh 回復

 

Release 解き放つ

 

Reborn 本来の自分へ

 

という、5つのRをテーマに、心身のバランスを調え、生き生きと輝くウエルネスな毎日をサポートするサロンとして皆様のお役に立てればと願っています。

而今(にこん)ホームページはこちら

 


つきましては、さいたま市でのサロンは9月末日をもちまして、ご新規様受付を終了させいただきます。以降はAtsuスクール受講生、卒業生様、サロンリピーター様のみのご予約受付となります。受講生、卒業生様、リピーター向けのコース、料金は今までと変わりません、何卒よろしくお願い申し上げます。

また、スクールは定期的に

Atsu式スタンス理論講座

・おもてなしの自宅サロン接客講座

・受けて学ぶ、見て学ぶ技術講座

などの単発講座を開催する予定です。

長期のセラピスト育成講座は当面お休みさせていただきますが、Atsuベーシッククラスは奈良、埼玉県秩父市でも信頼できるAtsu講師がおり、受講が可能です。(講師ご紹介ページは現在作成中です)どうぞよろしくお願いいたします。

 

プロを目指して

 先日、新たにAtsu基礎技術講座のマンツーマンレッスンがスタートしました。ボディワーカー9年のベテランさんですが、オイルトリートメント習得は初めてとのこと。講座初日は、オリエンテーションも兼ねて生徒様の想いを色々と伺いました。

 

レッスンを通して、どんなセラピストになりたいのか?

どんなお客様のお役に立ちたいのか?

将来的なビジョンは?

 

などなど。

個人開業を目指す方なら、開業に向けて必要な備品や、動線、接客のお話しも多めにお伝えします。

逆に、ビジョンが曖昧だったり、セラピーを行いたいクライアントのイメージ像がボヤけていると、技術習得も曖昧さが出てしまいます。

卒業と同時に、プロデビューを目指すスクールなので、とりあえず技術を学んでみたい、と門を叩いてしまうと大変かも…です笑

 

 

これから約1年半。その先に待っているお客様の笑顔を思い浮かべながらご一緒に頑張っていければと思っています。

【日程変更のご案内】Atsu基礎知識講座

2022年5月から開催予定だったAtsu基礎知識講座(オンライン)は、3月末日からのスタートに変更させていただきました。大変恐縮です。3月30日より隔週水曜日 14時〜17時で開催いたします。詳細はこちらからご覧くださいませ

2021年ありがとうございました

 2021年もたくさんの新たなご縁をいただいた1年でした。今年もコロナ禍の中、たくさんの方とご一緒にAtsuを探求することができました。コロナ禍ということもあり、完全マンツーマンのスクール体制で行いましたが、その分、一人一人の生徒様と濃い時間を過ごせました。

また自分自身も、オンラインで解剖生理学、解剖オンラインストリームや分子栄養学、心理学などたくさん学ばせていただきました。学べば学ぶほどに、自分の無知さを感じつつ、まだまだ沢山のことを知ることができる!とワクワクもいっぱいでした。

ある本の一節から感じたこと。

「練習や勉強をルーティンにせず、自身の成長のために取り組んでいる人は、成長のために何をすべきか、今自分がどんな状態なのかを客観的に見ることができる」

 

これは勉強や仕事だけではなく、日常生活にも言えることですね。

日々の食事や日々の運動、睡眠、ルーティンではなく、全て明日の自分に繋がっているんですよね。

 

「今を丁寧に生きる」

 

2021年の締めくくりと、2022年への言葉として、やっぱりコレに尽きるかな。

 

人は何歳になっても成長できる。

特に感覚は、経験を積めば積むほどに成長します。

2022年、更なる成長に向けて、やりたいことがいっぱい。

経験は全て自分だけの素敵な財産です。

 

大切に、今を積み重ねていきます。
2022年もどうぞよろしくお願い致します。

 

ご縁に感謝を込めて

 AtsuStudioJapan 関口智子

 

2022年1月10日まで冬季休暇をいただきます。

お問合せ等へのご返信は11日以降となります。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

卒業生様から見たスタンス理論とは?

 Atsu式スタンス理論って、どんな風に表現したら皆様に伝わるのか…、ここ数日の私の悩みです。BABジャパン様主催の「発見!ハーブ&アロマEXPO2021」の特別講座の一つとして、スタンス理論講座を取り上げてくださり、私も一人でも多くの方にご参加いただきたい!とSNSなどで連日、絶賛ご案内中です。ですが、ボキャブラリーが尽きてしまい…と冒頭の悩みになるのです。ということで!卒業生の方に「スタンス理論のアピールポイントを教えてください!」とお願いしてみました。早速、いただいたお声をご紹介させてくださいね。

 


埼玉県長瀞町 Le Lien(ルリアン)宮本江美さん ブログ

 

身長146センチの小柄な私にもしっかりと圧の入る施術が出来るようなスタンス理論。

施術の際に痛かった肘がスタンス理論に基づくしっかりとしたスタンスで施術したら、痛む事なく施術ができる。その後の肘の痛みも消えていた。(個人のご感想です)

 



東京都檜原村 カノトセラピールーム 嶋﨑佐有理さん ホームページ
 

私にとってスタンス理論は「尽きることのない癒しの泉」の様なメソッドです。この癒しはクライアント様、セラピスト両者に与えられる癒し✨セラピストが無理のない心地の良いスタンスでセラピーを施すと、その心地よさは手からクライアント様に伝わりどんどん筋肉が柔らかく温かくなっていく。さらに癒しのオーラをまとった柔らかく温かい筋肉をセラピーさせていただくことで、セラピスト自身もどんどん癒されていきます。この癒しの循環が尽きることのない癒しの泉だなぁ、といつもイメージしています。

 

このスタンスを学ぶと、セラピーすればするほど自分自身が癒されます‼️

Atsuで学べた事に日々感謝しております😌✨

 



奈良県生駒郡三郷町 バリニーズサロン&スクール balilab 中元香さん ホームページ

 

セラピスト=お客様のために自分の体を駆使してするもの、と思って10年あちこち痛めながらセラピストはこんなものと思っていた時に出会ったスタンス理論。それからは、自分の体、関節の使い方を痛めないで無理なくしっかりお客様に喜んでいただける施術が出来るようになりました。

 

ただ、体重をかける、と言われてもよくわからないまま手の力を使ってグイグイ系の技術を卒業できました。 後世にまでセラピストをするみなさんに伝えていきたい技術だと思っています。

 



埼玉県寄居町 レアククナ 新井純子さん ホームページ

 

体が疲れない。

手首や腰に負担をかけず痛みが出ない。

そしてクライアント様が気持ちいいと感じる圧のかけ方を理論と体の両方から学べる講座です。体のどこかに痛みがあるセラピストさんや、これからまだまだ長くセラピストを続けていきたい方ほど智子先生の熟知した理論は受けて欲しいです。

 



奈良県葛城市 おうちサロンSmile 坂本伊代さん ホームページ

 

オイルの施術は腰が痛くて当たり前、手首が痛い、など、施術中や施術後に身体が痛いと思っているセラピストさんに、ぜひ受けてほしいです。スタンス理論を受ける前の私は、オイルの施術をすると腰が痛くなっていたし、手首を痛める事もしょっちゅうでした。あと、すごい手力での施術。😅

 

身体の構造を理論から学ぶことで、自身の身体をどのように使うと、負担がなく、また、クライアントにも負担の無い施術が出来るのかがよくわかりました。また、圧も、手力のきつい圧ではなく、柔らかく優しいけど、芯まで届く深い圧をかけられる様になり、心地良さだけでなく、施術後クライアントの身体の緩まりが、断然違うと実感しています。

 

1番のアピールポイントは、施術者も、クライアントも、どちらも心地良く触れられる感覚がすごーく気持ちがいい事。です❤️

 



長野県駒ヶ根市 Mother's Organic 松崎容子さん ホームページ

 「セラピスト」として、そして「今生きている私」として、AtsuStudioJapanで学んだ【スタンス理論】とは何か?これからも学び続ける【スタンス理論】とか何か??考えてみました。

カラダに触れココロに触れる私達の仕事は、まずは私自身、人間自身を知り、探求することから始まると考えています。人類の進化や、現代を生きる「人」の生活スタイル。思考優先のストレス事情。自身を考え、今を生きる者として自身を理解し自らの中に落とし込んでいく……。

 

自分を知り自身と向き合うことは目の前のクライアント様を想うことに繋がると考えます。それら可能をとしてくれる。それらと違和感なく向き合える。それこそが【スタンス理論】。セラピストとしての私の礎となっています。

触れさせていただける、この素晴らしく神聖で“いのち”にタッチングさせていただける「セラピスト」という仕事を【スタンス理論】を礎としてこれからも社会貢献出来るセラピスト、クライアント様の「明日はやりたいことが出来る!」「想い描く未来もやりたいことが出来る!」を全力応援します。

 

スタンス理論を是非皆さん、ご体感下さい!人生が、そして今ここに生きる「私」がSpecialに変わりますよ!!!

 



奈良県五條市 Uraraka 植辻恭子さん ホームページ

私にとってのスタンス理論はお客様のお身体の声を体感できる初めての技術でした。それまでの手技では味わったことの無い、手の平から伝わるお身体からの痛みや違和感を察知するセンサーが動きだした、このように感じています。

触覚感覚が活かされ多くを語らずもメッセージを受けとれるので、お客様からの反応も大変よく、心地良さとして受け取っていただけることまた、内側からのサインにもご自身でお気づきいたたけるトリートメントだと感じております。

私自身の体にも疲れが出たりしないのでたくさんのクライアントの施術後もタフに過ごせました。また、疲れや痛みの部位が出た際にはスタンスのズレや違和感に気づけるようにもなれました。クライアント、セラピストともに身体からの心地よい響きを感じるセラピーです。

 



埼玉県川越市 Racine 小島理恵さん ホームページ

学ぶ前は、施術後に腰痛と手首の痛みもあり、疲労度も高かったんです。でもこれが当たり前だとおもっていました。。。スタンス理論を初めて学んだ時、先生のスタンスがあまりにも綺麗で見惚れてしまいました😊

 

いざ、私がやって、先生に注意されても、自分では手力じゃなく、体重を乗せてるつもりだったので、正直?でしたが、スタンス理論を学び、身体が覚えてくると、身体のねじれや力み、手力などがなくなり、終わった後の身体の痛みがなくなり、疲労度も軽減しました。

 

そして、お客様には深い圧と密着感が増し、喜ばれると同時に自分自身も気持ち良い点は、施術をする楽しさにも繋がっています。

本当におすすめ講座なので、多くの方にきいていただきたいです😊

 



日々、サロンで実践されている皆様のお声、私もとっても嬉しいです。皆様、ありがとうございました!

「発見!ハーブ&アロマEXPO2021」
2021年12月18日(土)17時〜18時 (参加費3000円)

新感覚オイルセラピー 深く溶けあう「Atsu式スタンス理論」基礎講座 
詳細・お申込みはこちらから↓↓

https://www.therapist-shop.jp/SHOP/21-2A5.html

講座のご紹介動画はこちら↓↓(2分間)


そのスタンス自分に合ってる?〜Atsu式スタンス理論〜

Atsu式スタンス理論って何ですか?とよく聞かれます。スタンスとは構え、セラピーをするときの姿勢ですね。野球でバッターボックスで、バットを構える姿勢、あれがまさにスタンスです。そのスタンスは一つではありません。低めの球、高めの球、内角の球、きっと自分が狙っている球筋によって構えも微妙に変わっていることと思います。セラピーでも全く同じことが言えるのです。

 

 

オイルセラピーは、さまざまな手法があり、その意図や目的もさまざまです。圧ひとつでも、表皮の浅い部分を狙っているものもあれば、深層筋への圧もあります。流すストロークが主体なものもあれば、大きく捻るような手法もあります。その一つ一つの技法にはきちんと目的があり、クライアントの体調や目的に応じて、使い分けているでしょう。その時にもセラピーのスタンスは変わります。

 

 

スタンスを構える前に、意識して欲しいことは、ベッドの高さ。

 

ふわっと撫でるような施術がメインであれば、水平に体を動かしますね。であれば、腰をかがめることなく動けるよう、ベッドは高めの方が適しています。

 

もし圧を深くかけたい、ある程度の圧迫感を感じさせたい、ということであれば、当然、動きは上下運動になります。クライアント様の体の厚みを考慮した上で、ベッドは少し低めに設定した方が体に負担はかかりにくいでしょう。

セラピストがご提供したい施術の特性を見極めて、ベッドの高さを調整すること、お客様をお迎えする前に行いたいことの一つです。

 

さらに、大切なこと。自分の行っているセラピーは日本人(自分)の体格に合ったスタンスなのか?ということです。 オイルトリートメントの多くは海外から、その技法を持ち帰ったものがほとんどです。

 

何千年も前から脈々と続いてきたオイルセラピーは、その土地、風土、環境に合わせて、さまざまな形を作り上げてきました。

 

ハワイアンロミロミやバリニーズ、アーユルヴェーダ、タイ古式マッサージ、その国で伝承されてきたセラピーの数々。そこに住むセラピスト達の体格や運動能力、気候、気温もそれぞれに違います。

 

ここでちょっと思い出話。私自身、オイルトリートメントはハワイでロミロミを学んだのが最初です。高めのマッサージテーブルに横たわるクライアントから、圧をもっと加えて、と言われても、なかなかできず苦戦していたのを覚えています。

 

もちろん、未熟さもありました。しかし、その時は、自分の骨格、姿勢、体格などを全く考えず動いていたのですね。とにかく手技を覚えるのに精一杯。セラピーの道具である、自分の体の動かし方が分からないまま施術をしていた…。それは苦戦して当たり前だったなぁと、今だからわかります。

 


 率直に…海外のセラピスト(特に欧米)に比べ、華奢な体型の方が多い日本人ですが、指圧文化もあり、深めの圧を好むクライアント様も少なくはありません。ベッドの高さがが高いまま一生懸命、力を押し込むことで、体に負担がかかり、腰や肩を痛めてしまうセラピストも見てきました。

 

日本人の体型で無理なく、深い圧や密着感を伝えるにはどうしたらいいのか?と研究すること15年以上。少しずつ理論をまとめてきたのがAtsu式スタンス理論です。

 

 

例えば、Atsuでは手を置いた時に指先は解放し、開いてもらいます。理由は、骨を深く柔らかく辿る施術なので、手根が適しているのですね。

その時に、指先が閉じていると、手根が縮こまってしまい、硬くなってしまいます。ぜひ、指先をキュッと揃えてみてください。手根に力が入りませんか?

 

以前、スタンス理論講座で、手根だけでは、密着感が無いのでは?との質問を受けました。

 

密着感は、面積の広さではないのです。ピッタリと吸着し、物体に沈み込んでいる状態の方が、密着を感じるのですね。是非試していただきたいのですが、手首よりの手根でピターと沈み、指先は解放してみてください。浮かせても全然大丈夫です。

そこから筋肉の深い部分や骨を丁寧に辿ることで、指先をきっちり閉じている状態よりも密着を感じられると思います。

 

ですが、指先を閉じて施術するのはNGと言っているのではありません。手技や目的によって、手先の形が変わるのは当たり前のことなのです。要は、それを臨機応変に使い分けることができる、ことをAtsu式スタンス理論ではお伝えしています。

 

 

 

その他にも、「胸を逸らさないで、ハグのような形」「爪先立ちを上手に使う」「ベッドに寄りかかって下半身を預ける」などなど、Atsu式スタンス理論ならではの様々な法則があります。大抵の方は、「今までにやったことが無いスタンスです!」とおっしゃいます。

 

このスタンスが向いている施術の目的は以下の通りです。

 

・圧が深くかかる

・深層筋や骨まで届く圧

・溶けあうような密着感

・セラピストも呼吸が深くなる

・手力ではないのに、深くて痛みがない

 

このスタンスは、まず自分の姿勢を客観的に見ることから始めます。

骨格の仕組みを知り、各パーツを効率よく使うことで、無理な姿勢による怪我や辛さを防ぎたいのです。

 

体に負担がないスタンスは、呼吸が楽になったり、体が軽く自由に動けるようになり、とっても施術が楽しくなるんです。(関口体験談です笑)。もし、今の施術で体に痛みがあったり、疲れが出やすい、密着している実感が持てない、などがありましたら、ぜひ、スタンス理論も試していただきたいです。

 

2022年はAtsu式スタンス理論講座の単発開催もします(春以降)

ぜひ、気になる方はチェックお願いします。

 

その前に2021年12月18日(土)東京・浅草にて
「発見!アロマ&ハーブEXPO2021」でスタンス理論講座を開催予定です。

 

なんと3000円(税込)で受講いただけます!
今回は「溶けあう密着感」をテーマにスタンスの工夫をお伝えします。

師走のおいそがしい時期ではありますが、施術のプラスアップになること間違いなし。

是非ともご参加お待ちしております。

 

詳細・お申込みはこちら

 

 

【お知らせ】新規スクール受付について

 気がつけば2021年も残すところ2ヶ月ですね。コロナも落ち着きを見せてきたせいか、自宅サロン開業を目指す方のスクールへのお問合せを連日いただいております。ありがとうございます><。

 

現在、お問合せをいただいている方以外の新規受講受付は、2022年5月分の「Atsu基礎知識講座」からとさせていただきます。ありがたいことに、半年先までご予約枠が終了いたしました。受講をご検討いただいていた方には大変申し訳ありません。

 

 

今後のAtsu受講スケジュールは、最短で以下のようになります。

2022年5月「Atsu基礎知識講座(オンライン)」受講

2022年10月「Atsu技術ベーシック講座」受講

2023年2月「Atsu技術プロフェッショナル講座」受講


2023年中に卒業

 

*受講期間は生徒様とご相談の上、決定するため、上記の流れはあくまでも一例です。

 

 


マンツーマンレッスンでプロの技術、接客、マインドをしっかりお伝えするトレーニング形式のスクールとして、講師が毎回、自分の体で技術を受けて指導するスタイルはこれからも体力が続く限り継続していきます。なかなか限られた日数の中でのスクール運営で、ご迷惑をお掛けいたします><。

 

また2022年には、スタンス理論などの単発講座やセラピストの感性を育む新講座も企画中。本講座受講までの予備レッスンとしてもご参加いただけます。さらに「Atsu技術ベーシック講座」のインストラクターが誕生する予定です。

 

少し先になりますが、2022年の春にご一緒にAtsuを探求していただける仲間に出会えることを、今からとても楽しみに、さらに私自身もブラッシュアップして参ります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

お問合せ、無料オンライン説明会はいつでも承っております。お気軽にお問合せくださいませ。

お問合せフォームはこちら

 


12/18 Atsu式スタンス理論が学べます

BABジャパン様主催の「発見!アロマ&ハーブEXPO2021」で、Atsu式スタンス理論講座を受講いただけます。12月18日(土)17時〜18時 立体的に人の体を捉えて、吸い付くような密着感は、どこから生まれるのか、ぜひ講座でご確認くださいね!皆様のご参加をお待ちしております。

 

EXPOセミナー「新感覚オイルセラピー 深く溶けあうAtsu式スタンス理論講座基礎編」3000円はこちら

 

セラピストとはなんぞや?〜Atsu基礎知識講座〜

10月からAtsu基礎知識講座がスタートしました。全10回、年に2回ほど開催しているこの講座は、「パーソナルセラピスト」としての軸づくり、施術の組み立てやカウンセリングができるようになることを目指しています。解剖生理学や姿勢学、呼吸、感覚から東洋医学のいろはなどセラピストの視点を広げる学びが満載ですが、初回は「セラピストとはなんぞや?」から始まります。

 

 

この講座では

ボディワーカーセラピストとして、知っておきたい基礎を様々な視点で学んでいきます。

・触れるとは

・マッサージセラピーの歴史

・世界のマッサージセラピーの起源

・西洋と東洋のマッサージセラピー

・マッサージセラピーが進化してきた理由

・マッサージセラピーがもたらす心と体への効果

・WHOが目指す健康の定義、ウエルビーイングって何?

・手技の名前、それぞれの意味と目的

・6つのセラピーの前に知っておきたいこと

・関連法規をきちんと理解しておこう

・お互いのリスクを軽減する禁忌事項

・施術中に起きてしまった万が一の対処法(施術編)
などなど。

 

毎回伝えたいことが多すぎて、時間が足りなくなるのが悩みどころです(笑)。

多くのセラピストさんは、スクール通学の時に学んでいることばかりだと思います。ですがセラピストの学びは天井知らず。いつしか、セラピーの手段である技術ばかり学ぶことに一生懸命で、「なぜセラピーをしているのか?」「自分のやっていることがなんのお役に立てているのか?」ということが抜けてしまうこと、ないでしょうか?

 

このカリキュラムは、入門編ではありますが、私自身がセラピストとして忘れたくない「本質」そして「初心」の部分をまとめてみました。少しだけさわりをご紹介します。

 


 

画像は導入でお伝えするイントロダクションのスライド。
ある本の一節をお借りしています。

触れるということは、様々な感情を生み出します。手から伝わるのは、温かさ、優しさだけとは限りません。冷たさ、傲慢さ、怒り、時には無関心すらも伝わってしまうものです。

手で直接、クライアント様に触れるセラピーには、色々な目的や意図があります。治療(日本では国家資格者のみ)や、痛みの軽減、ストレスの緩和、不定愁訴の改善、癒し、リラックス、美容などなど、本当に様々です。

スクールでお伝えしているAtsuでは、触れるセラピーは「無条件に大切にされる時間」を、存分に味わい、「今ここ」にいる自分と向き合える空間をオイルセラピーを通じてご提供したいと考えています。

よく「自分を大切にする」という言葉を耳にしますね。とても大切なことです。自分を大切にしてこそ、他者も大切にすることができます。

 

しかし、「自分が大切にされている」という経験が乏しかったり、実感がなければ、「自分が大切にされる存在であっていい」という、根本的な心持ちを持つことができないのでは…と思うのです。

小さな頃に、そっと優しく頭を撫でられた感覚や、暖かくて大きな温もりに抱きしめてもらった感覚は、その人のアイデンティティーを支え続けてくれます。治療家ではないセラピストの存在意義は、手のぬくもりから「心に宿る温かい感覚」を感じてもらい、その人の存在意義を下支えすることにあるのでは、と私は考えています。

前述したように、セラピーには色々な意図目的があり、それぞれのセラピストさんはポリシーを持ってご自身の施術に取り組んでおられるので、あくまでも個人的な意見です。そしてまだまだセラピーの意義について探求している最中ですが…。

 

この入門編を開催させて頂くたびに、触れるセラピーの素晴らしさを改めて感じています。マッサージセラピーが紀元前から現代にまで受け継がれ、風土や時代に合わせて進化し続けてきました。私たちが未来のセラピストに何を受け継いていきたいのか、そんな事を想いながらブログを綴りました。



今回の受講のご感想

◉初心にかえることができた大切な時間でした。マッサージセラピーの効果を学ぶにあたって、改めて触れることでお客様のお身体だけでなく心にも働きかけることの素晴らしさを学ぶことができました。だからこそ、セラピストである私自身が細かな気配りや体調管理、メンタル管理が大切なんだなぁと改めて感じ…今まで以上に、より気をつけておこなっていきたいと思いました。ありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。(広島県・個人サロンセラピスト)

◉マッサージセラピーの歴史がこんなにも横にも縦にも広がっていたことを、初めて学びました。歴史から辿ると、とても面白く、知らない名前が沢山出てきました。セラピストは、施術はもちろんですが、心理面や、衛生面、法律や、怪我など沢山の要素があることも改めて認識しました。

基本手技の命名のエフルラージュ、フリクション、ペトリサージュ、プレッション、タポトメントという名称も、なんとなくしか知らなかったので、今回復習と、新しいことを沢山学べて、すごく勉強した感じがあります!まだまだ沢山学ぶことがあると思いますが、すごく楽しかったです!ありがとうございました。(愛知県・個人サロンセラピスト)

◉医療行為との棲み分けをしっかりとしなければならない重要性を感じた一方で、マッサージセラピーでも与えることができる様々な効果を知って、学ぶ意欲が高まりました!(東京都・サロン勤務セラピスト)

◉普段気になっていたことが、確実にわかるのが、良かったです。(福島県・サロン勤務セラピスト)

 

◉「セラピスト」であり続けるために「自己の管理、学びと成長、ポジティブである事」がとても大事だと改めて感じました。(東京都・ホテルスパ勤務セラピスト・再受講)

◉今回もとても勉強になりました。ウェルビーイングの話を前回も聞いて、それから自分の中で意識したのですが、改めて聞いて、全然できていませんでした。

最近、勤め先でこなす施術になっているなぁと感じていることが多々あります。他者への温かさに欠けてる部分があると思いました。お客様に元気になってもらいたいと願いを込めて施術をしていこうと改めて意識しました。ありがとうございました。(東京都・サロン勤務セラピスト・再受講)

 


「本来感とは?」心理学勉強会

 「本来感」という言葉をご存知ですか? 本来感は生まれた時から誰にでも備わっているもので、自分の心のままに自由に振る舞うことができるものです。ですが、成長するにつれ、意地悪されたり、嫌だと思うことをされると自然と自尊感情が損なわれたり、歪められていくことも。この本来感を育むには、自分が「受け入れられている」「大切にされている」と感じることが大切だそうです。

 

① いつも自分らしくいられる

② いつも揺るがない「自分」を持っている

③ 人前でもあるがままの自分が出せる

④ 他人と比べて落ち込むことが少ない

⑤ 自分のやりたいことをやることができる

⑥ これが自分だと実感できるものがある

⑦ いつも自分を見失わないでいられる

 

 

心理学者の研究により、自尊感情や自己効力感、本来性の感覚を感じられることがウエルビーイングを促進することに着目し、上記の7つの「本来感尺度」が作られたそうです。

 

他者や外部的な評価に左右されず、素直に自分を表現できること、まさにあるがままを生きる、という感じですね。ですが、人間は一人では生きられませんので、さまざまな環境の中で、どうしても上の7つとは逆のことを感じたり思うことも多いでしょう。

 

しかし、人はつまづきや困難や辛さなど、たくさん経験して、自分と向き合い「本来の自分ってなんだろう」と問いかけるのだと思います。赤ん坊の純真無垢な本来感から、成長の過程でいびつに見えてしまった世界の中で見つめる本来感、そして、さまざまな経験を通じて気づいた本来感。

 

自然に四季があり、常に揺らぎがあるように、人もまた揺らぎの中で日々生きています。自分の体調や感情もまた日々揺らぎ、周囲の人との関係でまた揺らぐ…。その中で、自分は何者だろうか?と自問自答を繰り返して、ある日ふと「自分はこれでいいんだ」と思えるようになってくる。

 

本来感は元々、誰もが備わっているものだそうですが、完成されたものではなく、自分を見つめ、今、自分がどんな状態なのか、本来の自分は?と問いかけながら「大丈夫、大丈夫、これでいいんだよ」と自分を安心させるための指針なのかなぁ、なんて、そんな気持ちにもなりました。

 

 

「本来感は愛情によって育まれ、心地良いなぁと感じる体の体験が大切」だと、師である今野義孝先生はおっしゃいます。

 

私自身、心地良いなぁと感じる時ってどんな時だろう、と考えてみました。

 

・自分らしくいられるなぁと感じられる時(心地良いと感じられる)

・周りの目が気にならない

・他の人に合わせなければ、という焦りが無い

・自分の身体と心が一致している

・からだが緩んで呼吸が深くなる時

・身体に痛みがあっても、身体からのメッセージとして受け止めることが出来る。(頑張ったね、と体にいたわりの気持ちを伝えられる)

・ありがとうと自然に湧き出ててくる、心から感じられる時

・自分の居場所や所在が、ここで良いと感じられる時(おさまりを感じる)

・やらなきゃではなく、やろう、やりたいと感じられる時

 

 

この心地良さを感じるには、安心できる場所があることが大前提です。これは、物理的な場所だけではありません。

常に不安や戸惑いを抱えていたら、呼吸も浅くなるし、常に焦りで気持ちがざわついているかもしれません。今回の学びでさらに響いたのは「安全基地を持っているか」というお話しでした。これは誰かに作ってもらうだけではなく、自分がそう思えることが大切なのです。

誰にも何にも言われていなのに「私はこの場所に相応しくないのではないか?」「私の居場所はここじゃないかも」と思ってしまう。居心地の悪さを自分で作ってしまっていることはないでしょうか? 私は過去にありました。肌が馴染まない、というか、もぞもぞする心とからだ‥。

 

「これって、私自身が生み出してる感覚じゃない?」とふと、思ったんです。そして、「ここに来るって決めたのは自分だし、何がしたくて来たんだけ?」と自分に問いかけ、ゆったりと呼吸を繰り返すと、ふわふわしたお腹がゆっくりと重くなるのを感じて、気がついたら自然な笑顔になっている自分に気づきました。

今野先生曰く、自分で自分を排除してしまう「よそもの的自己感」という心理があるそうで…。まさにこれだったなぁと、思い出しながらお話を聞いていました。

 

私たちセラピストがご提供している、リラクセーションには、そんな居心地の悪い心とからだを一つにする力があると思っています。セラピストはクライアント様を「ただひたすらに丁寧に」そして「あるがまま」を大切にしたいと願ってセラピーを行います。

 

ジャパニーズオイルセラピーAtsuでは、オイルセラピーを通じて、自分が「無条件に大切に扱われている」と感じることが、自己肯定感や自尊感情の回復にもつながるのではないかと考えています。

「安心して、自分とゆっくり向き合ってほしい」そして「本来感を味わう時間」として、リラクセーションをご提供したい…。「受ける禅」のネーミングはこんな想いからつけられています。

 

 

 

身体心理学ご専門の今野義孝先生から、2ヶ月に1度、心理学を学んで3年になります。今回はスクールの生徒様方をお誘いしてご一緒に学ばせていただきました。全国から集まってくださった生徒様の中には、今野先生の温かい語り口に何度も涙する方もおられたようです。勉強会というよりは、自分がセラピーを受けているような、とても素晴らしい時間でした。

 

今野先生のお話を伺っていると「大丈夫、大丈夫、今までよく頑張ってきたね」と自分を抱きしめてあげたくなります。そんな素晴らしい先生と、こうして一緒に学べる皆様がいることに、改めて感謝の1日でした。

ありがとうございます!

 

ケアする人をケアするサロンはこちら

癒しのプロを育てるスクールはこちら

 

自宅サロン開業したい方におすすめのスクールなのです

 当スクールにお越しになる生徒様の多くは、個人、特に自宅サロンを開業したい、または既に開業されているセラピストさんです。もちろん全く一からスタートする初心者の方もいます。その理由として、当スクールが自宅サロンを想定した空間でレッスンをしていることもあるかもしれません。

 

 

住宅街の一角で看板も無く、普通のお家。

 

はじめてお越しになった方の中には「ここですか?」とびっくりされる方も。2階に上がっていただき、ドアを開けると写真の空間が広がっています。

ここは通常、座学やコンサルテーションなどを行う場所で、隣接したお部屋にサロンルームと併用した6畳のトレーニングルームがあります。

トレーニングルームといっても、リラクセーションサロンとしての空間になるようなベッドやインテリアにしたり、そのほか、玄関、お手洗い、階段などもお客様をお迎えできる空間づくりをしています。

 

生徒様に、自宅サロンの動線や、おもてなしの備品小物、インテリアの配置などに、通学中から触れることで、自身のサロンづくりのイメージを作ってもらいたいのです。

 

 

 

またスクールでは、開業を見据えた接客や動線のレッスンも行っています(プロフェッショナルコースにて)。生徒様にお客様役になってもらい、講師がセラピストとして接客、施術、カウンセリング、セルフケアアドバイスなど一連の流れを体験してもらうトレーニング。

 

実際の自宅サロンというリアルな空間で、サロン体験を受けたあとは、たいてい「自分のサロンはどんな風に作ろうかなぁ」と具体的なアイディアやイメージが湧いているようです。

 

 

 

スクールのお部屋も、日常生活ではリビングに早替わり。猫たちがのんびりとソファに寝転がってたりします(スクール開催中は猫は別のお部屋でお昼寝です。清掃、空気清浄など気をつけています)。

 

キッチンも開放して、ホットタオルづくりや手洗いなどで使っていただいています。これもサロンのバックヤードって、こんな風に使っているんですよ〜ということを知って欲しいので。

サロン専用部屋がなくて、自宅で開業できない…、どんな空間作りにしたらいいか分からない…、など色々なお悩みを伺いますが、リビングをお客様がご来店いただくときだけサロン空間にすることもできますし、子供部屋をお子さんが学校に行っている間だけサロンルームとして使っている方もいます。

全ては工夫次第。(私はあーだこーだとしょっちゅう模様替えしてます汗)

共有部分を自宅サロンとして使用すると、こまめなお掃除ができて、余分なものを置かなくなります笑。さらに、大好きなインテリアに囲まれて毎日が楽しい。ただし、家族も居心地が良いということが大前提。そこに住む人が居心地の良い空間は、きっとお客様も居心地が良い、ですよね。

 

 

個人サロン、特に自宅サロンを開業したい、プロのセラピストになりたい方向けに、手前ミソですがおすすめのスクールです^^。

 

スクールのご案内はこちら 

セラピストさんのためのサロンはこちら

受けるマインドフルネスとして

10月に入り今年もあと3ヶ月…と思っていたら、連日の夏日で秋と夏が混在する面白さを感じている今日この頃です。さて、Atsu StudioJapanでは、セラピストさん向けにサロンご予約も承っております。月にわずかなご予約枠ですが、お問い合わせいただき本当にありがたいことです。先日「そのご予約枠数で、なぜサロン予約を続けているんですか?」と聞かれました。

 

 

当初は「施術を受けることは、技術向上のためにとても大切なことだから」と考え、Atsuの生徒様以外の方に、違う施術を受けて、何かの参考になれば…と、レッスン目線でのサロン運営でした。

しかし、心理学やリラクセーション哲学を学ぶにつれて、「ケアする人のケア」がやっぱり大事だなぁと強く感じるようになりました。

以前からもその想いはあったのですが、自身が更年期世代を迎え「癒す人が癒やされている」こと、「セラピストが元気でお客様をお迎えすることが1番のおもてなし」ということをしみじみと実感しています。

しかし、セラピストさんをお迎えすると、体調管理を日々されている方も多く、カウンセリングでは、「心も体も元気です」という方も多くおられます。


とても素晴らしいですね!しかし、元気いっぱいな時は、時に心身が興奮気味でアクセル全開が続いていることもあります。ハイパワーで出力しっぱなしだと、エネルギー切れになった時に強制的に電池切れになり、どん!と体調不良になってしまうこともあるのです。

Atsuが目指すリラクセーションは、「自分と向き合う時間」がまず第一。忙しい日々の歩みを少し止めて、ゆっくりと自分の体の声に耳を傾ける。そして無条件に自分を甘やかし、大事にされる時間を存分に味わって、頑張っている体と心をちょっとだけ休めていただけるといいなあと考えています。

 

 

先日、ご来店いただいたセラピストさんからのご感想です。

施術を感じようと一生懸命起きていたけれど、そのうち、色々な記憶が浮かんできてふわふわした、それでいて、触れられているので「自分がここにいる」という不思議な感覚を味わいました。

まさに、Atsuが目指すマインドフルネスな時間です。

感じ方に「これが正解」はありません。ですが、まさに自分と向き合う時間を楽しんでいただけたかな?と、ご感想を伺いとっても嬉しくなりました。

 

もちろん、ぐっすり眠ってしまった…、何も浮かんでこなかった、というご感想でも問題はありません。

全ては必要があってのことなので、それについて良し悪しをジャッジすることなく、「そうだったんだなぁ」と感じことも、またマインドフルネスな時間なのですね。

 

私自身も、ただひたすらに、クライアント様に施術をさせていただく時間が「マインドフルネス」となっています。手のひらからの触覚や、クライアント様、そして自分の息遣い、体重が手のひらに乗り、肌と肌が沈んでいく感覚。まさに「今ここを感じる」座禅をしている時のような時間です。このような時間をいただけることありがたいです(スピリチュアルな要素とはまた違います)

 

色々なセラピー、そしてリラクセーションがあります。その中で、ジャパニーズオイルセラピーAtsu®︎は「受けるマインドフルネス」を感じる、心を体を滋養するオイルセラピーとして、セラピストさんの感覚向上に少しでもお役に立てればと願っています。

 

来年は、セラピストさん向けのセッションを増やす予定、今からワクワク楽しみです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

圧をかける方向を正しく捉える

ジャパニーズオイルセラピーAtsuの技術の特徴はいくつかあるのですが、その中の一つ「立体的に触れる」があります。人間の体が立体的であるという意識を持つと、圧を加える方向が大きく変わります。

 

 

オイルセラピーは、たくさんの手技があり、その意図によって、肌に触れる深さ、圧を入れる方向なども全く変わります。


人は心地良さや快感を感じる触れ方の一つに、ある程度の圧の深さが加わっていることが必要といわれています。

お客様から「もっと強くても大丈夫です」といわれたことのあるセラピストさんもいると思いますが、その理由として、圧が浅いということの他に、圧を入れる方向がズレている、ということも挙げられます。

 

人間の体に平らな面はありません。

平らに見えても、微妙に曲線を描いているのです。

その曲線を見逃さずに、垂直に圧を入れる。

まさに「芯を捉える」ように、受け取る側も

圧が深く入ってくるのが感じられるようになるのです。

 

それはお客様だけの感覚ではなく、

立体的な垂直方向が捉えられると、

セラピスト自身の手や体もしっくりときます。

 

技術に自信を持つために、

この「しっくり」という感覚、

大事なんですよね。

Atsu技術講座の基礎編やスタンス理論講座では、

骨や筋肉の位置を細かく覚えながら、

この圧の方向を掴む感覚を

徹底的に身につけていきます。

 

 

またオイルセラピーの気持ち良さを倍増させるには、

見えていない部分を捉えるということも大事。

 

見えていない、というのはプライペートゾーンのことではありません(誤解無いように…)。

 

仰向けのデコルテなら、肩の三角筋一つとっても、前部、中部だけではなく、後部の部分まで手をぐるっと入れて触れるというようなことですね。

 

長いことセラピストとして、オイルセラピーの気持ち良さを追求していますが、仰向けでもうつぶせでも見えない部分へのアプローチをすると、不思議と気持ちよさが倍増するのですよね。

 

個人的意見かもしれませんが、お客様や生徒様からの評判もとても良いので、大丈夫、だと思います笑。

 

 

先日、Kineticosさん主催の解剖オンラインストリームに参加しました。アメリカのボルダーでリアルで参加したのが1回、オンラインストリームでは3回目になります。解剖医師のトッド、丁寧な解説のトムのお陰様で、毎回新しい発見がたくさんです。やっぱり行き着くのは、「人間の体は全て繋がっている」ということです。

 

オイルセラピーは、その繋がりをセラピストも、そしてクライアントも感じられることに最適な施術です。筋肉や骨を丁寧にたどり、首、肩、腕、肘を越えて手まで繋げて触れていく。

 

自分の体の輪郭を感じることができます。

 

つなぐ、たどる、オイルトリートメントは、等身大の自分を知ることにも繋がっています。そして、今ここにいることを体とともにしみじみと味わう。そんな時間をAtsuではご提供したく、圧の方向を正しく捉えるということに至っています。

 

繰り返しますが、スッと体の芯に向かう圧は、本当に気持ち良いんです。
流すオイルセラピーも、心地良さは抜群ですが、沈むオイルセラピーの新感覚をもっと探究してまいります。

 

*最初にもお伝えした通り、施術の技法は様々なものがあります。圧の方向も目的に応じて変わりますが、ジャパニーズオイルセラピーでは垂直圧をベースにして施術を行っています。

 

Atsu基礎知識講座 2021年10月開校

2021年5月から7月までのAtsu基礎知識講座(オンライン)が終了しました。大手リラクセーションサロンでお勤めの30代のセラピストさん達や、都内外資系ホテルのスパにお勤めのセラピストさん、ブランクを経て開業を目指すセラピストさん、いろいろな地域、環境、年代、キャリアなど、オンラインならではでした。

 

 

この講座には、毎回終了後に復習テストがメールで送られます。みなさん、忙しい中、頑張ってトライしてくれました。

この講座の目的は「現場で生かせる知識を学ぶ」こと。知識を学ぶことも大事ですが、もっと大切なのは

 

・目の前のお客様に伝えられるようになること

⇨カウンセリングの上達

 

・知識をもとに施術の幅を広げて、一人一人のお客様にあった施術が組み立てられること

⇨セラピストとして視野を広げる

ことだと思っています。

また復習テストにはこんな質問もあります。


今回、学んだことをどう生かしていきたいですか?


皆さんの答えを見るのが、毎回楽しみでした。

お客様のカウンセリングに取り入れて、反応がとても良かったです、というお声や、施術の工夫をしたことで、指名をいただいた、のお声には、ニヤニヤしちゃうくらい嬉しかったです。

 

講座のカリキュラムは、前述した通り「現場に生かせる知識」を念頭に組んでいるので、初歩的な内容に加えて、グッと踏み込んだものも入れています。初めて聞いた言葉が多かった、難しい〜、というお声に私も途中、心配も。しかし、最終回「難しいと思うことにフォーカスせず、これからも楽しんでコツコツと取り組んでいこうと思います」と言ってくれた生徒様の笑顔が本当にキラキラしていて、、、思わず見惚れてました。

 

すでにセラピストとして活躍されている方が多かった今回の講座では、皆さんの現場でのお話を伺うのも楽しかったです。どの講座も、自身のクライアントを思い浮かべながら聞いてくださり、実例をシェアしてくださいました(個人を特定するようなお話ではありません)。

実体験に基づくお話が1番の学びですね!
シェアタイムは、皆さんの目が講義以上に輝いてました笑。

10回、30時間の2ヶ月にわたる講座の最終回。
本当にありがたいことに、次回講座開催のオファーを別途いただきました。

次は秋ぐらいにできたらいいなぁ…と漠然と考えていたのですが、スケジュール決定です。2021年10月から2022年2月まで2週間に1度、いつもよりゆっくりペースで進みます。Atsuの技術講座を受講ご検討の方は、基礎知識講座からのスタートとなりますので、この機会をお見逃しなく!

詳しいスケジュール、講座の詳細は以下よりご覧くださいませ。

毎回、講座の内容を見直していますが、何より参加している生徒様とのシェアタイムが生きた授業を作っていきます。
次回のご縁はどんな風になるかなぁと今からとても楽しみです。

モニター症例50件にチャレンジする方へ

ジャパニーズオイルセラピーAtsu®プロフェッショナルコースを習得するには、一連のカリキュラムを修了後、モニター症例50件取得にチャレンジして頂いています。50件!というと多いと思いますか? それとも全然余裕と思われますか? いずれにしても、卒業後に真に独り立ちしていただくためにの大切な学びの一つと考えています。

 

モニター症例って何をするの?

 

 

このモニター症例は、まさに実践スタイルです。課題は【接客・カウンセリング・施術60分・お客様からのフィードバック・自身のフィードバック 】というサロンでお客様をお迎えするのと同様の流れです。

 

詳細をご紹介すると…

 

①モニターさんの日程が決まる

②事前に【当日のご案内】【事前メールカウンセリングフォーム】をメールで送る

③3日前を目安に施術当日のリマインドメールを送る

 

施術前から実践的にモニターさんとやり取りをします。これはモニターさんがお友達だったり、家族であっても、必ずおこなってくださいとお伝えしています。

 

当日は…

 

①お客様をお迎え同様のサロンセッティング

②お迎えのご挨拶からサロン内の案内や誘導

③フットバスで足元を温め施術効果を高める

④カウンセリング(姿勢バランス・事前に頂いたカウンセリングフォームに基づいて)

⑤施術の組立て

 

そして当日は、接客やフットバスなどの一連の流れも行います。この接客こそ、何度も何度も練習する必要があるのです。サロンではお客様にお伝えすることが沢山あります。それを分かりやすく丁寧に伝えられるように言葉を磨き、お客様を不安にさせない笑顔や立ち居振る舞いは、すぐに身につくものではありません。とっさの判断を焦らずに行えるようになるためにも、モニター症例の段階から必ず行ってほしいのです。

 

施術は、姿勢バランス、カウンセリングを行ってその方に合った施術の組立を毎回することも必須。同じ流れになってしまったとしても、その日のお客様の様子で、力加減を変えたり、多めに施術したい部位があったり、スピードを変えたり、と、色々な工夫が出来るはずです。とにかく色々なケースを想定して施術させて頂くことが、必ず皆さんの力になっていくのですね。

 

変化をお互いに知るために

 

しかし、やみくもに50件の施術をするのではなく、お勧めしているのは、10人を定期的に5回以上施術する事。私たちセラピストは、お客様の日常が、生き生きと過ごしていけるようお手伝いをさせていただきます。1回限りのお付き合いではなく、定期的にメンテナンスする事で、お客様の心や体がどう変化するのかを、リアルに生徒様に感じて頂きたいと願っています。

 

実際にモニター症例を終えた生徒様方から、モニターさんの感想で、最初の数回では自身の身体や心の変化が分かりづらかったが、4回目、5回目になると、気持ちが前向きになっている事に気づいたり、姿勢がキレイになってきたことで、いつも感じていた身体の不調が無くなっていた、という嬉しいご報告もいただいています。

 

もちろん、ご家族や身近な方がモニターさんになっていただいてもOK です。身近な大切な方の健康サポートをしていくことをAtsuでは推奨しています。ですが、前述した通り、接客、カウンセリング、アフターケアカウンセリングも必須です。ただモニター症例をこなすことが目的はありません。

 

未来のお客様と良き関係を築いていくことを目指して、きちんとチャレンジした方だけが実力がついていく世界です。これを乗り越えて下さった生徒様方は、卒業後、沢山のお客様から信頼され、繁盛サロンになっています。

 

すぐに開業を目指すなら

 

 

当スクールで受講される方は、個人開業を目指される方がほとんどです。卒業後にすぐ開業したいという方も少なくありません。個人開業する前に、サロン勤めなどされると、更に色々な経験を積むことが出来るとは思いますが、ご家族の事情などで外にお勤めが難しい方もおられます。

 

卒業したてですぐにサロン開業!なんて、甘い!と仰る方もいるかもしれませんが、当スクールの目標は「卒業する前からリピーター様が付く技術と接客、知識を習得する事」を掲げています。スクールというよりも、サロン開業の為のトレーニングセンターのような場所ですね。

 

人間に密接に関わっていくこの仕事は、とても奥が深くて、ここまで学んだらおしまい、はありません。本当に天井知らずの勉強量で、何年たっても新しい学びや気付きに、また成長できた!と喜びもあれば、こんな事も私は知らなかったのか…とがっかりする事もあります。

 

なので、卒業してからも学びは続き、更なる経験を積み続ける、とにかく「やるしかない」という仕事だと思っています。でも、そうするといつまで経っても自信が持てない…という方も出てくるかもしれません。しかし、大切なのは、「今、持っている技術、知識で精一杯やる」という事が重要なのです。しかし、開業当初からお客様にご満足いただけて、セラピストも自信を持ってサービスが提供できるようになる…その為の必要なカリキュラムを常に精査しながら組んでいます。

 

 

このモニターを一人行うためには、施術+前後1時間ほど時間を要します。また、サロン準備や片付けも含めたら4時間前後位かかるかもしれません。しかも、このモニターさんは、原則無料で行って頂きます。毎日の忙しさの中で、無料のモニタ‐練習にこんな時間は割けない…と思うかもしれません。

 

しかし、このモニター期間は、報酬以上に、経験値という財産を得ることが出来ます。私たちの仕事は、施術を受けて下さる方がいなければ成り立ちません。その方は、貴重な時間や労力、または交通費、スケジュールの調整もして下さっているでしょう。モニター練習は、「やってあげている」ではなく「やらせて頂いている」なのです。

 

きっと50件のモニター期間の中で、セラピスト自身も色々な気持ちの葛藤が出てきます。こんなに私は時間と労力を掛けているのに、無料なのか…と思う事もあるかもしれません。しかし、サロン開業して本番でお客様でお試しする事は出来ません。開業当初の期間は、本当に大切な時期です。ご新規のお客様は、期待と緊張を織り交ぜながらご予約、来店されます。

 

新人だから、開業したてだから…で許されるミスと、許されないミスがあるのです。しかも私たちの仕事は客単価が安くはありません。開業当初から自信を持ってサービスをご提供するための準備は、50件では足りないくらいなのです。実践的な訓練を積まずに、いざサロン開業し、無理なスケジュールでのご予約を受けてしまい、時間が間に合わなくてこんなはずでは無かった…という事も避けられます

 

有難いことにAtsuの生徒様方の頑張りのお陰様で、無料モニター様が有料顧客様となって、ご予約を下さるケースを何例も報告を受けています。

 

皆さんが、接客、技術、カウンセリングを、手を抜くことなく、一生懸命行ってきた結果ですね。ここで、実際にモニター症例を行っている生徒様より、生のお声を頂きました。これからモニターに入る皆さんのご参考になると思います。是非ご覧下さい。

 

モニター症例を続けて(生徒様のご感想から)

 

先生の講座で一番印象深かった言葉、たくさんあるのですが…

セラピストは黒子である。

この言葉の奥深い本当の意味を理解できたのはモニターを開始してからでした。

 

モニター開始直後、特に緊張しやすい私は、余裕が無く、自分にも自信がなく、お客様に満足していただきたいと思いながらも、不安から知らずに気負ってしまい、ついつい結果を出さなきゃとか手技や実技に拘りすぎて、体にも知らずに力が入りすぎていたんです。これって「私が」と知らずに主役を自分にしていたんですよね。体に力が入ると当然、お客様への反応にも現れてしまって…

 

 

黒子になるというのは、技術を磨き自分に自信をつけなくてはできない事。自信があれば、無駄なアピールしなくても結果として伝わるんですよね。そして、サロンでの主役は、お客様。サロンに来る前から、滞在中は勿論、帰宅後まで安心して、心地よい気分で過ごしていただくには?を考える上で、接客や自分自身の日常生活、心のあり方を見直す上ですごく役に立っている言葉です。

 

 

事務的ではなく、一人ひとりに合わせた配慮ってやはり自分に余裕がないとなかなか出来ないんですよね。普段の生活の過ごし方から見直して、いかに日常に落とし込み気持ちに余裕を作る、技術を磨き自信をつけることにもつながることだと改めて気づかされました。この言葉は、これからも、とても大切にしていきたいと思っています。

 

技術が素晴らしければ、それだけでお客様が来るのか❓

 

お客様は、技術だけではなく、想いに魅せられる。

 

これも、モニター様を受けてから実感したことです。モニター期間は無料とはいえ、時間も交通費もお客様のご負担となります。他に魅力的な予定が入れば技術がイマイチだったらもう来なくなるのでは…?と不安になったこともありました。新米セラピストの技術はやはり経験豊富なセラピストさんに追いつくには時間が必要だったりします。ですが、接客を学んでおくと意外なところから反応が返って来ることに気づきました。

 

 

毎回、もちろん、完璧を目指していますが、完璧でなくても、

所作や相手を思う気持ち所々に散りばめておくことで伝わる思いがあるのだなと気づかされました。

 

 

正解がどうかは少し疑問が残りますが、ある意味新米セラピストの緊張も相手には不安ではなく、一生懸命な想いとして伝わるようで、事前カウンセリングでも「今回も楽しみにしているよ〜」などのエールを頂くことも。

この言葉が励みになり、また、自身の成長とお客様への還元へ努める励みになっております。

 

講座で教えていただいた

予約確認の事前連絡や事後連絡やお客様宛のちょっとしたお手紙などは大変よろこばれています。事務的になりやすい作業ほど相手を想いながら行うように心がけています。

 

 

自分一人では、気づけないたくさんの気遣い、お客様視点を考慮したお声がけなど、表情、服装、掃除、事前、事後連絡などの基本のきを学べたことも財産となっています。

 

今後、経験や知識が増え自信がついてくると知らずに、自分の価値観を押しつけてしまう危険性。

そう言ったことを回避する上でもお客様との距離感や自分のポリシーの貫き方、お伝えの仕方などを考える上で大切にしていきたい内容だと思っています。

 

(北海道札幌市・Atsu受講中の生徒様より)

 


【お知らせ】基礎座学講座はオンライン開催となります

今後のAtsuプロフェッショナルコースの基礎座学編は当面の間、全てオンラインで開催となります。2020年の前半のコロナ感染予防対策のため、すでに実施しておりましたが、しばらくはオンラインで実施する予定です。有難いことに、オンライン開催に向けて準備した資料(スライド)でより理解しやすくなったというお声もいただきました。


今後のAtsu受講希望の方へ

 

2020年後半以降の受講を検討頂いている方へのお知らせです。

 

Atsuプロフェッショナルコースは基本的な受講の順番として、【基礎座学①~⑨】→ 【実技講座】→【モニター症例取得】→【試験】→【合格後認定】という流れとなります。座学は自宅学習となりますので、遠方の方でも費用の負担を軽減していただけるかと思います。

 

*できれば①~⑨の順番がお勧めですが、順番が前後しても大丈夫です。

*オンライン授業は予定が決まっているところで受講、もしくは受講日程を相談の上、別途設けて受講となります。

*Atsu受講生様は無料で再受講が受けられます(回数制限はありません)。

*リアルタイム受講が原則です。後日視聴制度はございません。

*zoomを使用したオンライン講座です。受講の環境が必要となります(Wifiなどの通信環境、PCなどの周辺機器等)

 


座学のみ受講希望の方へ

 

Atsuプロフェッショナルコースを受講されなくても、オンライン座学講座を受講いただけます。カレンダーの開催日をご覧の上お申込お願い致します。

 

【お申込の流れ】

① カレンダーで希望講座の開催日程を確認

② フォームにてお申込

③ カード決済もしくはお振込で事前お支払い

④ ご入金確認後に当日参加のアドレスをお知らせします

⑤ 受講日当日

 

以下の講座が受講いただけます

 

□セラピーとオイルトリートメント入門講座

□セラピストマインド

□セラピストの骨筋学①

□セラピストの骨筋学②

□セラピストが知っておきたい姿勢学

□セラピストが知っておきたい呼吸学

□ヒューマンタッチセラピー理論・実践

□セラピストの技術スタンス理論

 

各講座3時間 14000円+税


講座の詳細・お申込はこちら

 

*受講日は開催決定日を原則お願いしておりますが、応相談で別途個別に開催いたします。お気軽にお問合せ下さい。

*受講後、1回まで再受講が無料で受けられます(2回目以降はお問合せ下さい)

*リアルタイム受講となります(後日視聴制度はございません)

**zoomを使用したオンライン講座です。受講の環境が必要となります(Wifiなどの通信環境、PCなどの周辺機器等)
* 単発受講からAtsuプロフェッショナルコースへの移行も可能です。その際はすでに受講頂いた項目は受講費免除となります。

 


Atsu卒業生・受講生の皆様へ

 

【セラピストの勉強は天井知らず】

常に向上をモットーに、学び続ける環境を生涯ご提供できるスクールを目指しています。

Atsuスクールの座学も技術は常に進化し続けます。

しっかり自分の腑に落とし、ご自身の想像力を広げ応用できるまで、何度でも再受講制度をご利用下さい。

 

【受講頂ける項目】

 

●Atsuベーシック卒業生様

□セラピーとオイルトリートメント入門講座

□セラピストマインド

□セラピストの骨筋学①

□セラピストの骨筋学②

 

□ヒューマンタッチセラピー理論・実践

□セラピストの技術スタンス理論

*上記以外は単発受講の受講費用が必要です。詳しくはお問合せ下さい。

 

 

●Atsuアドバンス・アレンジ・プロフェッショナル受講生・卒業生様

□セラピーとオイルトリートメント入門講座

□セラピストマインド

□セラピストの骨筋学①

□セラピストの骨筋学②

□セラピストが知っておきたい姿勢学

□セラピストが知っておきたい呼吸学

□ヒューマンタッチセラピー理論・実践

□セラピストの技術スタンス理論

□カウンセリングスキル講座

□自分を知る東洋医学基礎編

□東洋医学から学ぶ生活習慣学

*開催が決まっている日に再受講が可能です

 


Atsuプロフェッショナルコースの基礎座学は、基本的な知識だけではなく、【セラピストとしてお客様にどう生かすのか?】という実践的な知識が中心です。イラストや図、写真などをふんだんに使って、分かりやすい説明を心がけていきます。これからもどうぞご期待下さい。

 

*講座の内容は予告無く変更する場合がございます。


【スクール】レッスン再開しました

AtsuStudioJapan 代表 関口智子です。コロナウイルス感染防止の為、対面でのレッスンは自粛し、オンラインレッスンを主に行ってきましたが、本日から対面レッスンを再開しました。とはいえ、まだまだ注意が必要です。当面は完全マンツーマンレッスン、1日1単位(3時間)までとさせて頂いております。生徒様には習得スケジュールが大幅に伸びてしまい、大変心苦しいのですが、その分1回1回をしっかり丁寧に積み重ねていければと思っています。

 

 

フェイスシールドのプレゼント付き(期間限定です)
フェイスシールドのプレゼント付き(期間限定です)

 

スクール再開についてのご案内

 

さて、久しぶりに再開したレッスンは「ヒューマンタッチセラピー/タオルワーク実践編」。

 

ボディワーカーセラピストとして、触れるの生理学、心理学、目に見えない肌が感じる触覚について、実験なども含めて座学では学びました。その実践編として、施術中のタオルワークのスキルを学ぶ講座です。

 

主なラインナップは

 

●おもてなしのホットタオルの作り方

 

●ベッドのリネン類メイクと心のこもったガウンの畳み方

 

●タオルワークからスタート!手を離さないスキルを身に着ける

 

●安心安全、そしてお客様を守るドレーピングとは

 

●プロは動きがシンプル。無駄の無い美しいタオルさばき

などなど

 

 

 

 

マレーシアのホテルのタオルセットを真似てみました
マレーシアのホテルのタオルセットを真似てみました

 

このレッスンはプロフェッショナルコースになってから、独立して単位を作りました。今までもレッスンの中でお伝えしてきたことなのですが、タオルワークやドレーピングは、セラピストの無意識な動作が現れやすいんです。

 

セラピストの多くは、ご来店いただいたお客様に、心身共にゆったりとくつろいで頂きたい…という抱擁の気持ちでお迎えしています。

 

オイルトリートメントの時には、細心の注意を払って、そっと労わる様に触れていても、タオルワークで、タオルを引っ張ったり、バサバサと大きく動かして冷たい空気がシーツの中に入ってきてしまったら…。

 

Atsuでは、オイルトリートメントは身体を楽にするもの…だけではなく、普段、思考に優先されがちな感覚をを取り戻し、自分という存在を思い出してほしい、

 

そして【今、ここ】を感じるマインドフルネスなお時間をご提供できれば…と願っています。

 

Atsuの想いはこちら

 

 

 

丁寧に縫い目を合わせる事が、美しい形を作ります
丁寧に縫い目を合わせる事が、美しい形を作ります

 

 

 

お客様は意外と、施術以外の部分から、セラピストが「自分(お客様)を大切にしてくれているのだなあ」という事を感じています。

 

小さな小さなこだわりばかりです。

お客様に気付いて頂けなくても全然良いのです。

 

こだわって丁寧に畳まれたガウン、

 

両端がキレイにそろったホットタオル、

 

ドレーピングする時に、そっとプライベートゾーンを守る様に添えられた指先、

 

いつも私はあなたのそばにいますというサインを感じる、施術中に手を離さない技術、

 

この小さなこだわりは、やがて小さな誇りとして心の中に根付き、自信への第一歩にもなっていく…と、今までの生徒様方を見ていても感じます。

 

セラピストという仕事を通して、自分の人生を豊かに誇りあるものに

私のセラピスト育成のモットーです。

こんなところにも、こだわっています。

 


【スクール】対面レッスン、技術確認等再開についてのご案内

AtsuStudioJapan 代表 関口智子です。

コロナウイルスの特別警戒が全国で解除され、徐々に日常へと戻りつつあります。当スクールの再開は6月15日(月)を予定しております。現在、6月15日以降技術レッスン、技術メンテナンスをご予約頂いている方には改めて個別にご案内をお送りいたします。

 

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レッスン再開にあたり、以下を検討しております。

 

●原則、生徒様、講師とのマンツーマンでレッスンで行います。

スタンス確認や筋肉の位置などのモデルは実物大筋肉スーツ人形を使用します。

 

●実技レッスンでもオンラインでお伝え出来る部分があれば、ご相談の上レッス形態を変更します。

 

●レッスン中はマスクの着用、手指消毒の徹底をいたします。手袋の着用も場合によっては検討いたします。素手の場合は、キャリアオイルは抗菌作用のあるエッセンシャルオイルをブレンドします。

 

●空調管理の為、エアコンを使用します。こまめな窓の開閉、空気清浄機を使用して換気に留意します。

 

●抗菌作用の強いアロマ精油のディフューザーを随時使用しますが、もしアレルギーや苦手な香りがあればお申し出ください。

 

●滞在時間は3時間までとし、レッスンは1単位のみとさせていただきます。

 

●公共交通機関を利用される方は、混雑時の時間を避けられる時間帯でレッスンを開催します。また最寄駅へ車で送迎します。

 

●対面レッスンをご希望の際は、ご家族の了承を必ず得て頂けますようお願い致します。

 

●レッスン数日前からの体調不良は速やかにスケジュール調整をいたしましょう。(無理は禁物です)

(検温・体調管理・ご家族の体調など、講師、生徒様双方で留意してまいりたいと思います)

 

●卒業生様、受講生様の再受講は当面の間、オンラインのみとさせていただきます。

 

●状況に応じて、急遽、自粛休業をする場合がございます。予めご容赦下さいませ。

 

●オンラインでのご相談をいつでも承ります。お気軽にお声がけください。

 

============

 

上記は、予告なく追加、修正する場合がございます。

講座の開催やレッスンのご予約など個別対応しながら進めてまいります。

お気軽にお問合せくださいませ。

今後もどうぞよろしくお願い致します。

 

AtsuStudioJapan

関口智子

 


プロフェッショナルへの道はマインドから

今日は久しぶりのAtsuプロフェッショナルコースのオンラインレッスン。新たに学んでくださる生徒様と再受講の生徒様での5名様。基礎座学の3回目の講座です。今日のタイトルは「セラピストマインド講座」。当スクールではこのセラピストマインドをとても大切にしています。

 

 

プロフェッショナルとは専門職の事を表します。特定の領域で知識、技術などが秀でており、その技術において対価を得る人の事です。

 

Atsuが目指すのは感覚のプロです。Atsuという特殊な技法で人の体に触れ、お客様の緊張を緩め、心を穏やかにし、五感を育み豊かな人生へと導く癒しのプロ。大まかえすが、そんなプロフェッショナル像を掲げています。

 

どんなお仕事でも共通することですが、

 

なぜ、この仕事を選んだのか?

どんな人のお役に立ちたいと思ったのか?

この仕事で自分が何ができるのか?

関わった人の幸せは?

自分が幸せになれるのか?

 

この理念を持っているかどうかで、仕事への取り組みがガラッと変わります。それは、技術や知識を学ぶのも同じです。学んだことをインプットするだけではなく、誰にアウトプットするのか?を明確にすることで、学びの意欲や取り組み方も変わります。

学ぶ動機として、単純に自分が学びたい、知りたい方、という入口からでもOK  。しかし、『自分の為だけではなく、誰かの喜びの為に行動できると出せる力が倍増する』良く聞くフレーズですが、私自身の経験からも、あながち嘘ではないと思っています。

 

 


 

このフレーズ、著名な方引用されているのでご存じの方も多いと思います。私も、雑誌PRESIDENTの巻頭に「ヤンキース松井選手が恩師から送られた言葉」として紹介されていたのを見て初めて知りました。

 

この4行のフレーズ、自分のセラピスト人生を振り返ると、本当にこの通りだなぁ…、アリアリとそのころの情景がよみがえります。

 

私は、セラピストになる前、前職でOLをしていました。与えられた仕事は楽しく取り組んでいましたが、誰かのために、というよりお給料を頂くために働くという意識が強かったように思います。

 

その当時は、ランチが一番楽しみで、いかに残業せずに帰れるか…という指示待ちの人でしたので、自分が経営者なら、こんなにやる気の無い人は雇いたくないな…というタイプだったと思います。

 

 

セラピストとして技術を学び、運よくそのスクール本部に勤めることが出来た私は、学校理事長や先輩セラピストの皆さんに『プロフェッショナルとは!』を徹底的に叩き込んでいただきました。お陰様で目から鱗が何枚もどころじゃなく、ずるッと目が全部入れ替わったくらいの衝撃を受け、目的と理念を持って仕事することの楽しさに目覚めました。

 

 

意識が変わると、積極的に企画を出したり、よりお伝えしやすく!と、カリキュラムを練ったりしました。そして、役職を頂いた事でご縁の無かったビジネス書や自己啓発書も読み漁るようになり、その中に「成功者はみな早起き」という言葉に感化され、寝起きが悪いにも関わらず早起きにチャレンジしたりしてました。まさに意識が変わると行動が変わる、単純ですがその通りです(笑)。

 

更に、笑顔や挨拶がとても大切だという学びを受け、自分の表情や笑顔改革に取り組む事で人間関係もガラッと変わりました。いつの間にか周りにはポジティブシンキングな方ばかり。バリバリと仕事を楽しみ、人生も謳歌している知人、友人に感化され私も考え方、習慣や行動が変わりました。

 

最後のフレーズの運命が変わったかは、正直分かりません。出会いやご縁は全て天の采配とも思えるので、なるようになっての今だと思っています。運命は分かりませんが、生き方が変わったことは間違いありません。

 

 

 

 

プロフェッショナルな意識を持つことは、一朝一夕では無理だと感じています。近道もありません。毎日の行動、考え方、習慣を「お客様にとってありかなしか」という基準でコツコツと取り組むしかないと思っています。

 

ストイックに見えるかもしれませんが、スポーツ界や、その道の職人さんなど、プロと呼ばれる人達の努力しているお姿を見ると、まだまだやれることがあるなぁと日々思います。

 

なぜ、そこまでやるのか?と聞かれる事もありますが、単純に「自分が心地良いこと」を探求しているだけのような気もします。

 

この仏教の教えのひとつ、無財の七施。今日はセラピストの接客マナーでお伝えしたのですが、一番上の優しいまなざしで人と接するというのは、相手の為だけではなく自分自身も柔らかいまなざしを持つことで心も休まり、穏やかになります。はらわたが煮えくり返った状態で、優しいまなざしは出来ませんものね。

 

生理学的にも、施術中、一生懸命過ぎて施術部位をギューッと見つめてしまうと、頭の後ろ側が緊張してしまいます。それに伴い身体も動きずらくなるので、しなやかな施術を体現するには優しい目でにこやかな表情で施術をするのは大切な事なのです。口角が上がると自然と自身の気持ちも明るくなってきますし癒されます。お客様へ慈しみのまなざしを向けるという事は、やっぱり自分の為でもあるのです。その感覚を他者と共有出来たら、更に平和で幸せだなぁと思います。

 

 

 

今日オンラインでご参加くださった皆様です。ついついレッスンに熱が入り時間がオーバーしてしまいまhした。ごめんなさい。埼玉、東京、富山、北海道から皆さんと一堂に繋がれるのはオンラインの良さですね。

 

コロナ前は在学生、卒業生様向けの勉強会ではオンラインシステムを使っていましたが、新規の生徒様には直にお話しなきゃ!熱量が伝わらない!という想いでオンライン講座は行っていませんでした。しかし、意外と臨場感もあり、皆さんとの距離感が近く感じられることにびっくり。

 

しかし、接客マナーの細やかな動作や表情をお見せすることが出来なかったので、今後の課題として取り組みたいと思います。皆様、ご参加ありがとうございました!皆さんの気づきやご感想からも沢山気付きを頂きました。

 

心から感謝を込めて。

関口智子

 

Atsuプロフェッショナルコースの新規スタートは2020年9月からとなります。詳しくはお問合せくださいませ。


【お知らせ】今後のスクール運営について

昨日の新型コロナウイルスにおける緊急事態宣言の延期により、スクール内での対面レッスン、サロン体験は当面の間お休みとさせていただきます。再開日につきましては、ウイルス感染拡大の鎮静化状況によって熟慮の上、ご案内させて頂きます。

 

現在は、Atsuプロフェッショナルコースのセラピスト基礎編をオンラインで開催中です。Atsuのスクールでは「プロセラピストの感覚を育てる」を大切にしています。オンラインでも、臨場感のある講座をどうしたら出来るのか…、日々模索しています。

 

直接、生徒の皆様とお会いできる日を心から楽しみに。その日まで、セラピストとしての学びを出来る範囲でどんどん深めていきましょう。推奨の本を後日ご紹介しますね。どうぞお楽しみに!

 


触れるセラピストの本質を学ぶ~入門編

 コロナウイルスの影響で触れるという事が制限されている今。タイムリーに「触れるセラピストという仕事の基本」について講座をさせていただきました。先日、何気なく本棚にあったサラ・トーマス著のマッサージセラピーという本(2001年出版)をパラパラとめくったところ…。序文にとても感動した一説があり、まずそれを皆さんに冒頭でシェアしました。

 

 

人類の歴史が始まって以来、

私たちは手を使って互いに

安らぎと癒しを与え合ってきました。

 

触れるということは、

他者と交わることであり、

思いやりを伝えることであり、

孤独ではないと安心させることであり、

生きている実感と、

かけがえのない自分の存在を確認させるということ。

 

(マッサージセラピーより引用)

 

 

とても温かな言葉。

 

今の新型コロナの世界情勢を考えると、クライアントの方に触れることが出来ないもどかしさを感じつつ、、いつか活動再開できる日のために、この想いを皆さんと共有したい!と強く思いました。

 

私たちセラピストは、様々な手技を学びます。それはお客様の身体のバランスを調えるお手伝いのために、そして健やかで明るい心を育むために。プロのセラピストとして技法を高め、訓練を重ねること、とっても大切なことです。

 

ですが、私が目指す、触れるセラピストとは、手から思いやりが伝えられ、孤独ではないと安心感を与え、クライアントが生きていると実感し、自身がかけがえのない存在なんだと改めて感じて頂けるなんだ…

 

と改めて強く思いました。ですが、その想いを押しつけることなく、自然に手や立ち居振る舞いから伝えられるようになるには、あと何年かかるんだろう…と思うと、まだまだ研鑽が必要ですね(汗)。スクールでも生徒の皆様と探求したい大切なテーマとして掲げていきます。

 


そもそも私たち触れるセラピストって何のために、存在しているんだろう…と思うことが、過去に多々ありました。単純に気持ち良さだけでない、リラックスだけではない、でも日本では法律により医療行為は絶対的に不可。

 

20年前にセラピストになった時、「手に職が持てたらいいなぁ」と何となく選んだ仕事でしたが、今までのたくさんの学びから、触れるセラピストの仕事は、人間の感覚を育み、気付きを促し、その人の生き方を豊かにする、素晴らしい仕事なのだと今では誇りに思っています。

 

その想いをもう少し明確にしたい…と、マッサージセラピーの歴史を紐解きました。紀元前の医学の父と呼ばれたヒポクラテスは「医師というものは、多くの事柄に精通していなければならない、特にマッサージは確実に身につけなければならない」と説いたといわれています。紀元前から触れる事が人間の身体と心に大きな影響を及ぼすという事を説いていたのですね。何千年経っても人間の本質は変わらないんだなあと感動します。

 

他にも文化や伝承医学として継承されてきた技法が世界各地にあります。その土地の風土、歴史、そして人々。触れるセラピーが現代に受け継がれてきたのは、その時代のセラピストたちが「どうしたら、その人の役に立てるのか」と一生懸命に取り組んできたお陰なのだと、とてもありがたい気持ちになりました。自分も未来に繋げられるような仕事をしたいものです。

 


3時間に及ぶ入門編は、他にマッサージセラピーの効果や、WHO(世界保健機関)が提唱する健康の定義を紐解いたり、セラピーをする前に確保したクライアントの安心・安全についてのお話、禁忌事項などなど多岐に渡りました。

 

まだまだ研究を重ねていきたいテーマですね。

今日は、新しい受講生の皆様、そして再受講の皆様と、このお話が出来て本当に良かったです。

 

この講座は次回は2020年9月28日に開催予定です。

まだまだ先ですが、一人でも多くの方と共有できればと願っています。

 

ありがとうございました!

AtsuStudioJapan関口智子

 


スクール近況報告

 

あっという間に4月も半ばです。現在、AtsuStudioJapanでは実技クラスはお休みをしておりますが、4月から新しく学びをスタートされた生徒様と共に、座学講座を開催しています。

 

昨年11月にカリキュラムをリニューアルしたAtsuプロフェッショナルコース。

 

 

よりプロフェッショナルなセラピストへ育成を目指し、基本となる知識は技術講座の前に学んで頂こう…とカリキュラムを組みかえました。

 

最初が座学から…が、幸か不幸か、オンラインレッスンへと切り替えて数名の方がレッスンスタートしました。(2020年度春の新規募集は定員となりました、次回は秋募集です)

 

このご時世でもあり、皆さんの学びのモチベーションが低下してしまうのでは…と、正直、心配していました。初回のレッスンでは、オリエンテーションと共に、今後の方向性や目標についてのコンサルテーションがあるのですが…。

 

新受講生の皆様が熱く技術習得への想いをお話してくださり、安心するとともに、まだまだ先の見えない状況だけに、この火を消さないように出来ることは何か…と毎日考えています。

 

 

 

座学は当面、オンラインでのレッスンになる事が予測されます。その為、毎日、資料の作り直しや、オンライン用資料の作成したり、調べ物をしたりしています。どうしたら画面上で分かりやすくお伝えできるのか、理解しやすいのか…など、構成も練りながらなので、思った以上に時間が必要。時に、時間確保に焦ったりすることもありますが、自分にとっても再復習になったり、以前購入した本を引っ張り出してきて読み直したり…と有意義に過ごさせてもらっています。

 

 

何よりも、この自粛生活で助かっているのは…。自宅出張を中心に働いているパーソナルトレーナーの娘が室内トレーニングを教えてくれたり、雨の日以外は散歩に一緒に出かけたり…と、彼女が子供の時よりも親子の時間も楽しませてもらっているのが嬉しい毎日です。

 

 

自粛生活もまもなく1か月。

まだまだ終息の見えない状況で、世界中で痛ましいニュースが駆け巡っています。

本当に悲しくなります。



これからに対して不安が無いと言ったら嘘になります。ですが、人と会う時間が少なくなった分、狭い空間で自身の在り方、思考にも、感覚にも向き合う時間が多くなりました。セラピストは感覚のお仕事であり、人間業です。今、自分の感情と向き合い、体がどう変化するのか、どんな影響があるのかをじっくりと楽しみ、セラピストとして、いつか還元させて頂ける日のために日々を過ごしています。

 

 

朝、生きて目覚めたことに感謝をし、ゆっくりと白湯をいただき、呼吸と体に意識を向けながら瞑想を20分。家の中を整理整頓し、場を調えてから仕事スタート。合間にトレーニングして、散歩して、オンラインレッスンして、娘の作った夜ご飯食べて、夜はお風呂で1時間の半身浴&勉強タイム。

 

どんな事にも無駄なことは何一つ無い、と信じて、与えられた環境を大切に生きましょう。

 

口角アップで健やかな一日を

関口智子

 

 


【Atsu座学】触覚の奥深さを知る

 

Atsuプロフェッショナルコースで

新たに加わった座学講座。

 

『ヒューマンタッチセラピー理論・実践』

 

今までも座学や実技の中で

組み合わせてお話はしていたのですが…。

 

人の体に触れるセラピストとして

何ができるのか、

何がしたいのか、

 

「触れる」ということを

もっともっと深く伝えよう、

生徒様と共に学んでいこう、

と、単発座学講座を設立しました。

 


皮膚は色や光も感じている

 

「触れる」を

解剖生理や心理的な作用など

色々な観点から紐解きながら

 

色々な実験を交えて

授業は進みます。

 

例えば…

山口創先生の著書

「皮膚は心を持っていた」に

皮膚には「青、緑、赤」を

とらえるたんぱく質(オプシン)があると

最近の研究で分かってきた…とあり、

 

実際に、生徒様に目を閉じて

色の上に手をかざしてもらいました。

なんと!結果は百発百中。

肌が脳と繋がっているのを改めて実感しました。

 


感覚ははぐくまれる

 

触覚は人間が生まれて、早い段階で形成されます。

年齢を重ねることで衰えていく視覚や聴覚とは違い、

触覚は老化によって衰えるどころか、

さらに研ぎ澄まされていく感覚でもあります。

 

手先の感覚で、機械よりも正確に

モノを刻んだり、形を整えたりする

熟練した職人さんたちもいます。

 

「感覚は育つもの」

 

セラピストとして学び始めは、

身体をうまく動かせなかったり、

触れる感覚にピンと来なかったりしても、

大丈夫、感覚は育つものなのですね。

 

感覚は衰えないと前述しましたが、

加齢により下半身の感覚が

衰えてしまうことはあります。

 

歩きづらかったり、

転びやすくなったり。

 

しかし、日常生活で最も使われる

手や口は衰えにくい場所だそうです。

逆に使わないとあっという間に衰えます。

 

年齢を重ねるほどに、

人は沢山のものに触れ、

食べることで口を使ってきました。

 

 

つまり、経験することが

触覚を養い、育てるのです。

使わないと衰える、

というのは、

経験しないと鈍る、

ということでもあります。

 

 

セラピストとして技量を上げるためには

沢山練習して、触れる経験を増やすこと。

 

そしてさらに大切なのは、

受け手として沢山触れられる

経験を増やすことです。

 

他にも皮膚が記憶するお話や、

手を温めることで感覚がさらに高まること、

密着感の固定概念を崩すようなお話などなど。

 

 

また自律神経や

オキシトシン、セロトニン

βエンドルフィンのお話などや

 

 

セラピストの観点から

揉み返しの起こるメカニズム

逆に揉み返しの無い深い圧を加える方法など

 

沢山のお話を盛り込みつつ

 

触れるについて、

掘り下げていきました。

 

 

講座をしている私自身が

触れることの魅力を再確認し、

わくわくする

とても楽しい時間でもありました。

 

 

プロフェッショナルコースの座学は

オープン講座として一般受講可能です。

 

ご興味のある座学で

ぜひともお待ちしております。

 


【ご報告】小さなサロン普及協会発足のお知らせ

Facebookのスクールページは個人アカウントで度々ご案内していましたが、当スクールの代表講師の関口智子は個人サロン普及のための『小さなサロン普及協会』の代表理事を務める事になりました。

小さなサロン普及協会とは



 『小さなサロン』とは空間の事ではありません。サロンの場所、規模、運営スタイルなどは多様なごら、お一人から少人数で活動しているセラピストを表現しています。


協会では、小さなサロンをこれから運営したいセラピストさんや、すでに頑張っているサロンオーナーさん向けに、以下のサポートを予定しています。



◉プロフェッショナルな技術を持ち、様々は専門的知識、一人一人のお客様に臨機応変な対応ができる

◉おもてなしマインドを持った専門家として、社会貢献できるセラピストの育成、サポート

◉良質なセラピーを望むお客様が安心して、個人サロン、セラピストをご利用いただけるよう、認知活動や社会的役割を発信

◉地域の様々な相談所としての役割を持てるための学び

◉子供たちの未来を担う、つなげるようなセラピスト活動(触育)





4月からの発足を目指して、無料説明会を実施しております。

また会の詳細などは『小さなサロン普及協会』のホームページからご覧いただけます。

詳細はこちらから


無料説明会にご参加いただけない方向けに、2月16日に開催した説明会の冒頭1時間をYouTubeでもご覧いただけます。


そちらも協会ホームページよりぜひご覧くださいませ。



【スクール受講のご感想】を更新しました

Atsuを学んでくださった生徒様に受講アンケートをお願いしたところ、皆様からリアルな、そして熱い思いがたっぷり詰まったご感想を頂きました。お一人お一人の感想を拝読し、また掲載にあたり受講当時の写真をファイルから引っ張り出し、レッスン当時の情景を思い出し…。

 

当スクールでは、「カリキュラムはこなすためのモノではなく」「しっかりと技術や知識を学んで一生モノの財産にする」ということが一番のモットーです。

 

その為、特に技術は少人数またはマンツーマンでのレッスンが中心となります。が、学んだ後に、また更にどんな学びをし続けるかが大事なのです。

 

といいつつ、受講中のお写真を見て頂くと、沢山の人が映っていたりします。こちらは卒業生さんが再受講や見学に来てくださった時の様子なのですね。

 

スクール通学中は、新しい事を学ぶのに必死でどうしても視野が狭くなりがちです。卒業した後の方が同じことを学んでも理解が更に深まったり、新しい気付きが沢山あります。

 

セラピストとしての質の向上、技術の向上、知識の向上の為に、絶えず努力し、学びを絶やさない卒業生の皆さんばかり。そんな皆様がなぜ当スクールを選んだのか、そして受講中はどんなことを感じながら頑張っていたのかがリアルなお声を知る事が出来ます。

 

 


当スクールの門を叩く方は、ほとんどが開業を目指す方や、既に開業されている方ばかりです。Atsuをメインにメニューとしてサロンで打ち出している方もいれば、他のメニューがメインの方もおられます。色々な想いを抱き、お客様に自分が良いと思えるものを真摯にご提供できるのが個人サロンの利点でもあります。

 

バラエティに富んだ卒業生様のご活躍をご覧ください。

 


【サロン体験】ご感想 2020.1.29

現在スクール受講中の生徒様が、サロン体験を受けてくださいました。技術レッスンでも、必ず技術体感は行います。更に、一連の流れで施術を体験する事で新たな気付きを得ていただけたようです。



 まずは施術後のご感想を
ご紹介します。


Atsuでは、『受ける禅』として
身体と心を感じる施術を
目指しています。


 

施術中に感じたことや、

浮かんできたこと、

心のうつろいに、

意識を向けて過ごす…。

 

 

そして、体の変化を
ジャッジすることなく、
あるがままに観察をする。

 


座禅をしている時のような
感覚でもあり、
ヨガのヴィッパーサナ瞑想
のような感覚でもあります。



 

 

もちろん、
ただ眠くなって
何も浮かばなかった。

ただひたすらに
気持ち良さだけ
感じていた。

気がついたら終わっていた

という感想でも
全く問題ありません。

そう感じた…
ということが大切なのであり、


『心や体はどんな風に
時間を過ごしたんだろう…』と

想いを馳せる事が
自身との向き合いに
なっているからです。

 

セラピストは技術者であり、
表現者でもあります。


学んだ技術や知識を
目の前のお客様に、
今、自分が出来ること、
お伝えできることを、


手から、体から
表現していくのです。


身体の内側から溢れるような
表現力が、お客様の体の中の
細胞一つ一つに働きかけ、
心を動かすのだろう、
と私は信じています。


表現者は感覚を磨くこと、
育て続けることが大切です。


その為に沢山の経験を
肌で積むことが必要だと
思うのです。



私自身、セラピスト初期の頃は
感覚が鈍く、頭で動くタイプでした。
あの頃はそんな風に思って
いませんでしたが…。


その後、プロトレーナーとして、
毎日毎日、何時間も
研修生の技術を受け続ける
チェッカーの役割を
5年間させてもらったお陰様で、
かなり感覚が育ったと
確信しています。


だからこそ、
プロのセラピストを
目指す方には
沢山、自分の身体で
施術を受けて欲しい。


心からそう願い、
Atsuプロフェッショナルコースでは
教育プログラムに
施術体験を必須にしました。




 

 

またセラピストは

接客業でもあります。

 

 

学んだ技術を活かすには、

おもてなしという技術も

学ぶことが大切ですね。

 

 

カリキュラムの中で学ぶ

接客を実践でどのように

行っているかを

学んでもらいたいのも

このサロン体験の目的のひとつです。

 




 
今回、サロン体験のご感想を
許可をいただいて掲載しています。


埼玉県川越市
RACINE 小島理恵さん

ブログはこちら
https://profile.ameba.jp/ameba/mammysoff-r


ゆっくり、丁寧に
施術中ご自身の心と身体に
向き合ってくださいました。


優しさの溢れる
ご感想をありがとうございました。





最後に…
ジャパニーズオイルセラピーAtsuの
印象を伺いました。


深い圧でも揉み返しの無い
技術を目指しています。


相手の深部に届きながらも、
お客様も、セラピストも
柔らかいさを失わない施術は


実はセラピストの在り方が、
キーポイントでもあります。


感性や感覚と共に
日々の心のあり方を
磨き続けるセラピスト道を
Atsuはこれからも探求し続けます。

長文を最後まで
お読みくださり
ありがとうございました。

感謝を込めて。



【講座のご案内】心と体をつなぐトレーニング講座~セラピストの感覚を高める~

ボディワーカーセラピストなら必ず思う事…。「もっと上手になりたい」。身体が絶対的な道具であるセラピストだからこそ、その感覚を高めるトレーニング方法をご一緒に学びましょう。自分軸のある安定した姿勢と深い圧がかけられるようになる重心の取り方に焦点を当てました。


心と体は繋がっている

 

触覚は感情と繋がっています。

優しく触れられると、温かさ、優しさ、安心感などのポジティブな感情を生み出し、乱暴に触れられると、怖さ、怒り、悲しみなどのネガティブな感情を生み出します。

 

これは誰もが知っていること。

セラピストに身をゆだねるお客様は、当然のことながら優しく触れられる事を前提としてサロンに来店されます。

 

セラピストは「優しく触れる」ために、手のひらに意識を集中して、お客様にタッチの心地良さを存分に味わっていただきたいと思うでしょう。

 

しかし、施術中に腰が痛い、手首、肘、膝が痛い…となると…。そちらに感覚が集中し、手のひらに意識を向ける事は難しくなります。

 

つまり、それはセラピストが『自身の身体』に『心地良さ』を感じる事が出来ていません。息が浅くなり、時間ばかり気になってくる…。辛いですね…。

 

実はその感情は手からお客様に確実に伝わっています。流れやリズムが変わり、セラピストのまとう気が変わってしまうのですね。その為、セラピストが本当に「心地良い」と感じられる姿勢は? 無理のない自然体の施術は?とずっと探求してきました。そして出来上がったのがスタンス理論講座です。

 

 

 

技術向上には姿勢を正す必要がある

 

スタンス理論講座では、ニュートラルな姿勢から自身の身体を『道具として』どう使うのか?をお伝えしています。特に体重がかけづらい方や、手力になりやすい方、腰の痛みがある方の改善につながる理論です。

 

しかし、姿勢の癖が大きい方(腰や胸が反っている…など)は、スタンス理論の前に体幹の安定性を伝える方が先かもしれない…と、回を追うごとにその思いは強くなっていきました。

 

そこでプロのスポーツトレーナーにお願いして、セラピストに必要な体幹軸を鍛えるトレーニングメニューを考案してもらったのです。ここまで決まるのに半年以上…。

 

この講座の目的は

 

・まずは疲れにくい体を作る事

・ニュートラルポジション(姿勢)を取れる事

・安定感が自分で感じられる事

・無意識レベルでスムーズに体を動かせるようになる事

 

です。

 

触覚からお客様に感情も感覚も与える影響が大きいボディワークセラピスト。

しかし、プロになるにはどんなことでも「まずは自分を整える事」から。

 

トレーニングを通じて自分の身体と向き合い、

触感の感覚値を高める事をこの講座でご一緒に出来ればと考えています。

 

 

このトレーニングで目指すこと

ニュートラルポジションへ
ニュートラルポジションへ

 

さらに私がトレーナーさんにリクエストした事。

 

① 自分のニュートラルポジションを知る(歩き方や姿勢のチェックをして今の自分を知る~安定したスタンスを身につける為)

 

② 股関節の屈曲ができるようになる(リズムを生み出す、姿勢を崩さないための重心移動の為)

 

③ 肩甲骨から動かすことができるようになる(肩が上がらない、力まない、手力にならない為)

 

④ 自分の足や手に『自分の体重』を感じられるようになる(クライアントに自然な重みをかけられるようになる)

 

①~④は『心地良く自分の身体を使いこなせる』セラピストになるために必要な部分をピックアップしたものです。

 

もちろん1回参加して、すべてがこなせるようになるわけではありません。しかし、どんな道もまずは一歩があり、歩き出すための方法を知っている必要があると思うのです。

 

 


セラピストという仕事を長く続けてほしいから

 

講座では、スポーツトレーナーが考える『触覚』や、姿勢を作る筋肉のバランス、そして栄養のお話を予定しています。これはお客様へのアドバイスにも直結するようなお話にしてもらえるようお願いしました。

 

そして、実際にご自身で身体を動かして、明日から出来るトレーニングのやり方を教えてもらいます。ご自身のボディイメージをつかむこと、これが施術をするときにも必ず役立ちます。

 

実際に、私自身、トレーニングを続けると体が羽が生えたように軽くなるのを感じます。思い通りに動く楽しさ。ブレが無いので、触れる時も安心してお客様に体重を任せる事が出来るんですね。

 

セラピストの育成のプロとして、『違和感のない、自然体で出来た施術の感覚が本当に気持ちよくて心地良い』という感覚を皆さんに知ってもらいたい、その思いをしっかりとトレーナーさんには汲んで頂きました。

 

しばらくはお試し価格。

この機会にぜひともチャレンジしてみてください。

 

 

【日時】2019年11月5日(火)、12月17日(火)いずれも10時~13時

 *単発参加、またはリピート参加も可能です。

    *11月19日は都合により中止となりました

 *12月3日は『禅寺で学ぶあぐらAtsu&トレーニング講座』へ振替となります

 

【場所】当スクール(さいたま市緑区 アクセス)

    JR浦和駅まで送迎あり・駐車場あり

 

【費用】5000円(税込)事前お振込

 

【持物】筆記用具・トレーニングウエア・バスタオル1枚・汗拭き用タオル1枚・飲み物

 

【お申込】以下よりお願いいたします。


【募集人数】1名様〜4名様まで

 

講座開催レポはこちら

 

トレーニング後にAtsu体験いかがですか?

 

『セラピストの感覚を高める』という副題通り、なぜこのトレーニングが必要なのか?を施術を受けて体感してほしいなと考えています。

 

身体を自然に無理なく使う事で、手の平から伝わる感触がどのようになるのか、圧の掛かり方や安定感の違いをご自身の身体で感じてください。

 

セラピストは体感の経験値があればあるほどに、施術の表現力が豊かになっていきます。沢山の施術を体感してほしいなと思っています。

 

 

また、体験ご希望の方が数名おられる場合は、施術の時にどんなふうに身体が使われているのかを、パーソナルトレーナーのWAKANAさんが解説してくれます。

 

実際に、足のどこに重心をかけているのか、肩甲骨はどのように動いているのかを見るだけでも、セラピスト職人魂のある方にはウズウズすると思いますよ~笑)。

 

 

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Atsu体験/WSトレーニング後

 

【内容】ジャパニーズオイルトリートメントAtsu®の施術体験

おひとり約20分間

 

【費用】3000円(税込)事前お振込

 

【持物】軽食

 

*トレーニング終了後、軽くランチ後に施術(お申込順)

*施術部位は当日ご相談

*トレーニングのみご参加の方は13時で終了となります

 (ご見学のみは承っておりません)

*Atsu体験ご参加の方は、全ての方が終了後にお送りします

 

 

【講師】Wakana ホームページはこちら

 

『ただ鍛えるのではなく、日常を豊かにする為の正しいトレーニングとボディメイクを』 

フリーランスパーソナルトレーナー

自宅出張(東京23区)/ラフィール恵比寿 /#ベルジム谷塚 

NSCA-CPT/アスリートフードマイスター

 

ウエイトトレーニングと解剖学と猫をこよなく愛しています♡


お申込フォーム

 

フォームにご記入の上、送信ボタンでお申込お願いいたします。
24時間以内にお振込方法などをご返信致します。
また24時間以内にご返信が無い場合は、不達の場合がございます。恐れ入りますが(homesalon@gmail.com)までお知らせ下さいませ。

 


メモ: * は入力必須項目です

 

キャンセルについて:ご入金後のキャンセルはいかなる場合もご返金はございません。日程などご確認の上お申し込みをお願い申し上げます。何卒よろしくお願い申し上げます。


【開催しました】第1回禅寺で学ぶあぐらAtsuとセラピストの為のトレーニング講座

2019年12月2日、3日、第1回『禅寺で学ぶあぐらAtsuとセラピストの為のトレーニング講座』が無事開催されました。お世話になった禅寺宿坊は埼玉県飯能市の曹洞宗正覚寺様。山の中にあり寒さが心配されましたが、お寺の方のご厚意によりストーブを何台も出して下さり10月に伺った時よりもヌクヌクと温かく過ごすことができました。

 

 

限定4名様の宿坊体験セラピスト研修。遠くは三重県、愛知県、そして関東からは神奈川県、埼玉県と様々な場所から遥々お越し下さいました。

 

 

最寄り駅から路線バスで50分ほど揺られて到着するお寺です。が、紅葉の美しさとせせらぎの美しい川沿いの道に小旅行気分を味わいながらお越し頂けたようです。

 


宿坊に隣接する広々とした会館をお借りして、到着早々にまずは『セラピストの為のトレーニング講座』をパーソナルトレーナーの若菜さんとコラボでスタート。

 

 

セラピストとして自分の身体を使いこなし、長くこの仕事に従事するために、そして安定感のある技術習得を目指すことに特化してのレッスンです。

 

 

初日だけ参加下さった江美さん!ありがとうございます♪
初日だけ参加下さった江美さん!ありがとうございます♪

 

13時に集合して、座禅は17時から。普段の講座時間よりもゆっくり出来る分、若菜さんが説明するパーソナルトレーナーとしての身体の使い方の講義とセラピストとしての身体の使い方の講義を織り交ぜながら進めました。

『なぜそのトレーニングが必要なのか』という事や、人によっては筋肉を鍛える前に『関節や筋肉をまず緩める』事が大事だったりと、小人数ならでは指導を若菜さんにして頂きました。

 

 

ニュートラルポジション(優良とされる姿勢)を基礎としながら、自分の身体を振り返り、色々と体感していただきました。お客様にもセルフケアとしてお伝え出来る事も満載です。

 


私事ですが、スクールを主催する理由は『セラピストという仕事を通じて人生を豊かに誇りに思える人を増やす』ためです。

 

 

自身がセラピストという仕事に沢山の喜びを与えていただいたので、それを共有できればと思ってこの仕事を続けています。

 

プランクも施術を安定させるという観点から角度をレクチャーしてもらいました。若菜棒、今回も持ってきてます(笑)。
プランクも施術を安定させるという観点から角度をレクチャーしてもらいました。若菜棒、今回も持ってきてます(笑)。

 

その為には、まず自分自身が健康であること、心身が安定していること、技術が上手であること、自分を大切にしていること、沢山の気づきを得られる日々を送っていること、などなど沢山あるのですが…(笑。

それを目指すひとつの訓練法として、このトレーニング講座を若菜さんに依頼しました。(次回は12月17日開催です

禅寺でのセラピスト研修も、この想いに通じる事がきっと沢山あるだろうと思い、ずっと開催したいと願っていました。

 

余談ですが、お寺での座禅は40分間。身体を座禅前にしっかり動かしておくと、身体の余計な力が抜けて、より自身の内側に向き合う事ができる…と本で拝読しました。

 

長時間の同じ姿勢で緊張する体を最初に緩めておくことで、怪我の防止につながり、より集中していただけるのでは…と思っての、まずはトレーニング講座からの構成です。


 

 

今回初めての座禅をされた方もおり、各々、ご自身に向き合われておられる様子が主催者として感慨深かったです。

 

 

『お寺というところはそんなにお話をする場所ではありません。お話を少なめにしてゆっくりと自分と向き合う時間を過ごされてください』という正覚寺の和尚さんのお言葉通り、今回は皆さんにゆったりと静かに過ごして頂きました。



お寺には三黙道場という、話をせずに自分と向き合う場所があります。

 


『東司(とうす)』と読むいわゆるトイレ、『お風呂』、『本堂』。本堂でお食事しますので食事中も話はせずに頂きます。



精進料理は、ひとくちを口に運んだら箸を置いて、食事の恵みを味わって頂きます。口の中のものが無くなったら、次のお椀からまたひとくち頂くのを繰り返し。

 

 

とても時間が掛かりますが、この所作を繰り返していると、普段いかに自分が『ながら食べ』をしているかという事。

 

しっかり味わうことなく急いで食事しているという事が感じられます。

 

 

ひとくちずつ、味わって頂くと心も体も頭も満足します。生きる事は食べる事。じっくり頂ける時間があることが贅沢で幸せだと感じたと仰る方もおられました。

そして入浴後、21時に就寝。皆さん、お布団を並べてお休み頂きました。早く寝る事で、翌日の身体がスッキリしている!と感じてくださったようです。

 


翌朝…。
5時起床、6時から座禅です。

 

朝の固まった身体をしっかりほぐして座禅に臨む為に、5時30分から若菜さんにお願いしてストレッチや筋肉のリリースをレクチャーしてもらいました。

 

 

 

 

12月の朝6時はまだ夜明け前。うっすらと空が白み始めて日差しが差してくる中での座禅はとても清々しく感動的でした。

 

座禅の後は、和尚さんが色々なお話をして下さいました。歴史の話から時事問題まで。多岐に渡るお話とお茶目なところも垣間見えて楽しく勉強になりました。お坊さんのお話をじっくりと心を傾けて聞くというのも、傾聴の訓練になります。



その後、お世話になったお部屋やトイレ、浴室の清掃を手分けして行い、清めてからの朝食。朝のお粥は体に染みわたり心から美味しく感じられました。

 

 

2日目は素晴らしい青空。紅葉も更に美しく映えていたので、少しだけ自由時間にして散策など各々のんびり過ごして頂きました。

 

 

お寺のラブラドールレトリバーのワンちゃんと触れ合ったりと、河原で水に触れたり、のんびり紅葉を眺めたりと、早朝座禅の後だからこそ、見える景色が違って見えたと仰る方もおられました。

 

 

感じる…というトレーニングで、今回、特にお勧めだったのが写経。写経は筆ペンで般若心経のお手本に薄紙を敷いてなぞります。

筆先は柔らかいので、圧の加減を調整が必要です。そして、やり直しは出来ませんので、筆を紙に触れる前に手や腕、身体を安定させ、スッと書き始める意識を持ちます。

そして約1時間弱の写経。集中力がいります。ポカポカの室内、そして早起きと満腹感で気が付くと、ベシャっとなっている字が…(;'∀')。

これは、施術の意識と通じています。こころを調え、からだを調え、そして息を調える、まさに『調身・調息・調心』です。

宿坊での体験、ひとつひとつがセラピストという仕事の在り方に繋がっている、それを今回皆さんと体験したかった事でした。


 

 

写経後は、再び隣接した会館へ。

『あぐらAtsu』の技術講座です。

 

 

あぐらAtsuは『触れる禅』ジャパニーズオイルセラピーAtsu®のオイルを使用しないドライテクニックです。いつでもどこでも、こころとからだをつなぐセラピーを、との思いで考案しました。

 

 

その為にはセラピストさんのタッチマインドを共有認識したいと思い、まずは『触れる』をテーマにお話ししたり、体感して頂いたりしました。

 

 

その後、昼食をはさみ、あぐらAtsuの実践へ。
クライアントさんにあぐら姿勢になって頂くのは、いくつか理由があります。

 

 

クライアントさんに『立腰(りつよう)』という腰を立てて座る事で心身が安定するという事。ニュートラルな姿勢を感じてもらう事。腰を立てる事で、丹田に意識が向き精神力がアップするともいわれています。

 

 

そして、このあぐらAtsuは、セラピストさんが高い位置から圧を加えられるのが特徴です。『強くしなきゃ!』や『圧をしっかりかけなきゃ』という意識を捨てて、ふんわりと優しい重みで圧をじっくりかけられる、というセラピストさんの身体にも優しい施術なのです。

 

丁寧に、ゆったりと触れ合うあぐらAtsuは『ふたりで行う座禅』のようなもので、終わった後はすっきりと、身体がポカポカしていると感じて頂けたようです。

 

肩から上、頭部への施術ですが、足先まで温かくなる方も少なくありません。あぐらAtsuでしっかり身体をゆるめて頂き、2日間にわたる禅合宿は幕を閉じたのでした。

 

参加者の皆様よりご感想を頂きましたので、また改めてご紹介させて頂きます。さすがに感覚を生業としているセラピストさんだけあって、感覚がどんどん研ぎ澄まされいく様子や、豊かな表現力に、私自身大変強になりました。

 

 

改めまして皆様、記念すべき第1回目の禅寺研修にご参加下さり誠にありがとうございました!至らぬ点もあったと思いますが、温かくご一緒に過ごして下さり心より感謝申し上げます。

 

そして…2020年もこの禅寺宿坊研修を開催します!

現在、4月の第一週、そして11月月末を仮予定しています。ちょうど新緑の時期、そして紅葉の時期と山々が美しい時期ですね。

 

 

早めに日程をご案内しますので、是非ご興味ある方はご参加お待ちしております。限定4名様予定です。

 

 

改めて細やかなお気遣いをしてくだった正覚寺の和尚様、奥様、ありがとうございました!そしてパーソナルトレーナーとして講師、運営をサポートしてくれた若菜さんに感謝いたします。

 

また飯能でお会いできるのを楽しみにしております!

 

【ご感想】セラピストの為の心と身体をつなぐトレーニング講座

 2019年夏からリリースしたトレーニング講座。お陰様で毎回お申込をいただき開催しております。回を重ねるごとに講師の若菜さんのお話も安定して、何度聞いても私自身、学びが沢山あります。この講座の目的は『技術を上達・安定させる事』に尽きます。が、セラピストとして生涯現役でいたい、お客様の為に、など色々な想いをお持ちの方がご参加されています。

 

ご主人様のプリントTシャツで参加頂きました(*^-^*)。
ご主人様のプリントTシャツで参加頂きました(*^-^*)。

 

この講座では筋肉を鍛えるというよりは、ボディワーカーとして身体を機能的に使いこなすための身体の使い方を学ぶ講座です。

 

その為にはいくつかのテーマがあるのですが、講座の最初に学ぶ事は『ニュートラルポジションの姿勢』を知るということです。

 

日常的に日々動いている身体の歪みを完全に取り去る事は難しいですし、それが個性であり、その人の魅力や、はたまた思考を作っている、と言う方もいます。モデルさんでも完全なシンメトリー(左右対称)の顔よりも、アシンメトリー(左右非対称)の顔の方が魅力的に感じる方が多いと言われますものね。

 

個性云々では良いのですが、施術においては左右非対称で身体を使う事は、身体の痛みや怪我にも繋がりかねないと危惧するところです。

 

とはいえ、知らず知らずのうちに身体の使い方は癖がついており、骨格模型のような模範通りには動かなかったりします。それは無意識の行動でもあるんですね。

 

なので、この講座では運動機能を高めるトレーニング方法をレクチャーしながら、その方の癖や体の使い方をパーソナルトレーナーの若菜さんに細かく見てもらっています。

 

腰や膝が痛い、肘や手首が~!というのは、全て理由があり、その部位だけを修正すれば良い、というものではないのです。逆に言うと、正しい体の使い方をすれば痛みは無くなっていくと言っても過言ではないと私は思っています(もちろん程度にもよりますが…)

 

 

 

また3時間の講座の中で、じっくりと時間を取っているのが『リリース』の仕方。パーソナルトレーナーの若菜さんは、運動後のストレッチも大切だけれども、運動前の筋膜リリースをすることで、パフォーマンスが向上すると言っています。

 

確かに、肩関節ひとつにしても、肩回りの筋肉が縮こまっていたら、それ以上伸ばすことは出来ません。筋肉は伸び縮みして各関節を動かしているのであり、その柔軟性が良いパフォーマンス、つまり伸びのある施術を生み出すのですね。

 

『気軽に使えるモノを』という事で、テニスボールを皆さんにお配りして大胸筋やローテーターカフをじっくりと緩めるマッタリした時間もあります(笑)。

 

『普段身体を動かしていないから、運動についていけるか不安…』というお声を頂いたことがありましたが、実際の3分の2は写真のような講座やリリースの時間です(ご安心ください( ´艸`))。

 

実際に、テニスボールでじっくりと身体を緩めていくことで、『動きやすくなった』『軽くなった!』というお声が必ずあがります。施術前に5分間、筋膜リリースをセルフですることで、施術のパフォーマンスが上がる!となると、やらない手はないのです(笑)。

キャットドッグも施術を前提に。胸郭と骨盤を繋ぐことを意識します
キャットドッグも施術を前提に。胸郭と骨盤を繋ぐことを意識します

 

参加下さった皆様のお声をご紹介します。

ありがとうございます!

 

『講座後に仕事に戻り施術をした際、いつもよりも施術がしやすかったように感じました!』

 

『身体の安定感があり、お客様との一体感を感じる事が出来ました』

 

『筋膜リリースをしてから施術をしたら、お客様から「いつもより気持ち良かった」とストレートに言われ(笑)、でも嬉しかったです』

 

『昨日、練習を兼ねて久しぶりに施術をしたのですが、講座で教えて頂いた肩甲骨や足の方向などを意識したところ、自分でも驚くほど施術が変わり、圧が楽に心地よく入る体感がありました!』

 

『昨日は、学び多き充実した時間を気持ちの良い空間で過ごせ、本当に楽しかったです。

ありがとうございます^_^ そして、やはり思い切り筋肉痛です♡笑 でも、おかげでどの部分の筋力が衰えていたのかわかりやすくて、痛みも含めて参考になりました!』

 

ブログでもご感想頂きました!
ありがとうございます。

【ブログはこちら】

 

 


 

【講座のご感想頂きました】

 

レッスンを受けて

 

施術をするにあたって、とても大切なのは施術者の身体の使い方だという事を痛感していました(施術で身体を悪くしたので)。今回教えて頂いたニュートラルポジションは体だけではなく、心も整える為に必要だと思いました。

 

お客様に対して肩ひじ張る事なく、接する事やたとえ忙しくても、常にベストポジションに戻せることも必要な事と思いました。

 

まずは自分の身体の癖や使い方を教えて頂きました。私は前に傾いているのでそこから来る不調や癖を知る事が出来ました。また間違った体の使い方をしていたので、それを修正していくトレーニングを教えてくださいました。

 

身体がしなやかで体感をつける事の大切さや、今自分が何の目的で、何をやろうとしているのかを明確に出来る施術。正しい体の使い方をしていると自らの心身も整えられると思います。(京都府・セラピスト様)

 

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セラピストさんにはみんなに受けてほしい!と仰ってくださり、とても嬉しかったです!これからも広められるよう頑張ります♪

 

次回はいよいよ年内最後の開催です。年末年始にご自身の身体と向き合う準備をしてみませんか?

 

講座の詳細はこちらから


【満員御礼】禅寺で学ぶ『あぐらAtsu』&セラピストの為の体幹トレーニング

禅寺の宿坊で座禅や写経体験しながら、セラピストの施術者としての基本になる体軸トレーニング、そして座禅にちなんであぐらAtsuの一日講習会もやってしまおう!という盛沢山な企画です。精進料理も美味しいんです。埼玉県飯能市の緑豊かな山々に囲まれた静かな場所で自分と向き合ってみませんか?

 

 

【講座のご案内】

日時:2019年12月2日(月)13時~3日(火)15時30分迄

場所:曹洞宗 福王山 正覚寺にて (アクセス

 〒357-0111 埼玉県飯能市上名栗2326埼玉県飯能市

 

スケジュール(1日目)

12:30 受付開始

13:00 セラピストの為の体軸トレーニング講座

16:00 休憩

17:00 座禅体験

18:00 夕食(精進料理)

以降 入浴・支度・ミニ交流会

21:45 就寝

(2日目)

05:30 起床

06:00 早朝座禅

07:00 お掃除

08:00 朝食(精進料理)

09:00 写経体験

10:30 AguraAtsu講座

12:00 昼食(精進料理)

13:30 AguraAtsu 実践

15:30 終了・解散

 

費用:30,000円(税別・宿泊・食事代込 1泊3食)事前お振込またはカード決済

持物:洗面用具・動きやすい服装・パジャマ・筆記用具・フェイスタオル3枚

対象:セラピスト(ボディワーカーさん向け)女性の方が対象の講座です

人数:4名様迄(1名様から開催)満席となりました。現在キャンセル待ちにて承っております

*上記スケジュール時間や順番は当日変更になる場合がございます。

 

 

お寺の脇に流れる小川のせせらぎや、鳥たちの声を聴きながら座禅を組む。色々な想いが頭の中を巡っては消え、自分の呼吸を感じ、心と体をつないでいく。日常の喧騒から離れ、自分と向き合う時間。

 

お客様がセラピーやトリートメントを通して、自分と向き合う時間や空間を持てるように、私達、セラピストは場を整えていきます。その為には、セラピスト自身の心が流れる小川のように、そして爽やかな心を内側に持つことが大切です。セラピストのマインドと禅から学ぶことも多く、そんなお話も今回、参加者の皆様とお話したいと思っています。

 

 

またお寺の施設をお借りして、セラピスト(ボディワーカー)さんの施術の土台となる体軸のトレーニング講座や、イベントなどで大人気のあぐらで受けるドライマッサージの講習会もご一緒に受けられます。

 

 

都心(池袋)から飯能駅まで急行で約50分(IC471円)、特急なら40分、そしてバスにのんびり揺られて50分。小さなショートトリップ。車でもお越し頂けます。

 

是非ご一緒にいかがでしょうか?

 

 

【この講座の目的】

 

宿坊と座禅にて

●セラピストの心と体の軸を作る

●自分と向き合う時間を持つ

●食事作法や丁寧な所作を学ぶ

●精進料理で身体を休め整える

●日本の文化に触れる

 

体軸トレーニングにて

●安定した施術を得るための身体の作り方

●自分の姿勢の癖を知り、正しい姿勢を学ぶ

●自分に合った正しいトレーニング方法を学ぶ

●安定した施術を取り入れるための身体の理論を学ぶ

詳細はこちら

 

あぐらAtsuにて

●『押す』と『深い圧』の違いを学ぶ

●揉み返しにならない圧のかけ方を学ぶ

●クライアントと一体感を感じる施術を知る

●受ける禅『あぐらAtsu』の体験

●あぐらAtsuを学び、技術の幅を広げる

 

 

 

【こんな方へ】

 

●自分とゆっくり向き合う時間が必要な方

●お寺や座禅が好きな方

●丁寧な所作を身につけたい方

●マインドフルネスな時間を持ちたい方

 

●自分の姿勢が気になる方

●体幹を整えるための正しいトレーニング方法が知りたい方

●施術に特化して必要なトレーニング方法が知りたい方

●深い圧が入れられるようになりたい方

 

●イベントで使える技術を学びたい方

●揉み返しのない施術とはを知りたい方

●AguraAtsuを学びたい方


 

はじめて座禅をされる方は、長く座っていられるか心配な方もいるかもしれません。でも大丈夫。『上手くやらなければならない』ではなく、その時に自分が何を感じるのかを知るための時間です。

 

セラピストとして、施術をしている時も、お客様に『上手く施術をしなければならない』ではなく、その時、その瞬間に、お客様に触れて『何を感じているのか』を知ると、その次には『どうしたいのか』に繋げていくことが出来るのです。

 

 

自分の感覚をしっかりキャッチするためには、集中力が必要。普段、忙しい毎日の中で、色々な情報が入ってくる現代社会で、集中する事の難しさを私自身も感じています。

 

あえて自分と向き合う時間を作る事。体軸トレーニングもあぐらAtsuも、自分と向き合うためのプログラムです。

 

『意識が変わると行動が変わる』

 

お互いのベストタイミングでお会いできることと楽しみにしております。

 

 


【あぐらAtsuとは】服を着たまま受ける事ができるドライマッサージ。正しいあぐらの座り方からレクチャーすることで、姿勢の改善をクライアントに促すことができます。

 

またあぐら姿勢に対しての圧は無理なく深い圧をかける事が出来る為、セラピストの身体も楽ながら、満足感ある施術をご提供できます。『受ける禅・受けるマインドフルネス』として、呼吸を誘導し、クライアントと一体感が得られる穏やかな時間を生み出す施術としても人気です。

 

*実際には服を着て施術を受けます


キャンセル待ち受付

こちらは満員御礼となりました。現在はキャンセル待ちを承っております。

また増員もご相談により可能です。お気軽にお問合せ下さいませ。


メモ: * は入力必須項目です


プロフィールを更新しました

すっかり禅の魅力にはまっている関口智子です。先日も北鎌倉にある円覚寺さんへ日曜説教座談会へ参加してきました。大方丈という大きなお堂の中で100人は超える参加者の方々と一緒に行う読経や座禅は、とても厳かで素晴らしい時間でした。まさに『気を合わせる』という感覚です。

 

さて、話は逸れましたが、久しぶりにホームページのプロフィールを更新しました。2018年、2019年は海外でお仕事させて頂く事も多く、簡単ですが活動報告とその時の様子の写真を追加しています。色々な方の助けやご縁をいただき色々と恵まれているな~と写真を見るとシミジミ感じます。

 

また海外で長く滞在する事で、現地のスパ事情やセラピストについてじっくりと話す機会がありました。まだまだ感じたことは一部だと思いますが、国によってセラピーについての考え方や捉え方が全然違うのが印象深かったです。また改めてお話させてください。

 

プロフィールはこちらからご覧いただけます。

 


アメブロも更新中

 この度の台風19号により被害にあわれた方に心よりお見舞いを申し上げます。また一日も早く穏やかな日常へと戻る事が出来ますようお祈りしております。さて、つい先日より3年間放置していたアメブロ更新を復活しました。それにより自分の中で気づいたことがあります。

 

 

アメブロを復活させたきっかけは、先日参加した「東京セラカフェ」です。セラカフェとは北海道の自宅サロンアドバイザーのたかさかみやさん主催の個人セラピストさん向けの勉強会。

 

『東京セラカフェに参加しました』(アメブロ記事)

 

↑↑の中でも綴ったのですが、チラシからの動線チェックでダントツに検索ヒットしたのがアメブロでした。

 

こちらのブログは『自宅サロン開業』に関する記事をアップしており、久しぶりにログインしたら、意外とアクセスがありびっくり。

 

実はすっかり埋もれたブログになっているだろうと思っていたのです。ですが、以前から気にはなっており、アメブロも整理したいな~と思っていたので良いタイミングでした。

 

 

その少し前から感じていたこと。

 

発信が足りていない

 

という事。

 

このアメブロは2009年にスタートしました。企業の店舗サロンのマネージャーを辞め、休業していた自宅サロン&スクールのリスタートに合わせて『自宅サロン』に関する記事を毎日投稿していました。

 

あ、今年でリスタート10周年ですね!

今更ですが、気付きました(笑)

 

 

 

リスタート前ということもあり、現場仕事が無いので、テキストを作ったり、準備しつつ、ブログで発信することが日々の仕事でした。

 

毎日パソコンに何時間も張り付き、多い時は3回、記事を投稿してました。でも、全然、苦にならなくてアウトプットすることが楽しかったのを覚えています。

 

アメブロから離れ、Facebookを中心に発信するようになってから、以前のように遅くまでパソコンに向かいっぱなしという時間は減りました。SNSはスマートフォンからも気軽に投稿できますし。

 

 

でも何となく、物足りないような、仕事していないような…(仕事はしているのですが…(笑))、そんな気分になる事もあり…。

 

 

そして3年が過ぎ…。

 

 

ここのところ、こちらのブログの更新頻度を上げ、アメブロも再開した事で、改めて気づいたことがあります。

 

 

ブログ発信は

仕事している!という

実感がある

 

 

決して仕事していなかったわけではないので、変な表現ですが…(笑)。なぜ、そう思うかというと、個人で仕事をしていると、なかなか想いが伝わりにくかったり、認知していただくのに時間が掛かったりします。

 

 

待っていても誰かが伝えてくれるわけではありません。

だから自分で発信して動くしかないのです。

 

 

伝えたい事があるのなら。

知ってほしい事があるのなら尚更。

発信は重要なお仕事の一つなのですよね。

 

 

自己満足ですが、ブログを書き終えると『今日も仕事した~!』という感覚になります。という事で、今日もアメブロも更新中。ぜひこちらも遊びにいらして下さい♪

 

関口智子の上質おもてなしの自宅サロン作り

 

 

 


【セラピストの心構え】集中力と間(ま)

施術の時、どんなことを考えながらトリートメントをしていますか?とよくご質問をいただきます。私は『頭では考えず、身体で感じています』、なんて『Don't think! Feel!』のブルースリーみたいな事を言ったりしますが、これは本当ですし、施術家としてそう在りたいと願っています。

 

 

 

クライアントの身体は一人一人違います。温かさ、皮膚、筋肉の柔らかさ、そして息遣い、緊張度、リラックス感。それは体の部位によっても変わります。例えば、人間の体温は肩周りと足先では全く違います。1℃位、差がある事も。普段の姿勢で固くなっているところもあれば、筋力が低下して柔らかくなっている場所。普段の食べ物によって変わる皮膚感など。

 

いずれにしても、部位によって触れ方や圧のかけ方を変えています。

 

また施術中に手から伝わってくる情報によって、間の取り方を変えることもあります。間の取り方というのは、リズムだったり、呼吸のスピードだったり。クライアントは受け身で施術を受けているのではありません

 

施術を全身で感じ、セラピストの繰り出すスピードや触れ方によって、リラックスすることもあれば、逆に緊張することもあるのです。コミュニケーションにも間合いは大切です。直接触れる仕事だからこそ、急にクライアントと距離が近くなった気がしてしまいますが、真に心から緩んで頂けるよう、更に注意深く間合いを取る事が大切だと私は考えています。

 

 

 

それは施術の時に、急にやろうと思っても難しい…ので、普段から、自分の中にある間合いやリズム、呼吸を意識するようにしています。

 

先日、東京・参宮橋で開催されたソマティックフェスタで、野口体操の活元運動を体験してきました。野口体操については『知っている』程度で深く学んだことはありませんでしたが、とても興味深い学びをしてきました。

 

例えば、『気』。

 

肉体での行動する前に、気で行動する。自身をまとう『気』を先に動かし、それから肉体を動かす事で元の気を動かす、つまり『元気』に動く事が出来るそうです。

 

『気』が動く前に身体が動いた時は、『気が抜けている』『気が向かない』状態で、自分の意志が籠められず、そのうちに心と体がバラバラになり『自分が何をしているのか分からない』行動になっている…というお話でした。

 

実際、気を意識せずに動いた身体と、気を籠めて動いた身体の状態を比べてみましたが、安定感や固定感が全く違っていました。

 

Atsuでは、お客様に触れる前に『施術の型』を取ってから動く、という事を基礎で徹底的に行います。それが身についてくると、クライアント様に心が向けられるようになり、とても体が安定するのですが、もしかすると同じような事だったのかも…と思いました。

 

 

 

この『気を籠める』という事や、手の感覚の集中、呼吸、足さばきなどなど、1時間、長い時は3時間近くの施術時間中、ずっと集中する必要があります。

 

時に『今日の晩御飯何にしようかな~』なんて考えちゃう…かもしれませんが、それは私は出来る限り避けたいのです。なぜならクライアント様は安くはない代金を支払っていただき、自分の身体を私という人間に委ねてくださっているから、その思いに誠実に向き合いたいのです。

 

とはいっても、もともと集中力の無い人間です。

(落ち着きましょう、と小学校から中学までの通知表に書かれていました(笑))

 

私が集中力を鍛える練習は座禅や『瞑想』なのです。短い時は5分でも。長い時は30分以上。じっとしている、という事ではなく、自分の心の動きや呼吸、身体の変化などを一切の評価なく『ただ観察』しています。

 

 

 

自身をセラピストとして成長させてくれたのは、この『集中力を高める』という事に取り組めたこともあると自負しています。

 

今回、『禅寺で学ぶあぐらAtsuとトレーニング講座』を開催するのは、座禅や写経を通して、自分と向き合い、そして集中力を高める訓練を一緒にできたら、という想いもあります。

 

この集中力を高める、というのは訓練です。最初から出来たら素晴らしい!ですが、沢山雑念が浮かんだり、ソワソワしても大丈夫。

 

まずは自分を知る事が、次のステップへ進む為には大切な事だと、自分自身の体験からも感じている事です。

 

 

集中した施術は、受けていても本当に気持ち良いです。やっぱり『気』なんですよね。自分に気が向けられている施術はセラピストさんの熱意も伝わってきますし、労わりや慈愛も感じられ幸せな気持ちになります。

 

また前述しましたが、物理的にも体の軸が安定し、密着感も増すんですね。そんなお話も今回の講座ではお伝えしたいと思っています。

 

禅寺で学ぶあぐらAtsuとトレーニング講座の詳細はこちら

(2019.12/2-3 埼玉県飯能市の正覚寺で開催)

 

宿坊ではとてもシンプルな生活になると思います。

 

座禅をして、丁寧に作られた精進料理を『食禅』しながら頂き、お風呂で身体と向き合い、トイレに行く。そして寝て、また朝早くから起きて座禅をして、掃除をし、食事をして、写経をする…。

 

全て自分の一挙手一投足に意識を向けながら過ごします。なかなか日常生活では忘れがちな意図を持って動く、という事。この体験から日常に戻った時に、ご自身の意識にどんな変化が起こっているか楽しみにして頂きたいなと思います。

 

少しピリッと寒い時期ですが、良き時間になればと今から楽しみにしています。

 


『起業マインド講座in奈良』

5日間の奈良出張より戻りました!いつもながら関西の皆様の熱意たっぷり、ハプニングたっぷりで、充実した日々となりました。

 

開催地、奈良や大阪よりお集まりくださった皆様。とても真剣に、そして和やかにお話を聞いてくださいました。

 

 

この講座は集客や経営ノウハウをお伝えする講座ではありません。『起業マインド』とはズバリ

 

誰のために

何のために

何ができるのか

何がしたいのか

 

をベースに、自身を振り返り、これからの在り方を考えてみましょう、という講座です。

 

会社組織にルールや社則、そして企業理念があるように、一人でサロン運営する場合にも、これらを作っておく事をお勧めしています。

 

一人で仕事をしていると、ついつい楽すぎる方へ流れたり、『まぁ、いいか、これぐらい』という妥協したり。

 

〜すべき!という、強迫観念に囚われる必要はありませんが、お客様に信頼して頂ける質の高いサロンを目指すには、自分なりのコダワリとも言えるルールがある方が、私自身は仕事がしやすいと感じています。(根っからの怠け者なので)

 

 

時には順風満帆に進まないことも、多々あります。そんな時、

 

【なぜこの仕事をしようと思ったのか?という初心に戻る事】

 

【次の道を選ぶ時は、ワクワクするかどうか、自分の心も大切にする事】

 

【在りたい自分を諦めず、出来ないことより、どうしたら出来るのかを考える、やってみる事】

 

など、自分を奮い立たせ、逆に冷静に内面と向き合う言葉を持つと、モヤモヤはすぐには晴れなくても、一歩前に進もうか…という気持ちになるのでは、と思っています。

 

その土台となるのは、前述した

 

誰のために

何のために

何ができるのか

何がしたいのか

 

なのです。

 

 

これは立派な起業理念であり、時に情熱となってエネルギーの元になってくれるものでもあるのです。

 

私自身、運営ノウハウは未だ、試行錯誤の連続ですが、想いだけで20年のセラピスト人生、15年の起業人生を続けられたようなものです。

 

小さなサロン、そしてスクールだったからこそ、大事な言葉に助けられた事が沢山あったなー、と今、振り返って思える事です。

 

そんなお話を、色々な体験談や失敗事例などを交えながら2時間お話させていただきました。

 

この起業マインド講座の時に、確実に感じるのは、参加者様の最初と最後の表情が変わる!という事。

 

更に目が輝き、顔色が明るくなる方がほとんどです。きっと、これからの自分の未来が明るく照らされているのを感じ、豊富なアイデアが頭から溢れ出ているのでしょう。

 

受講後のご感想も続々と頂いております。また改めてご紹介させて下さい。

 

 

 

最後に、この企画をしてくださった奈良生駒のバリラボ、中元香さん、奈良葛城のスマイル、坂本伊代さんに感謝を込めて。

 

 

お二人ともに、以前この講座を受講して下さり、共にセラピストとして、サロンオーナーとしてのプロ意識が備わった、だけではなく、生き方、考え方も変わったと仰って下さいます。

 

自身が身をもって体験されたからこそ、他のセラピストさんにも、是非聞いて欲しいと『分かち合い』の心で開催してくださった事が、私自身も嬉しかったです。

 

特に中元香さんは、ご自身のスクール生徒様やお客様の成長を願って、この会を企画されました。

 

感動します。

今、その気持ちを慮っても。

 

そして忙しい中、ご参加くださった皆様、心より感謝を申し上げます。

 

正しい時に正しい場所にいる

改めて、そう感じる1日でした。

 


【おもてなしの自宅サロン作り】プロフィール&施術撮影

先日、当スクールにて有志の生徒様方とプロフィール&施術撮影会を行いました。カメラマンはこのホームページのお写真を撮って頂いた小菅祥子さん。もう2年前なんですね~。月日の経つのは早い!柔らかい光の写真がお気に入りなんです。

 

スクール風景の撮影も!
スクール風景の撮影も!

今回は、現在Atsuを受講中の長野県駒ケ根市から通って下さる『Mother's Organic』の松崎容子さんから撮影会のリクエストを頂きました。

 

来年にオープン予定の容子さん、

そう、そうなんです。

 

オープンする前にホームページやブログを充実させること、とっても大切。その為にはホームページで使用する写真が欠かせません。

 

そしてお客様がリアルに想像出来る為にも、サロンオーナーさんが施術している写真が必要なのですね。

 

埼玉県・長瀞のリアン・宮本江美さん♪
埼玉県・長瀞のリアン・宮本江美さん♪

 

10年前に比べ、セラピストさん向けの美しい宣材写真も沢山販売されています(無料の写真も!これはこれで有難いです♪)。

 

サロンを選ぶきっかけには、

 

・ホームページやサイトの写真が綺麗だった

・プロフィール写真が素敵だったので安心できた

 

など、写真が来店動機になる事も多々あります。

同じ写真でも暗かったり、雑多な感じではお客様も行きづらい、というのもありますものね。

飲食店の写真などが良い例です。

 

 

気をつけたいのは…。

リアリティをイメージ写真から感じられるかどうかという事。

 

ホテルスパや店舗サロンでしたら、ゴージャスでまさに夢の空間かもしれませんが、自宅サロンではどうしてもカバーできない生活感もあります。

 

家の外観とか、間取りなどなど。

 

個人サロンは敷居が高いと仰るお客様も多いのが現状です。本人登場のホームページは、ご来店前からの安心感を感じて頂くためのは大切なのかな、と開業当時から思う事です。

 

 

*この記事は更に加筆する予定です。


出張施術にて

先日、出張施術のご依頼をいただき、東京白金のお宅へ伺いました。こちらはパーソナルトレーナーの娘のクライアント様。ご家族で週一のトレーニングを受けてくださってます。半年以上前にも一度同行した事があるのですが…、その変化にびっくり!


仕事の後に白金マダムに混ざってランチ
仕事の後に白金マダムに混ざってランチ
まず、間も無く90歳を迎えるお父様。
とてもお元気でハツラツな方ですが…。
腰の痛みから歩く事が億劫だったそうで。

今ではすっかり回復し、
故郷へ旅行に行きたい!と意欲が。
ご家族もびっくり、そして喜んでおられました。

そして。
今回、施術担当した奥様。
施術前に姿勢のバランスチェックをしたところ。
とても綺麗なニュートラルの状態で
顔色なども確実に違っていました!

やっぱり継続は力なり。
素晴らしいです。

また、娘の仕事ぶりを褒めて下さり、
『わかなさんはウチには無くてはならない人ですよ』と。

親としても仕事のパートナーとしても、
とても嬉しく誇らしい気持ちでした。

こうして大切なクライアント様に
仕事を紹介してもらえるのは本当に有難いです。

こんな関係が続けられる様に、
お互いに良き仕事を妥協無く頑張ろう!
改めて思います。


最後に…。
前回もそうでしたが、施術場所はエントランス。

大理石の螺旋階段や素敵な絵画、
彫刻、美術品に囲まれてのセラピー。
素敵すぎる時間でした♪

ありがとうございます!


【映画】あまくない砂糖の話を見ました

勧められて『あまくない砂糖の話』の映画を視聴しました。実はマクロビオティックのインストラクター資格を持っている私ですが、アイスクリーム、甘いもの大好き!この映画を見て色々と考えさせられました。

 

2014年/ドキュメンタリードラマ・1時間42分
2014年/ドキュメンタリードラマ・1時間42分

人間は、一日に平均でスプーン40杯分もの砂糖を摂取している。世の中には”ヘルシー”な食品が溢れているのに??オーストラリアの俳優デイモン・ガモーは自らが被験者となり、無謀な実験に乗り出した!”健康”と言いつつ砂糖を大量に含む北品を60日間食べ続け、身体や心がどのように変化していくのかを記録するという驚きの実験を描いたエンターテイメントムービー!(Amazonの作品紹介文より抜粋)


Amazonのレビュー評価も高く、話題になっていたようですね。恥ずかしながら初めて知りました。

 

この映画は、平均といわれる40杯分の砂糖を必ず60日間、毎日摂取するという人体実験映画です。とはいっても、砂糖を直接食べたり、またはお菓子やジャンクフードから摂取するのではなく、シリアルやヨーグルト、フルーツジュースなどからです。

 

(ジュース一杯で大さじ10杯以上…、あっという間にスプーン40杯分になっちゃってました…)

 

この実験を始めて1週間で、みるみるうちにお腹周りがサイズアップして、中性脂肪が蓄えられていく様子にびっくり。しかも定期的な運動は欠かさず行っていたにも関わらずです。実験を続けていくうちに、顔のむくみや肌のたるみ、姿勢までもが変化していく様子を見る事ができました。

 

(医療や栄養学などチームを組んで安全に取り組んではいましたが、専門家からクレイジーな実験だと言われてました)

 

一番、衝撃的だったのは砂糖摂取を続ける事で、脳は気持ちへの影響が大きかったことです。糖質を摂るとハイになって楽しそうになりながらも、その次の瞬間には気だるそうに眼に光が無くなっていたり…。イライラしたり…。

 

甘いものは『幸せを感じる』と私自身も思っていましたが、この気持ちの乱高下を見ていると幸せではなく『単なる興奮』なのだと思い知らされます。食事をした後にすぐダルクなったり、眠くなったりするのも過剰な糖質摂取といわれてますね。(思い当たる節たくさんあります)

 

 

巷では、糖質制限ダイエットも流行っていたりしますが、糖質は人間にとって無くてはならない栄養素です。甘くない食べ物の中にも糖質は沢山含まれていますし。野菜やナッツ、フルーツにも。特に根菜類は糖質が多いですね。

 

 

人工的な甘味料でカロリーを抑えられる!とうたっている食品も沢山ありますが、人工的な甘味料は人類の歴史の中でも登場が浅く体も対応しきれず、外に出すのがもったいないから、脂肪として蓄えておく…そうですよ。

 

今年の4月、アメリカでの解剖実習で私が担当させて頂いたご献体は、小柄ながら体内中に脂肪組織が多く驚いたのを思い出しました。そういう私も年齢と共に外から見ても分かるくらいの霜降り肌…です、涙。解剖実習から戻った際に、これからの食事は『質の良い油』と『糖質に注意』する!と心の中で誓ったにも関わらず、この暑い猛暑でアイスクリームを食べまくってました(反省)。

(とはいっても、一応、コーンシロップ系は避けるように気を付けていたのですが…)

 

 

日々の積み重ねが霜降り肉を作るんですよね…。

 

それよりも!

 

60日間、人体実験をし続けた主人公の顔つきと目のどんより感を目の当たりにすると…。

 

うーん、怖い…。

 

もっと理解したくて2回見ました(*^-^*)。

 

ですが、私は生活において偏り過ぎはNGだと思っています。

 

恐怖、圧迫感で『~しなきゃ』ではなく、自分の人生や生活がよりよくなるために『~しよう』という、自分の意志で、色々な事を選択するのが大切だと考えています。

 

選択するための知識を持つこと。色々な学びを経て、自分がどうしたいのかを考えられるといいなと思います。未来の自分の姿、そして家族の健康の為にも一度ご覧になる事をお勧めします。

 

生理学的なお話も分かりやすく解説してくれているので、セラピストさんの知識としても良いです♪

忘れないように私もまた見よう~。

 

 

 


【ご感想】『わたし』というデザインを確かめ、味わうひととき

Atsuをテーマにした良質なエッセイのような…。それもそのはず、雑誌セラピストでもライターをされている中岡知美さんがAtsuを受けてくださいました。常に自分の内側と向き合い、人間の真理を探究し続けている知美さんならではの感性溢れる素晴らしいご感想をたっぷりと頂きました。ご紹介させてください。


 

「今日のテーマはグラウディングだと、わたしは思います」

 

ぴちぴちに書き込んだカルテを見て、頭から始める施術の流れを説明してくれた智子さんが、柔らかな口調できっぱりと言う。

 

 

初めての「ジャパニーズオイルセラピーAtsu」、関口智子さんのセッションの、はじまり。

心地よくしつらえられた部屋で、足浴でほかほかに緩んだわたしは、図星をさされた気持ちで、はい、と答えた。

 

最近は、ローズウッドのアロマばかり使っていて、センタリングとグラウディングがテーマだなあ、と思っていたところだったから、すっくと立つしなやかな樹のような智子さんに見抜かれては、ぐうの音も出ない。

 

 

あおむけで頭頂から首筋までの施術を受けながら、ふっと浮かんだ言葉があった。

 

「わたしはわたしのままでいい」

 

こうあらねば、こういうものだと、自分を枠にはめてしまうけれど、そんな必要なんてない。わたしはただ、そのままのわたしでいい。

 

 

そんな感覚に満たされて、ちょっと泣きそうになっていたら、身体が小さくもそもそと動きだした。どうやら、自発動が出たらしい。

 

「自発動」というのは、身体が自然と動きたいように動くのに任せることで、整っていくという野口整体の考え方(らしい)。

 

身体の感覚にコミットする、ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想では、彼の師であったサヤジ・ウバキン氏が、逆立ちしている瞑想者を、そのまま放っておいたというエピソードを聞く。

 

きっとそれらは同じ作用だと、わたしは思っている。身体の感覚に耳をすませ、深く集中している時に、身体が自分のありのままの心地よさを取り戻すために動き出す。

 

そんな自発動がセッション中にでたのは初めてで、驚く。

智子さんは、手を止めずに続けて差し支えないかだけを尋ねてくれて、何事もなかったかのよう施術は続く。

 

 

 

 

 

 

腕から肩、腰にかけてダイナミックに触れられた時に、見つけてもらったという喜びがわきだした。

 

自分で自分に触れる時、身体を洗う時などに、身体はパーツとして分かれている。腕、背中、脇、腰、首……のように。でも、智子さんの手で、そのパーツの境目なく触れられた時に、そのパーツはつなぎ目を失い、なめらかなひとつのまとまりだったことを思い出したのだ。

 

 

村上春樹の『国境の南 太陽の西』に、ふたりが愛を交わすシーンがある。

 

”彼女の身体を隅から隅まで眺め、そこに手を触れ、唇をつけた。ぼくはそれを確認し、記憶した。“

 

 

智子さんの触れ方には、そんなセクシュアルな要素は全くないのに、ふとそのシーンが思い浮かんだ。

 

身体に触れられ、確かめられ、確かめる。そのことによって、わたしは想像している自分の身体ではなく、ありのままのわたしのサイズ、わたしというデザインを確かめ、自分の身体を解放し、そこにくつろぐことができるようになる。

 

その手の動きを、わたしはそんな風に感じていた。

 

 

うつぶせての施術、ゆっくりと背中からかけられる圧に、呼吸が深呼吸よりもさらに深くなっていく。

 

最近は呼吸が浅く、うまく息が吸えない人が多いという智子さん。深く息を吸おうとして、かえって力んでしまうから、施術のなかで、深い息を吸えるようにはからって圧をかけていると。

 

 

腕を後ろに回して圧をかける時に、もう少し強くも弱くもできると伝えられ、身体の感覚に尋ねてみる。

 

「許可を出す」という言葉が浮かぶ。枠を超えてよいのだから、というその感覚に従って、ちょっと怖いけれど、もう少し強くても大丈夫と言ってみる。

 

身体は痛みによって、限界を超えないよう、あえて踏みとどまらせようとすることもある。でもその限界は、もう必要ないもので、思い込んでいる限界が身体の痛みを作っていることだってある。

 

触れられながら、そんなことに改めて気がついていく。

 

 

 

 

 

セッションルームの椅子のそばに置かれたカードを、何気なくひいて、笑ってしまった。

 

「Purposes 目的」

 

あちらこちらで「何がやりたいんですか?」と尋ねて歩いているわたしが、その問いを自分に向けられた、と。

 

 

解説には、こんな言葉が書いてあった。

 

”このカードを引いたら、自分自身に尋ねてみてください。

 

今しようとしていることの目的は?

どういう結果が望ましいのか?

そしてもっと大きなテーマーー自分は何のために存在するのか?

 

うわべの状況に合わせるのではなく、その奥の真の目的を叶えるための行動が必要になってきています。

 

ゆっくりと自分に問いかけ、取るべき行動を明確にして行きましょう。“

 

ひいた持ち帰っ帰ってOK、目につくところに置いて、必要なくなったら捨ててくださいと、さらりという智子さんの潔さに、感嘆する。

 

 

 

 

  

セッションの前後のおもてなしは、最初に智子さんに出会って感動した時と同じ、いやそれ以上の素晴らしさで、手順をただ伝えても、同じことをするのは難しいだろう、というクオリティ。

 

その人から、にじみ出るもの、背景にあるものが、その「おもてなし」を支えている。

 

 

アフタートークで、体の状態や立ち方のフィードバックから、肋骨がひらいていることに触れられる。これは先日の、セラピストのための「心と体をつなぐトレーニング講座」で、講師のの若菜さんにも指摘されたこと。

 

壁にかかとをつけて立ち、ふくらはぎをつけると、上半身が前のめりになるわたし。

ぐっとお尻を落とし、みぞおちをひっこめて、背中を壁に寄せていく。怖さがせり上がってくる。

 

怖いという言葉に、すかさず智子さんに何が、と尋ねられ、出てきたのは「なかみがなくなること」という答え。

ほおお、そうか。わたしは「なかみがなくなる」と思って、虚勢を張っていたのか、と、言った自分に驚いてしまう。

 

肩を後ろに引いて、胸を張って、頑張っちゃっている人が多いと聞き、ああ、もうそれは、いらないなと思う。

 

必死でみぞおちを引いてみると、怖さとともに悲しみがわきだしてくる。あとでゆっくりと、そんな感情と向き合うことにしよう、と思う。

 

 

肩やら、腰やら、いろんなところの小さな痛みをカルテに書き連ねていたわたし。セッションが終わった後は、ほわんと緩み、目立った痛みは消えていた。

 

骨を意識して行うという、今までにないコンセプトの「ジャパニーズオイルセラピーAtsu」は、わたしというデザインを改めて確認させ、そしてその身体にくつろいでよいと教えてくれている。

 

 

日々が修行だと、さらりと笑う智子さん。

 

藤田一照さんの『ブッダが教える愉快な生き方』という本を読んで、まなじりを吊り上げるのではなく、修行それ自体をも愉しむという生き方がいいなあ、と思ったのが、8月の初めのこと。

 

「ジャパニーズオイルセラピーAtsu」を、禅だという智子さんは、すでに愉しみながら人生という修行の道を歩んでいるのかな、という気がした。

 

どんなひとがどんな目的で受けたとしても、智子さんはきっと、応えてくれるのだろうけれども。

 

なにかを教えてもらおうとするだけでは、きっとずれる。自分というものに対する好奇心と、探究心、そして変えること、変わることを愉しむ姿勢。

 

それがある人にとって「ジャパニーズオイルセラピーAtsu」のセッションは、宇宙を探検するような、未知にあふれた時間となるだろう。

 

 

『わたし』というデザインを確かめ、味わうひととき」

 

初めての「ジャパニーズオイルセラピーAtsu」のセッションは、わたしにとってそんな時間となってくれた。

 

 

2ヶ月近く前から話していて、とても楽しみにしていたセッション。コンディションが落ち着いてきたこの時期に、ベストだと思えるタイミングで受けられた。

 

いろいろ、思うこと、感じたことは尽きないけれど、ずいぶん長くなっちゃったから、この辺で。 

 

さあて今日は、ゆっくりとお風呂に浸かり、たっぷりと眠ることにしようっと♪

 


ジャパニーズオイルセラピーAtsu®では、ヒューマンタッチケアという『触れるケア』を目指しています。人間の五感の中でも最大の感覚器官にして、当たり前にあるものとして、一番忘れられやすい部分の触覚は近年、脳や心とも密接な関わり合いがあると言われています。施術の間、ご自身の呼吸や触れられている個所に集中し、観察してみてください。

 

その時に感じる事、思い出すことがあれば、その心に浮かんだものに焦点を当ててみてください。それが『感じる』という事でもあります。『感じる』という事は『自分がここにいる』という事を思い出す行為でもあるのです。Atsuはそんな『自分と向き合う時間』受ける禅の時間をご提供しています。

 

そんなAtsuの想いを知美さんが良質なエッセイのように綴ってくださいました。

Atsuから広がる感覚の世界、私にとってもとても異空間のような心地良い時間であったことは間違いありません。

施術はクライアント様がいるからこそ出来る事で。

そんな時間を与えてくださった知美さんに改めて感謝いたします。

 

ありがとうございました!

全てのご縁に感謝を込めて。

 

中岡知美さんのFacebookはこちら

 

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【コラボになります】トレーニングWS&Atsu体験♪

『セラピストの感覚を高める~こころとからだをつなぐトレーニング講座』、前回はマンツーマンでのレッスンでした! ここぞとばかりに私もしっかりと参加させていただき一緒にワークアウト! 少し前のレッスンですが、あれからの変化をご紹介します♪

 

 

個人サロンでのセラピストとして、今後大切にしていかねばならない、と思う事がいくつかあります。

 

1・高いカウンセリングスキル

2・接客スキル

3・技術力

4・向上・継続・運営する力

5・自身の心身の健康管理

 

かつて、時間内で順番通り行う手技を学び、自身もそれを指導してきました。大手サロンやスクールでは、基本的な流れとして、その方法を採用した方が良い場合もあります。

 

また店舗サロンでは時間的な問題で、カウンセリング時間を多く取れないというケースも多々あります。逆にその方が気軽で良いというお客様もおられます。

 

個人サロンの場合は、お客様が「自分にしっかり向き合ってほしい」「じっくり身体を整えてほしい」「心のサポートもしてほしい」…など、浅からぬサポートを望む方もおられます。

 

その声にお応えるするには、お客様を知る、診る、寄り添う力が欠かせません。となると、カウンセリングスキルを高める事は必須なのです。

 

ジャパニーズオイルセラピーAtsu®のカウンセリングは3つを柱としています。

 

 

1・東洋医学に基づいた虚実(気血水)

2・生活習慣

3・姿勢

 

特に姿勢は学べば学ぶほどに、心身に大きな影響を及ぼすと知り、自分でも日々意識するとともに、Atsuを学んでくださる生徒様にも重点的にお伝えしているつもりです。その基本となるのが、『ニュートラルポジション』です。

 

ニュートラルポジションとは

 

ニュートラルポジションは、骨格模型や解剖書で描かれている模範的な姿勢のこと。人間の身体はシンメトリー(左右対称)であり、本来は歪みが無いのです。

 

筋肉はニュートラルポジションを基底として配置されており、そこから収縮・伸展によって体が動く事ができるのですね。

 

そのニュートラルポジションの根底は骨格。まずは自身の骨格を正しい位置に収められるように意識することが大切なのです。

 

 

Neutral positionとは

関節や靭帯、筋肉への負担が最小限で、機能的で全身のバラン

スが取れている状態のこと(WAKANAの資料より抜粋)

 

 

 

実は…ニュートラルポジションを学ぶ前は、私はひどい骨盤前傾タイプでして。高いヒールを履き、いつも何かに追われるように仕事していた時、常に前のめりに生きていたんですよね…汗。

 

そんな姿勢の為か、反り腰でいつも腰は痛い。。そして、バランスを取るためだったんでしょう。無理に胸を張っている為、肩甲骨周りの筋肉が縮んでピキッと痛みが走るは…で、いつもどこかしら痛かったんです。

 

首も回らないし、呼吸も浅いし…。
病気自慢じゃないですが、ほんと辛かった。

 

ですが、このニュートラルな骨格と姿勢を学び、日々意識していたら…、今ではすっかり腰痛、肩こりを意識することが無くなりました。

 

施術をしてもらっても、身体が柔らかくなった!と褒めてもらえるおまけつきです(*^-^*)。

 

 

施術もまずはニュートラルポジションから

 

ニュートラルポジションは、身体に負荷が掛かりにくくなります。なのでとっても楽ちん。

 

Atsu式スタンス理論では、このニュートラルポジションを生かし、施術の身体の使い方をお伝えしています。

 

当然、

 

◆身体が痛くならない

◆疲れにくい

◆自分に無理が無いので動きやすい

◆施術の自由度が生まれる

◆安定性がある

 

などなど、良いことづくめなのです。

 

しかし…、自分も不良姿勢から不調を抱えていたように、「はい!分かりました!じゃ、姿勢直します!」とすぐに直せるものではありません…( ;∀;)。

 

出来る範囲で運動方法をお伝えしてはいるものの、やっぱり、セラピストは体が仕事道具、日々のトレーニングが必要…。でもやみくもなトレーニングは(自分が)したくないし…、施術に必要なトレーニングだけ(わがまま)プロの視点が欲しい…、と思い続けて数年。WAKANAさんのお陰様で、この講座が出来るようになりました。

 

もちろんニュートラルポジションだけではダメ。という事で、肩甲骨や股関節を効率良く動かすためのトレーニングもリクエストして加えてもらっています。それもこれも施術スキルを上げる為。私自身、もっともっと上達したい!という欲望が尽きないので、毎回ご一緒に参加させてもらってます(笑)。

 

 

トレーニングの成果は?

 

この写真は土下座させられているわけではなく…(笑)。肩甲骨の可動域を高めるトレーニングです。

 

これで胸郭がスムーズに動けるようになる事を目指します。胸郭周りは呼吸筋も多く、可動域が狭くなると、呼吸が浅くなります。浅くなると緊張しやすくなったり、自律神経の乱れに繋がりやすいと考えられています。

 

更に、この胸郭部分が手の柔らかさに関係するのをご存知でしょうか? 施術の際に、無理に胸を張って胸郭を固めてしまうと、実は手の先まで緊張しやすくなり手が固くなったり、滑らかな動きがしにくくなるのです。

 

(この辺もWSで詳しく解説しています)

 

股関節と胸郭を上手に使いこなせるようになる事。

これが滑らかで手が柔らかく(密着)、そして安定感のある施術を生み出すのです。(私も解説委員?として、ちょこちょこ説明させてもらってます)

 

 

そして…講座後の私自身は?というと。

気付いたらスクワットしたり、棒を使って肩甲骨周りを動かすのを続けて早1か月。施術中の感覚が変わりました!

 

意識しなくても腰が捻じれなくなったので、「腰の痛み」は出なくなりました。そして肩甲骨周りの可動域が広がったせいか、更に動きが滑らかになった気がします(自分では)。

 

何より体が整っていると感じる分、施術中に身体の違和感に気を取られることが無いので、手の平やお客様にもっともっと集中できるようになりました。

 

実際に受講して下さった方から、

お客様から上手になったね!、と褒められました!」という

嬉しいメッセージを頂きました。

 

私も自分が上手になった…と感じられます(笑)(自分で上達した、と思えることは、技術向上にはとっても大事なのです)

 

Atsu体験も!

このトレーニング講座、次回より関口によるAtsuもご体験頂けます(有料)。

 

実際に、このトレーニングが施術にどんな風に生かされていくのか、ニュートラルポジションから動き出す事で、どんな感触になるのかを、ぜひご体験頂きたいなと。トレーニング後の疲労感もリリースしていただけると思います(笑)。

 

Atsuは約20分間のご体験ですが、施術部位はその方の姿勢やその日のトレーニングの様子を見て、ご相談しながら決めましょう♪ 施術中のスタンスのご見学も可能です(受ける方の許可を得た場合のみ)。

 

もちろんこれはご希望者のみ。トレーニングだけでもご参加OKです。

ご一緒に技術スキルアップしましょう!そしてニュートラルポジションを手に入れて日々の健康も手に入れましょう♪

ご参加お待ちしております。

 

開催日・御申込・詳細はこちらからご覧下さいませ

お問合せもお気軽にどうぞ♪

 


【開催報告】2019.8.6 心と体を繋ぐトレーニング講座

初開催、ボディワークセラピスト様向けの『心と体をつなぐトレーニング講座』が無事終了しました。パーソナルトレーナーのwakanaさんは、恐縮ながら私、関口智子の娘です。幼い頃から施術を受けているだけあって、私が伝えたい事、形にしてほしいことをしっかりと講座として作り上げてくれました。

 

講座メイキング裏話

 

実はこの講座、かなり前から案を練っていました。というのも、セラピスト様向けのスタンス理論講座を開催したり、技術指導をさせて頂くにあたり、理論の前に、基本的な体作りの必要性を実感していました。

 

 

セラピストは手だけでなく、身体全体が道具です。一流の職人さんは、道具を正しく使い、また使いこなすことが必須です。となると、セラピストも自分の身体に対して理解を深め、使いこなすための知識、訓練が必要だと常々考えていました。

 

しかし、私自身、正直に言うと、筋肉トレーニングのような運動はあまり得意ではありません。自分でもジムへ行って何度もチャレンジしましたが、いつしか足が遠のき、幽霊会員になっている…というケースを繰り返してきました。

 

そんな中、わが娘がパーソナルトレーナーとして2017年から独立し、出張パーソナルとして沢山の顧客を持ち、今年、2019年4月にはアメリカでの解剖実習を一緒に体験し、私以上に良く勉強しているのを間近に見て、親子関係抜きで信頼できると感じました。

 

案を伝えていたのは1年以上前からですが、本格的に形にするにあたり、要望を具体的に伝えました。が!やはりトレーニングするための身体の使い方と、セラピストの身体の使い方(特に私)は違いも多々あり。

 

ですが、この講座の目的は『技術向上と体を傷めない施術』です。お互いに妥協することなく、必要な運動と施術を連動させるための打合せを何度も行いました。

 

 

技術向上をめざして

 

今回の講座の目的は5つ

 

1 ニュートラルポジションを知る

 

2 体重の重みを自分でも感じられる

 

3 肩甲骨から腕を使えるようになる

 

4 股関節が屈曲できるようになる

 

5 総合的に身体を使える

 

自身の身体を知り、ボディイメージをきちんと掴むことで、身体の柔軟性や

可動域がグンと広がります。その為にはまずは『姿勢』から。

骨盤の前傾、後傾の傾向を知り、膝の向きなど身体の癖をwakanaさんにレクチャーしてもらいました。私自身、技術向上には『骨盤をニュートラルポジションにできる』のがとても重要だと思っています。

 

身体のバランス、リズム、呼吸、圧の深さ、そして手の柔らかさ、そして間の取り方に大いに関連するのです。

 

中庸なバランスがとれてこそ、様々に動く事もできるし、止まる事もできる。
自分自身が、ニュートラルポジションを日々意識することで、肩こりや腰痛が消えました。もちろん施術の安定感は抜群に向上したと実感できたからこそ、お伝えできることです。

 

 

さらに、圧が思うようにお客様に乗せる事ができない…と、お悩みを多くのセラピストさんから受けてきました。

 

手力ではなく、深い圧(ここでは強くとは敢えて言わず)をお客様に伝えるようになるためには大切な事があります。

 

自分の体重を肩、肘、手首、手のひらで実感しているか?

という事なのです。

 

安定した深い圧は、身体の使い方にも秘訣があります。

それは頭頂から尾骨までの体幹を一枚の板のように使えるかという事です。

 

腕や手の力では限界があります。

体幹の重みを使って、沈む様にお客様に深い圧を乗せる。

 

それを支えてくれるのが肩甲骨からの肩関節であり、肘や手首なのですね。腕立て伏せをしていると手が震えたり、すぐに辛くなってしまう人は、その支えの角度が安定していない可能性があります。

 

やみくもに筋肉を鍛えるというよりも、どこから体が繋がっているのかというボディイメージをしっかり持つことで、その為に必要なトレーニングが出来ると考えています。

 

写真は骨盤や胸郭、肩甲骨を自由に動かすためのトレーニング方法です。これも普段の姿勢により、腰や肩甲骨が動きづらいなどの特徴もあります。

 

 

そして更に大切な股関節の屈曲。

股関節は施術の流れに必要なリズムを刻みます

 

股関節の動きが安定すると、下腹部にあると言われている丹田も安定すると考えられています。臍下丹田は『腹が据わる』という言葉もあるように、精神が落ち着き、洞察力があがったり、呼吸が深くなる、と私も感じています。

 

施術の滑らかなリズムや手の流れを作るとともに、セラピスト自身も心が穏やかに、落ち着いた間を作り出せるのですね。

 

他にも股関節や膝の向きをチェックして、体幹の安定度なども確認しました。施術の際に、腰が痛くなるのは、骨盤の向きが多いに関係しています。

 

多くは手の流れる方向と骨盤の向きが合っていないケースです。

しかし骨盤の向きだけを直してもダメなのです。足の置く位置、膝の向き、股関節の動きが連動して、はじめて骨盤の向きが安定します。

 

 

セラピストさん向けの講座として、私も上記のような内容を補足させていただきながら、wakanaさんに、一人一人、動きを細かくチェックしてもらいました。大人数で受けるスポーツジムやスタジオにはない、少人数ならではです。

 

他にもテニスボールを使っての筋膜リリース方法や、セラピストが育てていきたい触覚についてのレクチャーもみっちりしてもらいました。

 

 

身体が安定すると施術がもっと楽しくなる

 

前述のとおり、私達セラピストは体全体が道具です。そして身体を使って施術を表現する表現者でもあります。

 

自分の感じる通りに、思う通りに身体が使えるようになると、施術はもっともっと楽しくなります。

 

逆に体が緊張していたり、動きづらさ、痛みを感じてしまうと、お客様に触れてはいるものの、手からの感覚がなおざりになり、施術は機械的にもなりかねません。

 

もちろん、思う通りに身体が使えていたら、皆がオリンピック選手になっていることでしょう。なので、コツコツと練習が必要です。

 

何かをするときには「何のために」するのか?という目的が大切です。密着感を増やしたい、圧を深く入れたい、身体の痛みを無くして長くセラピストを続けたい、それぞれに色々な想いがあると思います。

 

この講座では、その皆さんの想いに寄り添っていきたいと、トレーナーのwakanaさんと共に考えています。

 

トレーニングするというよりは、「体の感覚を整える」が出来るようになるための講座です。ご自身で確信が持てるまで、いつでも、何度でもご参加いただきたい講座です♪

 

 

 

最後に。第1回目は、東京、神奈川、千葉、長野からもご参加いただきました。

皆様、誠にありがとうございます!

 

この『体と心を繋ぐトレーニング講座』は、当面定期的に開催する予定です。

 

 

この講座は8月、9月の開催が決まっています。

次回もご来場お待ちしております。

次回開催日はこちら

 

 

またセラピストの施術の際の身体の使い方講座『スタンス理論講座』は

東京・青山のARTQ様にて3日間集中講座で9月、来年1月に開催予定です。

 

今回のwakanaさんのWSも組み込んで、ボディメカニクスを学び、実際にオイルを使用しながら体の使い方を学ぶコースです。ご興味ありましたら是非チェックしてみてくださいませ。

 

 

スタンス理論3日間集中講座はこちら

 

追記:写真の棒は、姿勢のチェックで使用しています(笑)。

ありがとうございました!


セラピストという仕事を未来につなげる為に~ロンドン講演会~

イギリス滞在最終日。初めてのヨーロッパですが時差ボケも無く、今の時期には珍しく(そうです)お天気にも恵まれたロンドンで快適に過ごしています。今回のイギリス渡航の大きな目的は、帝京ロンドン学園にて「セラピストという仕事の普及活動」。授業の一環としてお時間を頂き、高校生、先生方にお話を聞いて頂きました。


 

今回ご縁を頂いたきっかけは、セラピスト仲間の水原由美さんがご家族でロンドン滞在していた際のお子さんの母校で、何かセラピーについてイベントが出来ないかと立案され、私もお声掛けを頂きました。

 

普段からこの仕事の素晴らしさを未来の子供たちにつなげたい、と考えて仕事の選択をするようにしているので、こんなチャンスは無い!と、是非!と二つ返事で承諾させて頂きました。

 

ただ、「セラピストというお仕事について話をする」というテーマは決まっていたものの、高校生が興味を持ってくれるようなお話って何だろう…と渡航ギリギリまで少し考えてました。

 

 

 

 

生きていくうえで、まだまだこれから人生の選択肢がある高校生。セラピストという仕事を選択肢のひとつに入れてほしいなと思いましたが…。

 

それ以上に生徒の皆さんが社会に出た時に、心と体の健康維持のお手伝いしたいと思っているセラピストがいる…、その存在を思い出してもらいたいな、という想いが、構想を練るうちにどんどん強くなってきました。

 

そこで、『セラピストという仕事』を説明したのち、セラピストはどんな事で皆さんのお役に立ちたいのか、という事をお伝えしました。

 

 

 

 

 

 

特に「ケア」と「メンテナンス」の違いを知ってほしい、そこを力説させて頂きました。不調を感じてから必要としてもらえるのもありがたい事ですが、人間だれしも健康でありたいと願っていると思います。

 

しかし、現状では「不調を感じるからセラピーを受けに行こう」と思う方が大半なのではないでしょうか。

 

できれば、『今、特別不調は無いけれど、明日も、明後日も、そして10年後、20年後も元気でいる為に、心と体のバランスメンテナンスをしておこう』そんな風にサロンを利用して頂きたい、常々思っている事です。

 

実際に一流のビジネスパースンは心と体のメンテナンスを丁寧に、そして日常のルーティンとして取り入れています。

 

不調が起きてからでは遅い、それは自身が辛くなるという事もそうですが、沢山のアポや仕事を抱えていれば、約束している人に迷惑をかけかねませんし、何よりパフォーマンスが落ちる事で自分の信用にかかわってくる事を知っているからです。

 

 

そして直観力や創造性を大切にしている彼らは身体のバランスがそれに与える影響力を肌感覚で理解しています。その為、セルフメンテナンスとプロメンテナンス、同時に取り入れる事もされているのです。

 

 自分の心と体がいつでも心地良くいられるのは、他者が与えれくれるものではなく、自分自身の在り方次第であるという事も知っています。つまり「自分のご機嫌は自分で取る」という事なのですよね。

 

私自身、以前はとても感情の起伏が激しい人間でした。そんな気分屋さんの自分が嫌いではありませんでしたが、やっぱり疲弊しやすい、身体も不調を起こしやすかったです、今考えれば。また人間関係のトラブルもありました。

 

しかし、今は「自分のご機嫌を自分で取る」という言葉を知り、以前のすぐ寝込む自分とは打って変わって元気一杯で活動させてもらっています。「心と身体の在り方が行動に直結する」改めてそう思うのです。

 

高校生の皆さんに、今すぐこれを実践してほしいというわけではないのです。色々な感情を知り、向き合い、そして体験する事が大事だと思うから。そしていつしか、「あぁ、そういえばこんな言葉を聞いた事があったな。やってみようかな」と思い出してもらえる日が来ればいいなと思ってお話させて頂きました。

 

 

 

 

 

他にセラピストは、自身のトレーニングをどのようにしているのか、という事もお話させて頂きました。

 

特にクライアントの心と体の奥深くに触れる仕事のセラピスト。お客様の想いをしっかり汲み取ること、そして自分の想いをきちんと伝えられる事が大切です。

 

その為の言葉を磨く事も非常に重要ですが、それ以上にノンバーバルで伝えられる人になる事が更に重要だと私は考えています(これはよくブログやFBでもお伝えしている事ですが)。

 

特にコミュニケーションの第一歩として第一印象のコントロールをお伝えさせて頂きました。「挨拶、笑顔、お辞儀、姿勢」。

 

当たり前のような事ですが、「なぜこれが必要なのか」を実践を交えてお伝えしたところ・・・。

 

終了後のアンケートではこの部分が特に印象に残ってくれたようで、ほとんどの方がメモしてくれていました。

 

中には「大学生活に活かしたい」「社会人になった時の為に、今から実践したい」「自分も笑顔だと周りの人も明るく元気になる」という声もあり嬉しかったです。

 

また改めて受講のご感想はご紹介させて下さいね。

 

 

 

私の講座が終わり、その後はジャパニーズセラピーAguraAtsuの体験をして頂いたり、アロマセラピーのミニ講座やハンドマッサージの講習会をしたりと、高校生の皆さんや職員の皆様に、セラピーを少し身近に感じて頂けたのではと思います。

 

総勢30名の皆様にお話しを聞いて頂き、どんな反応になるかな…と未知な世界でしたが、日本から遠く離れたイギリスで生活している高校生の皆さん、とても真剣に素直にお話を聞いて下さり、私にとっても学びの深い感激の一日となりました。

 

今でも皆さんの感想文を何度も読み返しては、感慨にふけっています(笑)。帝京ロンドン学園の皆さん!ありがとうございました。またお目にかかれる日を楽しみにしています。

 

この機会を設けて下さった水原由美さん、そして帝京ロンドン学園のまり先生、先生方、そしてご一緒させて頂いたセラピストの皆様に心からお礼申し上げます。

 

晩秋のロンドン。

素晴らしき人生の宝物を頂きました。

感謝をこめて。

 


暗示は祈り~心理学の学びから~

昨年、ソマティックフォーラムに参加させていただいたことがきっかけで、ご縁を頂いた心理学者の今野義孝先生。先生の温かいご厚意で今でも不定期に心理学についての勉強会を開催していただいています。学びのテーマは「癒しのボディワーク」。先生の著書を詳しく紐解いていただき、身体と心のホリスティックアプローチを多角的に考察しています。

アマゾンではプレミア価格になっているこの本、貴重です!
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突然ですが、皆さんは施術しているときに、ふっとクライアントと触れている境界線が無くなったり、一体化するような感覚になったり、大いなるものの存在を感じたりしたことはありますか?

 

今回は個人の意識を超えた、無意識の奥で繋がっているというユングの説のお話を解説していただきました。(決して怪しい宗教ではありません~)。

 

私自身、施術をしている時、ふっと時間が止まるような、別空間にいるような、そんな感覚を味わう事が多々あります。(寝ているわけではありません(笑))。

 

ふと思い出したのは、今年の1月にタイでのジャパンエキスポブースでAguraAtsuの施術をさせて頂いた時の事。大型百貨店の通路に所せましと並べられた小さなブースの一つの中で、お客様にあぐらスタイルでの約10分間の施術を行いました。

 

タイ・バンコクでのジャパンエキスポ2018 3日間で35万人の動員だったそうです
タイ・バンコクでのジャパンエキスポ2018 3日間で35万人の動員だったそうです

 

実は…写真の奥、エスカレータの向こうが特設ステージで。ひっきりなしにアイドルがショーを行っていたんです、爆音ともいえる大音量で(タイでは日本のアイドルが大人気)。

 

癒しのブースとしては、とても複雑な気持ちでしたが(笑)、これもあるがままとして、お越し下さるクライアントさんに集中しようと、意識をクライアントさんの身体と自分の手に集中させました。

 

「息を吸って…、吐いて…」とゆっくりクライアントさんに語り掛け、圧のタイミングを丁寧に合わせていると、だんだん不思議と周りの音が気にならなくなってくるんですね。それだけではなく、まるで私達しか『そこにいない』ような感覚になることも。

 

クライアントさんと色々な境界を越えて深いところで溶け合った瞬間だったような気がします。言葉は通じなくても。

 

そんな時、ふっと浮かぶのはやっぱり「感謝」でした。今日、ここで施術をさせてもらってありがとう、今日出会えたことにありがとう、ただその言葉だけが浮かんできました。

 

勉強会で今野先生の「身体に語り掛け、語り掛けてくる身体にまた語り返す、その空間を大いなるものが包み、見守っている」という言葉に、タイでの出来事を思い出していたのでした。実際、タイでは、この爆音の中で少しでも緩んでもらえたかな…とちょっぴり心配でしたが、私自身がそんな風に感じられた施術の時は、不思議と比例するようにクライアントさんも最高の笑みを浮かべて喜んで頂けた様子だったので、あ!これか!と改めて気付きを得た勉強会でした。(経験て大事!後で理由や理屈がスッと入ってくるから)

 

タイでのイベント様子はこちら

 

 

また勉強会後半では、『自律訓練』や『斬新的筋弛緩法』などを学びました。

 

自律訓練は、誤解を恐れずに言うならば『催眠暗示』です。催眠暗示、つまり催眠術…というと、暗示をかけられた瞬間に嫌いなものを食べても美味しい~と感じたり、身体の自由が利かなくなったり…というものを想像しがちです。

 

しかし、現代ではこのような深いトランス状態を作ることは、催眠学会で禁止されているそうで(危険との理由から)、エリクソン催眠という覚醒した状態で暗示を行うのがスタンダードだそうです。

 

この自立訓練の為の暗示は「とても気持ちが落ち着いている…。ゆったりした良い気持ちだ…。手が温かく感じる…。」などの言葉を他者、もしくは自分にかけていくわけですが…。

 

この時に必要な3つがあります。

 

①信頼関係

②リラックス

③あるがままを受け止めるトランス

*トランスとは普段とは違う意識の状態

 

 

 

暗示…というと、怖いイメージがありますか?しかし、私達は日々自分で自分に暗示をかけている場面が沢山あるのです。

 

例えば、やりたいことがあったとします。それを実現するために「どうやったら出来るんだろう」と常に達成のための手段を探す人は「出来る」というキーワードを常に自分に暗示をかけているともいえるので、実現化しやすくなります。

 

しかし「やりたいな~、でも難しいな」と思ってしまう人は具体的な行動への道筋が無いために動くための暗示もなく、更に難しいというキーワードで自分の行動を制限してしまうのですね。

 

暗示には「自分が在りたい願い」がテーマであり、その願いに沿って自分に語りかけていくことで「夢が実現する」のだそうです。

 

しかし、再度ここで重要なポイントを!

信頼関係が大事!という事です。

 

自己暗示をかけるにしても、それを信じていなければ効果は無いですよね、どんな事でも。逆に水道水を飲んだだけでも「体に良い」と思って飲むと何らかの効果が出る、なんていうプラシーボ効果もあります。

 

ここで私の体験談を…私は若かりし頃…。やりたいこと、なりたい自分、夢を沢山持ってました。しかし、それはその当時の自分が好きではなく、何か別のモノになりたい、資格を取ったら変われるんじゃないか、というその時の自分を否定した上での願いでした。

 

 

実績もなく、実力もなく、だからそんな自分を信じることも出来ないのに、夢だけはフワフワ、でも具体的なビジョンと達成のための確実な方法も分からず…。

 

だから何も実現しませんでしたね、振り返ってみると。

 

でも地に足をつけて技術を身に着け、働くようになり、経験値を少しずつ積みあげていくことで、出来る事が増え、自分に対して信頼できるようになった時、「夢は叶う」という言葉は嘘じゃないと思えるようになりました。

 

今も変わらず、夢は沢山あります。やりたいこと満載です。ですが、あの時の自分と違うのは「自己否定」して「他のものに成り代わるための」夢ではなく、今の自分にプラスオンして更に成長し、誰かのお役に立てる人間になるための夢を持っているという事。。

 

私のモットーは「言うだけはタダだから、とにかく言葉に出す」で、不思議なことにここ数年は「言葉に出した事」が物凄いスピードで実現化していくのを感じています、良きにしても、悪きにしても。(だから本当に気を付けてるんです…美しい言葉や思考を持てる人間になれるように)

 

すぐに実現しないことは、やっぱりその時迷いがあった時。でも更に経験を積んでくると不思議と「あれ!あの時思ったことが現実化してる!」と思う事もあったりするのですね。

 

 

きっと皆さんも同じようなご経験をされている方は沢山おられるのでは、と思います。

 

話を戻しますが…(;'∀')。

 

実際に、自立訓練法を皆でやってみました。最初は今野先生に誘導してもらったパターンと、自分自身でイメージして行う2つのパターン。

 

自律訓練では自分自身を心地良い状態へいざなうものです。皆さん終了後、そろって「今野先生の誘導では体が温かくなったり、ふわっと軽くなったけれど、自分の時は上手くできなかった!」という声が上がりました。

 

ヨガや瞑想の時に、心地良い声で誘導されるとふわ~っとその世界に入って行けますね。しかし、いざ自分ひとりでやってみようとすると、意外と色々な事が気になったりして上手くリラックスできない…。

 

これは先ほどの「信頼関係・リラックス・トランス」です、まさに。勉強会の優しい雰囲気と今野先生の温かい誘導に私達参加者は、みな信頼を寄せています。という事は…、改めて自分を信頼するという無意識レベルでの修業がこれからもまだまだ必要だな~と思うのでした(私はです…~)。

 

暗示は在りたい姿へと導く祈り。

日々自分を信頼して生きる、そういう人生で在りたい。

強くそう思います。

これも暗示ですね、きっと(笑)。

 

 

他にも力がどうしても入りやすい方に対しての筋弛緩法もレクチャー頂きました。技術を習得する際にとても役立ちそうな素晴らしいものばかり。

 

是非、スタンス理論講座や技術指導の際にシェアさせて頂きますね!今回も今野先生のお話はもちろん、皆さんのご意見から沢山の気づきや学びを頂きました。本当に素晴らしい学びに恵まれ感謝感謝です。毎回、心理学を学ぶという事は他者の心を学ぶというよりも、自分に向き合う貴重な時間となっています。技術に自分が現れる表現者でもあるセラピストは是非心理学を学ぶことをお勧めします(*^-^*)。

 

 

 

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ARTQ オーストラリア研修へ

現在、オーストラリアのゴールドコーストに来ています。今年の6月からアネルズあづさ先生が率いるARTQのオーストラリア国家資格アロマセラピスト1年コースで技術サポートをさせて頂いており、その第1弾オーストラリア研修に講師兼研修生として参加させて頂きました。そのレポートです。

 

今回の目的は本場オーストラリア校『MSQ』のスチューデントクリニックで現地クライアントに施術をする事です。4日間の研修期間で計6名の施術(他の生徒さんは7名)をしました。

 

実際に、クライアントが記入したクライアントのカルテをチェックし、症状に適したアロマオイルのブレンドをした後、カウンセリングを含めた90分間のアロマトリートメントをします。

 

(写真は、施術後のアフターカウンセリングの様子)

 

今回、実際MSQ指定のカルテを拝見して、大きな特徴を感じたのは、感情面のチェック項目が非常に充実しているという事。

 

日本ではあまり見られないものがあったのでご紹介します。「変化が嫌」「嫉妬」「孤独感」「涙もろさ」「悪夢を見る」「羞恥心」「裏切られた気持になっている」「罪悪感」「セルフイメージが低い」「自暴自棄」「拒絶感」…など。

 

この項目にチェックが多く入るクライアントもおり、自分の気持ちをオープンにする大らかな国民性を感じると共に、

 

実際に他の生徒さんのクライアントで、カウンセリングの時に泣き出してしまう方も数名おられ、オーストラリアという国の国家資格であるセラピストに対する期待、信頼が大きいのだなと感慨深いものもありました。

 

 

 

施術部屋は本来は個室のクリニックルームがあるのですが、今回研修生の人数も多いため、スクールルームを区切りセッションルームを作って頂きました。初日は緊張が勝り、生徒さん方も顔が引きつってましたね。きっと私もですが。

 

クライアントへの対応は、予めこのMSQ出身のイローナ先生が台本を作ってくださり、必死にそのフレーズを覚えていったのですが、やはり実践になると、会話は一方通行では成り立たないのでクライアントの言葉を聞き取ろうと必死になると、フレーズが飛んだり、単語を間違えたり…。

 

つい「上手に話せなければ恥ずかしい」という想いが勝りがちですが、イローナ先生が研修中に何度も仰っていたのは、「言葉がたどたどしくても、自分に対して想いを伝えようとしてくれているか、でどうかでクライアントの心が動かされるものなんですよ、クライアントの心を動かせるセラピストになりましょう」とても基本的ででも軸となる大切な事でした。

 

 

正直、言葉の課題はまだまだありますが、その分、クライアントに寄り添う、自分の手でしっかりとクライアントを感じる、という事に集中を注ぎました。

 

今、出来る事しか、出来ない。

だから今できる事を全力でする。

 

私が常々モットーにしている言葉を、何度も声に出して、自分の耳に聞かせるように。

 

私が目指すセラピーは心と体の感覚バランスを整える事。特に肌感覚の調整です。ただ気持ち良さを感じて頂くだけではなく、セラピストに触れられてクライアントがどう感じたか、どう思ったか、それを最大限に尊重したいと考えています。

 

 

 

肌感覚よりも思考が優先しがちな現代では、何かを判断する時に情報や他者の意見に左右されやすくなっています。しかし、人間のすごいところは直感があるところ。意外と直感で決断したことが物事をスムーズに進めたり、危険を回避したりするのです。

 

また肌感覚バランスが崩れると心も比例して疲労したり、ネガティブになったりすることも。

 

『自分の肌でどう感じるか、そして肌感覚を信じられるようになる』ことの大切さを、直接クライアントに触れる事ができるボディワーカーとしてお伝えしたいと思っています。

 

改めてそんな想いを強める研修でもありました。

 

それにしても、オーストラリアの方々は大柄な方が多いですね。中には2メートルを超える男性もおられました。肌質や体型、よくある疾患も日本人とは全然違いますが、深い密着感は喜んで頂けたようです。(ビューティフル!が一番の賛辞の言葉だそうですよ。)

 

肩こりや関節痛の方が多いように感じました。大柄ではありますが、下半身や足首が華奢である事に原因があるそうです。

 

またワークアウト(体を鍛えている)方も多いので、筋肉質な方も多かったですが、年齢を重ねると筋肉が落ちる分フカフカのお身体になっている方も。

 

強さ加減のお好みは、概ね強めと伺っていましたが、クライアントによっては「More righter」と軽めの圧を希望される方も数名折られました。逆に超ハードな施術をご希望される方も。スタンス理論で培った圧をしっかり入れる手技でしっかりご満足頂けました(^^)。

 

アロマに関してはブレンド前に好き、嫌いを先に伺うのですが、好きも嫌いも「ラベンダー」を挙げる方が多く、ポピュラーな精油なんだな~と改めて実感(たまたま私のクライアントさんだけだったかもしれませんが)。本当に色々な事を学び吸収した研修でした。この経験を自身の生徒様方にもどんどんシェアしていきたいなと思います。

 

 

 

 

途中からアネルズあづさ先生も日本から合流し、研修もより引き締まりました。あづさ先生はこのコースを皮切りに世界で活躍できるグローバルなセラピスト育成を目指しておられます。

 

今回の1期生はその記念すべき第1歩で、そこに参加させて頂けた事が本当に光栄でした。

 

来年6月の試験の為に、またこのMSQに戻ってくる予定です。それまでにそれぞれ、もちろん私も課題は沢山あり、学びも続きます。きっと半年後にはまた違う景色が見えているはず、と新たな希望とヤル気で生徒さん方の表情はキラキラ輝いてました。

 

今回、初心者から学び始めた方も数名おられました。初めて代金を頂いてのクライアントが外国の方でしかも海外で…なかなか無い経験です。彼女たちにとっても素晴らしい体験になっただろうな~とお母さん目線で見てました(笑)。

 

改めて、私自身「心技体の整ったプロフェッショナルなセラピストを育成する講師」として、この経験を生かせるようにしたいと思います。自宅サロン、店舗サロン、海外へと活動するフィールドはそれぞれに、どんな場所、状況でもプロフェッショナルとして活躍できるセラピスト育成の為に、私も日々精進します。

 

今日はスクールオフデー。こうして忘備録を綴っています。残り2日間、思いっきりオーストラリアを楽しんできます♪

 

 


2018年の個別レッスン受付は終了しました

2018年も残り3か月です。今年の初めに決めた「今年の漢字」は【調】でした。調は整えるという意味があり、調身・調息・調心という禅の言葉にもあるように、身を整えて、息を整えてから初めて心が整うといわれています。

 

2018年3月にバリで技術研修させて頂いたのがはるか昔のよう。
2018年3月にバリで技術研修させて頂いたのがはるか昔のよう。

 

一生、大切にしていきたい『調』ですが、改めてこの漢字を大切にしていこうと思います。

 

さて、2018年の個別ご予約、レッスンは受付を終了とさせて頂きます。誠にありがとうございます。

 

ありがたいことにジャパニーズオイルセラピーAtsuレッスンを佳境を迎えている生徒様や、これから新しくスタートする生徒様がおり、怒涛の3か月になりそうです。

 

【Atsuベーシック短期集中が開催決定しました】1名様追加募集中

11月16日(金)・11月19日(月)・11月22日(木)10時~17時30分

講座の詳細・御申込はこちら

 

自身の学びやイベントも控えながら、来年2019年は【セラピストの土台作り】をテーマにした講座を中心に展開する予定です。これからもどうぞよろしくお願いいたします!


全ての経験を尊重する

 

2015年4月から単発講座として形になった【スタンス理論講座】も気が付けば3年半が経過しました。実は、あまり大きな声では言えませんが、●●周年や、今までどのくらいの方が受講して下さったか、という数字にはトンと疎い私。講座風景の写真を遡って「あ、もう3年半も経ったんだ!」と気づきました。

 

その時、その場で出来る事を常に一生懸命やる!というモットーの為、後ろを見ないのが癖になっているようです、良いのか悪いのか…(;'∀')。ちなみにこの写真は2016年のモノ。髪の毛が少し長いです。

 

さて、それはさておき。

スタンス理論講座は、初心者さんからベテランさんまで様々なキャリアを持つセラピストさんにお越し頂いています。施術中に体が痛くなるという悩みを抱えている方、もっと圧を深く加えられるようになりたいという方、逆に手力を抜きたい方、参加の理由は様々です。

 

いずれにしても、もっと上手になりたい、お客様に喜んでほしい!という純粋な想いが、参加者様から伝わってくるのを毎回感じます。

 

スタンス理論講座で、最初にお伝えすることがあります。それは

「理論を学ぶ際に、自分の技術にどう当てはめるか、という事をイメージしながらお話を聞いて下さい」という事。

 

それは今まで頑張って習得してきた技術・時間を大切にしてほしいという想いからです。ご縁あって学んだ技術ですし、一つの技術も一度学んだら終わりではなく、自分の意識のかけ方、育て方次第で、もっともっと上達するし、感覚も変わっていくものだから。

 

 

 

 

 

何かを学んだら、探求する事、その成り立ちや理由をもっと知る事、それによって更にその技術に深みが増しますし、自分ならでは手技として身についていくものだと私は思っています。

 

 

なので、スタンス理論講座では実技の際に、理論に基づいて「身体を少し近づけてみましょうか?」、「胸を丸めてみるとどう感じますか?」などのご提案はしますが、決して無理強いはしません。

 

また必ず確認したいのは「この技術はどんな目的がありますか?」という事。技術の目的を聞かずに、私の想像で「この方がいいな~」とやり方を変えてしまうのは避けたい事です。

 

なぜならば、その技術を愛情を注いで考えた人が必ずいますし、伝統のあるものなら脈々と受け継がれてきた手技なのかもしれません。私も自分の技術に愛をもって作っていますし、未来へ繋げてほしいと考えているから猶更なのです。

 

身体の使い方を変えたら、尊重してないことになるんじゃないか?と思われる方もいるかもしれません。私は技術はやり方ではなく、目的が大切だと考えています。例えば「手の指先は閉じてなければならない」と学んだ際に、そこに目的と理由があるかが重要なのです。例えば深みを出さずに軽擦する…など。でも密着感をもっと出したいのに指先までピシッと緊張させていたら、やはり手のひら全体を解放させた方が深く密着できるのですね。

 

セラピストさんにも「こう習ったから」ではなく、「この目的だから体や手の使い方はこうする」という意識で自分の手技を極めていくと、卒業後も絶対に技術力が低下することはないと思っています。

 

私はボディセラピーの手技が大好き。どれもが素晴らしいと思っています。施術は表現でもありアート。その魅力を最大限に表現するためにセラピストさんのボディバランスが整うといいな~、身体の痛みが無くなるといいな~と、毎回スタンス理論講座を行っています。

 

だから毎回ワクワクするんです。今回はどんな手技を持ったセラピストさんが参加されるんだろう、って。

 


Atsu勉強会2018~第2回開催しました~

AtsuStudioJapanでは卒業生、在校生様向けにカウンセリングスキル向上のための勉強会を月1回開催しています。2018年度5月のテーマは「主な不定愁訴と生理学」。病気ではないけれど辛い症状やアドバイスを皆さんと掘り下げました。

 

いかに楽しく簡単にお伝えできるか

勉強会で大切にしたい事。それは「学びの先にお客様がいる」という事。

 

お客様に喜んでもらう、お役に立つ、という想いをもって学ぶと「どう伝えようか(アウトプットしようか)?」と他者の言葉のまま、吸収するのではなく、自分の言葉に置き替える癖がついてきます。

 

学びは伝える事で理解が深まる、と私も散々ご指導頂きました。分かりやすく説明する、という事は理解していないと出来ない…講師としても常々意識している部分です。。

 

更に、お客様に専門用語を並べ立てても???となってしまいます。専門的に学びながらも、誰もが分かる言葉で丁寧に、そして実践できる事をお伝えする…、それがプロフェッショナルなのですよね。

 

それを前提に勉強会では、よくある不定愁訴をテーマにお客様と雑談できるようなお話を沢山させて頂きました。例えば、頭皮と顔の皮は繋がっているので、頭が固いと顔も吊り上がってくる…とか…。

左右に動けるのは、頚椎の1番と2番だけなので、その部分にコリが溜まると首が左右に向きづらい…とか。プロには当たり前のお話ばかりですが、一般の方がご存知とは限りません。

 

昔、流行した「へーへーボタン」(でしたっけ?)をお客様が押したくなるような雑談を通して、自分のお体に興味を持ってもらえるといいなと思ってます。

 

ちなみにこういった雑談になるようなお話は新聞の健康欄や、NHKのためしてガッテン、日曜朝の元気カプセルなどを録画してコツコツ仕入れています(笑)。一つの情報を鵜呑みにはできませんが、テレビの健康情報番組は視聴者を楽しませるという観点があって、ネタの宝庫なんですよね♪ いつも勉強させてもらってます。

 

 

 

ストレスの受け止め方を一緒に考えるのも大事かな

遠方の生徒さん方も動画でリアル参加
遠方の生徒さん方も動画でリアル参加

今回は、不定愁訴の中でも「ストレス」にもフォーカスしてみました。事前の宿題で、受講生の皆さんに「ご自分のストレス体験談」をFBグループに投稿してもらいました。

 

皆さん、色々な想いと経験が文章に込められており、「本当に辛かったんだな~、頑張っておられたんだな~」とジーンとくるものがありました。

ストレスになる出来事、その受け止め方は人それぞれ、千差万別です。同じ言葉を投げかけられても、全然気にならない方もいれは、トラウマになってしまうほどの衝撃を受ける方もいます。

しかし、身体に現れるほどのストレスを抱えた時、様々な要因があったとしても、最終的に自分の体をコントロールするのは自分、それを知っているか、知らないかで人生が大きく変わると私は思います。

嫌だな~と思うと、体が緊張して自律神経が乱れ、それが続くと不調となって身体に影響が出る。そして日常生活が楽しくなくなる…。前述しましたが、同じことでも「嫌だな」と思わない人もいる。それは価値観や受け止め方が違うからにほかなりません。

 

「嫌だな」ではなく「あ、そうなんだ、そういう考え方もあるんだ~、なるほど、一つ勉強になった」と、もし、見方を変えられれば、極端な話ではありますが、お相手に感謝の気持ちすら湧いてくることも…(実は今の私がそうです、だから嫌いな人はいません。毎日がとっても平和です。綺麗事といわれても、自分の心と体も守りたいので、その考え方はこれからも持ち続けたいと思ってます)

お客様がストレスから不調を抱え、辛い思いをしているのを見て、ボディワーカーとして施術を丁寧に、心を込めて行っていきますが…。やっぱりお客様には心から笑顔でいてほしい。

 

その為には、ストレスの受け止め方や心の切り替え方も一緒に考えられるセラピストでありたいな…と私は思うのです。生徒さんにもそうあってほしい、と今回のテーマにしたのでした。

 

もちろん価値観の切り替えを押し付けるのはNGです。あくまでもお客様がどう在りたいのかを一緒に探しながら、こちらからの投げかける言葉や、前向きな見方をさりげなくご提案できる、そんなサポートが出来たら良いな…と個人的には思っています。

 

 

ストレス解消には泣くのもお勧めです。

AguraAtsuのストレッチと体揺らし。楽しくてみんな笑っちゃいます。
AguraAtsuのストレッチと体揺らし。楽しくてみんな笑っちゃいます。

写真は午後からのAguraAtsuのレクチャー風景。思いっきりの笑顔、見てるだけでこちらまで笑顔になります(笑)。ストレス解消や免疫向上には【笑う事】が効果的と科学的にも実証されていますね。

逆に涙を流すことも良いとされています。溜め込んだ想いを吐き出す。アウトプットです。しかし、悲しくても泣けないから、身体から色々なひずみが生まれてしまうのですね。

 

であれば、強制的に「泣く」事もありだそうです。例えば、感動したり、悲しい映画や本を見たり読んだり。いわゆる疑似体験をするのですが、泣いて吐き出すという身体への作用は一緒だそうで。

 

モヤモヤストレスが溜まっている時は、大笑いしにいくか、大泣きするか、どちらが自分に合っているか試してみるのも良いですね。ちなみに私は悲しい映画や本はその世界に浸って、しばらく引きずるので、大笑いがあっているようです( ´艸`)。笑点とか大好き!

 

ちなみに、泣ける本や映画、皆さんのお勧めはありますか?私は「三浦綾子さんの塩狩峠」を10代の時に読んで大泣き、最近では「百田百樹さんの永遠の0」を本でも大泣き、映画でも大泣き、さかのぼると「ハチ公物語」や「南極物語」という動物モノにも大泣きでした。


北海道から動画参加してくれた札幌丸山のサロンオーナーマウラナニの近藤朋子さんのお勧めも教えて頂きました。こちらから


ストレスは悪いものだけではありません。人間にとっての刺激を全てストレスといいます。やる気が出る、元気になる、前向きになるストレス(刺激)もたくさんあります。要は捉え方次第。でも、どうしてもモヤモヤするときは、上手に付き合う方法も知っておく。自分の心と体はひとつ。健康とは根本的に他人ではなく、やっぱり自分で保つもの。健やかな日々の為に、こんなお話をこれからも勉強会で掘り下げていきたいと思います。

ご参加の皆様、ありがとうございました!

今日も感謝を込めて。

 

口角アップで笑顔の一日を♪

AtsuStudioJapan関口智子

 


接客も技術講習のひとつです

奈良のセラピスト合宿から戻り、翌日はジャパニーズオイルセラピーAtsu®のアドバンス講座。全7回の5回目でした。いよいよ終盤です!5回目は接客レッスンも行うのですが、当スクールでは「感覚を養う」という事をモットーにしているので接客もお客様の立場で「体験」します。

 

上質サロンに欠かせない接客スキル

私達セラピストのお仕事は、お客様がいてこそ成り立つお仕事で。そう、技術職ですが、接客業でもあります。

 

唐突ですが…私は10年以上、この質問を繰り返してきました。それはもう色々な方に。

 

「サロンをリピートしたいと思った理由はなんですか?」

「逆にリピートしたくないと思った理由はなんですか?」

 

理由は様々ありましたが、リピートしたいの理由のひとつに、ダントツの答えがありました。それは…≪セラピストさんの人柄が良かった≫というもの。

 

でも考えてみてください。

数時間で人柄って分かるものでしょうか?

 

ましてや新規で来店し初めましての関係、その大半以上は施術の時間です。お話したとすれば、プライベートな内容よりもカウンセリングやサロンのご案内が大半です。

 

という事は、お客様が「人柄が良い」と判断してくださったのは、接客を通してみるセラピストの姿だったのですね。

 

 

人は第一印象を決めるのに、話の内容よりも視覚、聴覚の大半で判断しているといわれています。その人の姿勢や笑顔、声のトーンやスピード、間合いや目線などです。

 

逆にいうと、その点を意識し、学び、行動することで、お客様の印象がグッと上がる、という事。であれば上質サロンを目指すには質の高い接客スキルを学ぶことは必須です。

 

 

「自分らしい接客を目指すから、学ぶ必要はない」と仰る方もいます。自分のカラーに合うお客様にお越し頂ければいい、それもありです。個人サロンなので。

 

これは私個人の考えですが…物事は基礎土台があってこそ。それは技術だけでなく接客も同じ。≪自分らしい接客≫は基礎というよりは応用です。まずは万人向けの基礎接客(接客5原則など)を身につけてから、「自分」というカラーを加えていけると、様々なお客様に対応できる幅の広いセラピストになれるのでは…と思っています。

 

そして、型が出来たら≪こころ≫を込める。人形や仏像も形を作ってから最後に魂を入れますよね。美しい型には、美しい魂が宿る…、美しい立ち居振る舞いの接客が出来るセラピストさんは、人柄が良く感じられるのは当たり前だと思うのです。

 

お客様目線で体験してもらう

Atsuアドバンスでは、接客マニュアルを生徒さんにお渡ししています。玄関からのお迎えからお見送りまでのトーク集や、備品や小物リストまでそれはもうコマゴマと…(笑)。

 

更にカリキュラムで、接客レッスンの日を設けています。この日は生徒さんに接客を実践してもらう、というよりは、お客様役で体験してもらっています

 

体現する、という事は、自身が体験していることが必須だと私は思っています。私自身、想像だけでは限界があるので…。

 

*体現とは…思考や理念などを具体的な形として表すこと。 身をもって実現すること。

 

僭越ながら私の接客デモンストレーションを一通り体験。玄関からお迎えをして、実際にフットバスに入ったり、カウンセリングを受けたり…。

 

自分に向けられた目線や体の向き、声のトーンなど、机上の学びではなく、実際に経験することで感じてもらえる事がたくさんあるといいな…と思っています。「小さな気づき」を沢山積み重ねることで、お客様へのおもてなしの幅がどんどん広がると信じて。。

 

 

モニター期間中も接客練習を必ず行う事がルール

アドバンスでは6回目終了後からモニター期間に入ります。最終試験までに20名以上のモニター症例、合格後から半年以内にトータルで50名以上の症例を提出していただくルールになっています。それは技術練習だけではなく、接客、カウンセリング、技術の組立も含む本格的な実践です。

 

技術の練習を一生懸命するけれど…、接客の練習はあまりしたことがない、という声を多数聞いてきました。だから接客に自信が持てない…というお声も(涙)。だからこそ技術と同様に接客も沢山練習してほしいのです。自信をもってお客様に対応して頂きたいと同時に、前述した通り、接客がお客様の印象を大きく左右するからです。

 

50症例も~!大変だ~!という声も上がりますが(その気持ちはわかるけど…苦笑)、終わった後に大抵の方が「50症例以上のモニター症例をやってよかった」「これがあったからこそ、自信をもって実践でお客様に対応できる」という声に変わっていきます。自信は経験値があってこそ、やれば見える世界が広がります。

 

接客も技術スキルの一つ。

そして体験して、実践すること。

これからもスクールのポリシーとして続けていこうと思います。

 

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今日も口角アップで笑顔の一日を。

AtsuStudioJapan関口智子

 

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同志を持つ喜び

今回のセラピスト合宿で、ずっと一緒に過ごしてくれた講師の皆さん。もう3年以上のお付き合いになりました。「おもてなしの自宅サロン作り講座」や「講師養成講座」でお話を聞いてくださってからのご縁です。今回はそんな彼女たちへの想いです。

 

今や全国のセラピストさんから慕われる面々に

学びは天井知らずを地で行く皆さんです
学びは天井知らずを地で行く皆さんです

のっけから自慢ですが…(笑)。
私がいつも思う事。「生徒様に恵まれているな~」と。

 

私を信頼してスクールの門を叩いて下さった生徒さんは、根っからまじめな方ばかりで一生懸命すぎるほどに頑張る人ばかり。時には不器用なところもあって、悔し涙を流したり、反省ばかりしていたり。

 

でも、お客様の為に、そして自らを向上させたい!という想いが強くて、何度でも這い上がってくる。そんな皆さんを時に叱咤激励したり、そっと影から見守っていたりしている私ですが、それ以上に実は皆さんから沢山の気づきや学びを頂いています。

 

だから、もっともっと自分も精進して成長して、自分の持てる力で精一杯、生徒様に還元していきたい!と心から思えるのです。私がセラピストとしての人間性を、そして技術の精度をもっと高めたいと思うのは、自分の為だけではなく、やっぱり生徒さんに喜んでもらいたいから、そして生徒さんがお客様のハッピースパイラルを巻き起こしている姿を見たいからなんですよね。

 

今回、奈良合宿で感動したことがありました。

今や全国のセラピストさんから憧れられる講師となった生徒さん方。

奈良合宿には、ご自分の生徒さんも多数お誘い下さったのですね。(本当にありがとうございます!)

 

合宿中、講師として、凛とふるまう皆さんが、本当に眩しくて頼もしくて。

これからセラピストとしてデビューするタマゴさんたちから、キラキラした眼差しで見つめられているその姿に、微笑ましく、そして感動すら覚えてました。なぜなら、彼女たちがココに至るまで、たくさんのトライ&エラーを繰り返し、チャレンジし続けていたのを知っているからです。

 

その昔、弱気になる姿に「プロはそんな言葉は言いません」とか「反省ばかりじゃなくて、これからどうしたいのかを考えましょう」とか「やりたいのか、やりたくないのか、よく考えて。やりたいなら、やるしかないです」と繰り返し繰り返しお伝えしてきました(彼女たち曰く、バサバサ切られた、そうです(笑))。

 

時に厳しい言葉を投げかけられても、腐らず、へこたれず、あきらめずについてきてくれました。昔、言われた言葉を、今度は自分の生徒さん達に愛情を持って伝えている姿を見て、「学んだことをしっかりと受け継いでくれたんだな~」としみじみ感じたんですね。私も前述のような言葉を、セラピストなり立ての頃、先輩や上司から毎日のように叱咤激励頂いてました。歴史は繰り返す…ですね。

 

 

 

 

ひとっとびの成長はない…けど

私にとって生徒さんの成長や飛躍が何よりのご褒美なんです。

 

なので、たくさんのセラピストさんから慕われている姿を見るたびに、親心というか…おこがましいのですが、「本当に良かった、良かった」と思うのです。彼女たちの努力を知っているだけに。

でも、何年たっても、責任ある立場になればなるほどに、また今までとは違う葛藤が出てくることもあります。でも最後には、晴れ晴れと「よし、頑張ります!」と言える強さ。一人の人間として、尊敬…と頭が下がります。

 

私はスクールを卒業したら【プロのセラピスト】として【講師と生徒】ではなく【同志】になりたい、と常々思っています。

 

方向性が変わっても、「お客様への想いやセラピストという仕事に対する情熱」を熱く語り合える同志。

 

でも、卒業したてで、講師と同じ目線で語ってほしいというのは、正直、無理な注文かもしれません。だからずっと待っていたんです。いえ、今回の合宿で気づきました。待っていた自分に。

 

今回の奈良合宿が終わった翌日もお寺巡りやカフェで貴重なお時間をお付き合いくださり、沢山語り合いました。そこで、自分のセラピーや自分の生徒さんへの想いを、途切れることなく熱く語る皆さんのお話を聞いていて、上から目線ぽくて恐縮ですが、彼女たちの成長を心から感じました。「うんうん、この時を待ってたよ~!」と言いたくなる感じ。

 

心が喜んでました。

ほんとに。

嬉しかった~。

 

そんな皆さんが、それでも「お手本でいてくださいね」と私に仰って下さるので、私も精進し続けよう、頑張ろう!と身が引き締まる思いもあります。でもそう言ってもらえる事が幸せだなと思うんです。この仕事を続けてきて本当に良かった。あきらめずに頑張ってきて良かった。

 

良き人とのご縁が人生においての一番のご褒美。

そう実感できるまで、コツコツやってきて本当に良かった(しつこい…(笑))。

 

出会ってくれてありがとう。

そしてこれからもよろしくお願いしますね~!

 

まとまりませんが…(笑)。徒然なるままにつづったブログにお付き合いくださり、ありがとうございました。

心から感謝を込めて。

 

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AtsuStudioJapan関口智子

 

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第3回セラピスト合宿(奈良)

先日、第3回セラピスト合宿に参加してまいりました。1回目は北海道、2回目は兵庫県淡路島、年1回、全国各地の懇意にさせて頂いているセラピストさん方とお会いできる楽しみの日。今年は私のリクエストにお答えくださり奈良県信貴山の宿坊が会場でした。

 

全国のセラピストさんとの刺激的な2日間

今回で3回目のこの合宿。

2日間のうち、1日目は2時間ほどお時間を頂き、「セラピーとセラピストとは」の私なりの想いを皆様にシェアさせて頂きました。

 

そして2日目は、技術体験会としてペアを組んでお互いに30分ずつ施術、実はこんなにセラピストらしい合宿は今回が初めてで、今までは「合宿という名の慰労会」でした。

 

それも楽しかったのですが、やはりお互いに意見を交換し合ったり、学ぶ時間は本当に楽しいんですね。お客様の為に日々向上を目指す皆さんだからこそ、熱い思いを思いっきり交換し合える場は本当に貴重だな~と最後は感動すら感じていました。

 

主催の北海道苫小牧市の高坂みやさんが、皆さんのレポ記事をブログでまとめてくださったので、こちらがどんな合宿だったのか一目瞭然なのでご紹介させて頂きます♪

 

たかさかみやさんのブログはこちら

 

 

 

なぜ信貴山の宿坊だったのか?

 

信貴山には朝護孫子寺をはじめ、山の斜面を利用して大小様々なお寺が建立されています。聖徳太子からの由来がある信貴山。有名なのは戦国時代に織田信長に攻め入られて自爆した松永氏の屋敷跡もあります。

 

実は昨年の3月、朝護孫子寺のすぐそばにある断食道場に行きまして。3泊4日の断食にチャレンジしてきました。

 

その時の記事はこちら↓

今読み返すと結構ノリノリで書いてますね(笑)


信貴山断食道場・前日

信貴山断食道場・初日

信貴山断食道場・2日目

信貴山断食道場・3日目

信貴山断食道場・最終日

 

 

空腹を紛らわすため、毎日毎日、お寺巡りや近隣を散歩していたので、すっかり愛着が湧き、大好きな場所の一つになったんです。また毎朝、大迫力の護摩行やご祈祷に参加させて頂き、昔から今に伝わる、また伝えることの大切さや、日本人としてのルーツを感じる事の大切さを皆さんと一緒に体験できたらいいな…と思いました。

 

すでに3回目の合宿は奈良で、と決まっていたので、であれば、ぜひとも信貴山の宿坊で!とリクエストさせて頂いたのでした。(みやさん、佐和子さん、快く受け入れてくださりありがとうございます!)

 

神聖な場所での施術体験

合宿2日目は、地元奈良のセラピストの皆様にベッドをお持ち頂き、技術体験会でした。

 

重いベッドや沢山の荷物を皆で担いで階段を登り、皆様本当にありがとうございました!

 

ここで奇跡が!

この合宿では1日目、2日目の朝までずっと雨降りだったのですが、荷物を運ぶ時間になったら、ぴたりと雨が止んだんですね。帰りには晴れ間も。すごい~!と一人興奮してました。

 

ベッド5台、5組で施術体験会。

私は見学をさせて頂きました。

 

それぞれに違う手技、スタンス、息遣い、拝見しているだけでも学びと気づきの多い時間。

 

セラピーはセラピストが「やってあげる」ものではなく、クライアント様と一緒に心と体を紡ぎあう神聖な時間だと私は考えています。神聖な場所で、皆がペアの方へ一生懸命、心を込めて施術されている姿を見ていたら、とても厳かな気持ちになって。

 

キャリア関係なく、誰かのために一生懸命になる姿は、見ていて本当に美しいと思いますし、また創造力を掻き立てられるものなんですね。私も次々とこれからのスクール運営や、生徒様への想いが浮かんできて、ひたすらメモを取っていました。

 

とても美しくクリエイティブな空間と時間。

そんな場にいられることに感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

 

来年は北海道で

合宿から戻り、ご参加いただいた皆様のブログやお写真を改めて拝見していて思う事。

 

とにかく「気持ちの良い時間だった」。

その一言に尽きます。

 

宿坊での翌朝は、ご祈祷後の住職のご説法の中に「氣」の良い場所に行くことは人間にとって大切な事だと仰っていました。それを伺い、私達セラピスト自身が、お客様にとっての「気の良い場所」になること、その為には自分自身がいつも「気」を整えておくことが大事なのだと改めて感じました。

 

住職が仰る通り、自分自身が気の良い場所に積極的に行くことも大事ですし、また日々の生活で自身を整える時間を持つことも又然りです。そして、今回のように高い志を持つ皆さんと直接お会いして、想いを語り合う事が、最高のエネルギーチャージなんですよね。

 

そう思える方々とご一緒出来たことが、(今一人一人のお顔を思い出してます)本当に嬉しく、ただひたすら感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございます。

 

来年は、主催者みやさんのホームグラウンド、北海道支笏湖での開催を計画しています。

4月23日~24日の1泊2日、2019年です。

 

北海道にも熱い本当に気の良いセラピストさんがたくさんおられます。きっとすごいエネルギーチャージの場になる事間違いなしです。ぜひ県外からもふるってご参加頂きたいな~と今から楽しみにしています。

 

是非、スケジュール帳に書いておいてくださいね♪

 

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AtsuStudioJapan関口智子

 

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【カードご決済について】

AtsuStudioJapanでは5月よりカード決済をPayPal(ペイパル)にてお取り扱い致します。

またPayPalカード導入に伴い、決済可能なサービスの変更をさせて頂きます。

詳細は以下をご確認頂けましたら幸いです。

今後も何卒よろしくお願いいたします。

 


PayPalとは

ペイパルは、インターネット上の便利な【デジタルおさいふ】です。ペイパルにクレジットカード情報を登録しておけば、IDとパスワードだけで決済完了。お店に大切なカード情報を知らせることなく、より安全に支払いができます。ペイパルアカウントの開設は、決済方法でPayPalを選択して必要事項を入力するだけなのでかんたんです。

 

PayPalは、世界で1億5000万人以上に利用されている決済サービスです。

簡単に、かつ安全に支払いができる点から利用者の信頼を得ています。

PayPalのホームページはこちら

 


PayPalのメリット

●クレジットカード番号など重要な情報が支払店に知られることがない。

PayPalに会員登録し、あらかじめカード情報を登録することで、支払いの都度カード情報を入力する必要がありません。

(ゲストとして支払うことも可能です)

 

●主要ブランド対応しています。
VISA、MasterCard、AmericanExpress、JCBの4ブランドのクレジットカードに対応


●PayPalの登録費、年会費等はかかりません。

PayPal登録はこちらから

 

▲PayPalでは分割(リボ)はございませんのでご注意ください。

 


当店でのクレジットカードご利用について

2018年5月より以下のサービスのみカード決済のご利用が可能です。

何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

●単発講座

サロン体験・スタンス理論講座(基礎)・スタンス理論講座(応用)・AguraAtsu講座・その他単発開催の講座

●カード決済期限について

カード決済お申込み後、ペイパルよりご請求メールをお送り致します。

講座開催日に関わらず、メール到着日より2日間以内にご決済をお願い申し上げます。

 

●上記以外の講座のお支払について
指定口座へのお振込をお願い申し上げます。

講座によっては分割お支払も承っておりますのでお気軽にご相談下さいませ。

 


【お知らせ】GW期間中のお休み

ゴールデンウイーク中のお休みのご案内です。

いつもご覧くださりありがとうございます!

一足早く4月27日(金)~5月6日(日)までお休みをいただきます。

期間中の講座の御申込・お問い合わせは承っております。

お返事が若干遅れることがございます。なにとぞご容赦下さいませ。

以下にて近日開催の講座ご案内もご覧下さいませ♪

 


近日開催の講座


 

▶5月8日~9日 セラピスト合宿~奈良 お問合下さい

▶5月9日(水)セラピスト勉強会~奈良 お問合せ下さい

 

▶5月14日(月)スタンス理論講座/基礎編~埼玉 募集中

▶ 5月15日(火)スタンス理論講座/応用編~埼玉 募集中

 

▶5月18日(金)今野義孝先生カウンセリング講座~埼玉

 

▶5月23日(水)~25日(金)Atsuベーシック講座3日間短期集中 満員御礼

 

●レッスンモデルさん募集中・詳細はこちらから

 

以降の講座スケジュールはこちらから


自信を持って施術するために~技術メンテナンス

当スクールでは卒業と同時に【技術保証書】を発行しています。保証書があることで、セラピストさんには自信を持ってお客様に施術してもらえると思いますし、何よりお客様も安心して受けて頂けます。しかし技術は生もの、と考え、保証書には期限を設けています。

 

感覚は育つ

技術確認は全て講師が直接受けて確認します
技術確認は全て講師が直接受けて確認します

 

生ものと書きましたが、技術は感性や感覚がとても大事だと考えています。長年、この仕事をやってきたからこそ分かったこと、それは「感覚は育つ、発達する」ということです。

 

あまり自慢できるお話ではありませんが、私自身、セラピストの道を目指し練習していた時、クライアントの「コリ」はともかく、「硬い」「柔らかい」「冷えてる」「熱い」という感覚を手から感じることが出来ませんでした。

 

ですが、練習を重ね、意識を感覚に集中させ、手から細かな情報が得られるようになった時、この施術の楽しさや面白さを心から実感できるようになりました。

セラピストとして18年経った今でも、「新しい感覚!」と震える位、感じる瞬間があり、まだまだ感覚が育っているんだな~と感動する事が多々あります。

 

感覚を育てる事は、自分の可能性を広げる

感覚を育てていく事は、自分の可能性を広げる事でもあると思っています。技術保障期間を設けているのは、感覚をもっともっと育ててほしい、という想いと、技術向上への意欲を持ってほしいとの思いからです。

 

この技術制度を設けてから、定期的に技術メンテナンスの予約を入れてくれる生徒さんが増えました。私としても、定期的に卒業生さんとお会いできるのは本当に嬉しい事ですし、何より頑張っている姿に励みを頂いてます。

 

技術確認は、全て私の身体で直にチェックします。なので、妥協はしません。そんな基準もあり、生徒さんから「技術保証書をもらえる事で、自信を持って施術が出来る」と晴れやかな笑顔で言ってもらえるのが、私も本当に嬉しくて。。更にお客様にも安心してご紹介が出来る…と肩の荷がまた降りたような、密かに、ホッと安心したりしています。

 

アップデートにも

この技術メンテナンスは強制ではありませんが、やっぱり技術向上したい!もっと上手になりたい!という想いを持って技術確認に来てもらえると嬉しいですね。

 

講師も人間です。

向上心の高い頑張る方に頼られたら、応援する~!となります。なので、その方の技術をチェックするだけではなく、新しい情報や技術をお伝えしたりしちゃいます。

 

贔屓ではありません。決められたカリキュラムは全力でお伝えしますが、技術は受け身では上達しません。自分から学ぼう!もっと講師から引き出そう!という意識も大事なのだと、生徒様にはお伝えしているつもりです。

 

 

こんな記事を書きながら…ふとAtsuを学んでくださる生徒さんは、熱い方が多いな~とシミジミ。真面目で、一生懸命で、自分がお客様にお役に立てることを真剣に考えている方ばかり。私もその想いに頑張って応えたい!改めてそう思うのでした。

私は生徒様に恵まれているのが自慢なんです(笑)
そして、プロフェッショナルなセラピストを目指したい方、技術だけでなく、生き方、所作、立ち居振る舞いも学びたい方。是非AtsuStudioJapanでお待ちしております。(ただし、予習復習練習は必須です(^^)/)。


今日も笑顔で口角アップの一日を。
AtsuStudioJapan関口智子

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他者とつながるには、まず自分とつながる

あっという間に2018年も4月。奈良でのアドバンス講座も試験を残すのみで無事終了し、その後、すぐバリ島に技術講習へ行き、戻ってから技術講座やサロン体験…と、毎日が慌ただしく過ぎています。有難いことです。ブログでシェアさせて頂きたいこと、忘備録で残したいこと、沢山あるのですが、まずは今日の出来事を熱い想いのうちにシェアさせてください。

 

 

今日は敬愛する、臨床心理学の今野義孝先生の講演会に行ってきました。今野先生、今年3月で退任された文教大学の名誉教授になられました。素晴らしい~。

 

その文教大学の講堂(100名規模収容)には、老若男女たくさんの方がご参加され満席状態。しかも今回の講演会は無料という…、今野先生、文教大学さん、本当に太っ腹…。

 

講演会の前に、今野先生のご紹介がありました。文教大学は臨床心理学でも注目されている大学で、その世界の大家といわれる方が何名か在籍されておられるそうです。

 

今野先生はその中のお一人で…と。本当に業界ではお偉い方なのです。いつもフレンドリーで垣根が無くて、謙虚な今野先生。改めて素晴らしい先生に師事させて頂いていることに、何とも贅沢な…と感動しつつ、初めて見るスーツ姿にも萌えていた私でした(笑)。(5月18日もお楽しみに!)

 

 

さて、今日の講演テーマは、人間の幸福感には「つながり」がとても大切というお話でした。「つながり」というのは、対人間だけではなく、地域というコミュニティや、家族、自然なども含まれます。

誰かと繋がっている、何かと繋がっていることで「自分がなにものであるか」を実感できる、つまり、自分の存在意義、「ここにいる」ことを証明しているのかもしれないな…とお話を聞いていて思ったのでした。

 

 

まずは自分とつながる

 ここで感じた事は、何かとつながるためには、自身が、自分の「心」と「体」のつながりを感じていることが、前提なのではと思います。

 

 

□自分の心が今何を感じているのか

□今、生きている実感があるか

□体は何を求めているのか(食欲は体が求めているのか、頭が求めているのか)

□体の疲れや痛みに耳を傾けているか

□本当は望まない行動や言動をしていないか

□心のままに、感情表現ができているか

 

 

現代では、外から入ってくる情報も多いので、どうしても意識が外に向きがちです。そして心と体が不一致の状態になり、体調を崩したり、でも崩していることすら気づかず、病気に進行してしまったり…。

 

今野先生のテキストには「つながりの対象・相手」が記載されていましたが、まず一番最初に書かれていたのが「自分」でした。「自分とつながる」というと、意味が難しかったり、わけが分からないという方もいるかもしれません。私はこう考えます。「自分が心地よいと感じる」「自分に嘘のない爽やかな気持ち」「体が軽く喜んでいる」、そう思える時は、きっと「自分とつながっている」のではないかと。

 

 

施術者こそ自分とつながる訓練を

 

自分の話ですが…、20代の時の自分を振り返ると、「誰かと深くつながるのは怖いし、面倒、でも寂しいし、認めてほしい」という何だか支離滅裂な心の在り方だったような気がします。

 

自分と向き合うよりも、誰かが自分を見出してくれるのでは、救ってくれるのではと、いつも外に意識が向いていたようです、今思えば。

 

つまり自分探しのゴールは外にあると思っていたんです。

 

でも、自分の在り方は、まず自分が決めねばならないのですね。生きる事は、選択の連続です。仕事も人間関係も「自分がどう在りたいのか」というベースが「選ぶ」基準にもなるのに、常に「誰かがこう言ったから、あの人が勧めたから、世の中はこうだから」という他者の基準で行動していたら、自分の人生を生きているとは言えないことに、30代になってから気づきました。

 

 

自分とつながる

 

 

昔の自分には理解のできない言葉だったかもしれません。自分の身体、そして想いを大切にしはじめたら、いつの間にか大好きな仕事に巡り合え、大好きな人たちにたくさん出会えました。

 

要するに、自分と繋がっていなかったときは、自分を顧みることもなく、全く認めていなかったのです。自分に優しくないし、自分を慈しんでないし、誰かに認めてほしいくせに、自己否定して自分にダメ出しばかりしてた。これじゃ、誰も認めてくれるわけないですね(笑)。

 

 

今野先生は70歳を迎えられました、シニア研究会の方々も近い年齢の方も沢山おられます。
でもお写真見てください。みなさん、とっても若々しくて素敵な方ばかり。

今野先生の元で、心理学を学んでおられますが、心理学は自分と向き合う学問でもあると思います。つまり自分とつながる学問でもあると私は思っています。心理学を学び、日常生活で、呼吸法や瞑想をして体と向き合い、今感じていること、思っていることを内省する。

 

セラピストはお客様と物理的にダイレクトにつながるお仕事です。

それこそ、触れる、タッチの力により「自分の存在意義」や「今ここ」を実感できるリラクゼーションを超えた「魂の癒し」の時間にもなる、大げさではなく、とても神聖な時間だと毎回思って施術をしています。その神聖な時間に自分の心と体が安定していること、とても大事なのですね。だからこそ「我を整える」=「自分とつながる」ことを日々行うことがセラピストにとっては訓練のひとつだと、生徒様にお伝えしています。

 

 

今日も貴重な学びの時間を頂きました。
こうして色々な学びが出来る事、本当にありがたいですね!

そして最後までお読みくださったことに、心より感謝いたします。

 

今日も口角アップで笑顔の一日を。
AtsuStudioJapan
関口智子

 

 

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レッスンモデルの流れ

施術の部位は当日のカリキュラムによって異なります
施術の部位は当日のカリキュラムによって異なります

 

当スクールではレッスンモデルさんを随時募集しております。ジャパニーズオイルセラピーAtsu🄬に興味があるけれど、どんなものなんだろう?と、スクール受講をご検討下さる方も、ちょっと興味のある方も、様々な方がお見えになります。

 

技術を習得するスクールは「感覚」と「価値観」の一致が大事だと私は思っています。レッスンモデルとして、そのスクールの技術を「肌」で感じて、「自分がこれをやりたい!」と思えることが大事なのです。

 

受けてみて「イメージと違った…」というのもあるでしょう。

価値観は人それぞれなので、残念ながらご縁がつながらないこともあります。でも、妥協することなく「大好きな施術」が見つけられたら…、自分が心から愛せる施術を習得するという目標が、練習への励みになり、頑張る原動力になると思うのです。

 

 

まずはレッスンを直接頂ければ幸いです。

 

 

寝ちゃいそう~というモデルさんも多いのですが寝かしません(笑)
寝ちゃいそう~というモデルさんも多いのですが寝かしません(笑)

 

●レッスンモデルへの応募方法

 レッスンモデル募集のページから日程の合う日を選びお申込下さい。

 ⇒ 募集ページはこちら

 

●当日のご案内をお送りします

 スクールより当日詳細をご連絡致します。

●当日の流れ

 ① 受講生さんへの体感デモをご見学

   講師の施術をご見学頂けます

 

 ② モデルさんへの体感デモを行います

   講師がお手本の技術をモデルさんへ施術します

 

 ③ 受講生さんの練習モデルとしてアドバイスお願いします

   講師の施術との違いなどアドバイスを伺っています

  (ご自分の感じたこと、思ったことで大丈夫です)

 

 

●持ち物は特に必要ございませんが、着脱しやすい服装や、お洗濯ができるものをお勧めします。

 (紙ショーツや施術後のオイル拭き取り用のホットタオルをご用意しております)

 

●簡単なカルテと問診票をご用意しております

 モデルとして施術を受けていただく際に、既往症や注意事項の確認をお願いしております。

 妊娠中やオイルトリートメントを医師から止められている場合はお受け致しかねます。

 

●使用しているオイルについて

 当スクールではヒノキ精油入りのライスブラン(米ぬか)オイルを使用しております。ライスブランオイルは敏感肌の方にも優しいオイルではございますが、万が一、アレルギー等がございましたらオイルのご持参をお願いする場合がございます。

 

●当日スクールのご質問等がある場合

 レッスンモデルさんは、レッスン中の数時間でお願いするため、終了時間がご一緒ではありません。そのため、レッスンについてのご質問等がある際は、別途お時間をご用意いたしますのでお気軽にお申し付けください。(開始前や休憩中30分間など)

 

●ご質問は後日でも承ります

 Atsuへの質問やスクールへのお問合せ等、お気軽にご質問くださいませ。

 ⇒ お問い合わせはこちらからどうぞ

 

 


掃除を大切にできる人


先日、京都のレンタルサイクルとレンタルスペースオーナーの亀岡さんにお会いしてきました。亀岡さんとはもう5年以上前にレンタルスペースをお借りしたご縁で、その時以来。でもずっと印象に残っている方で、またお会いしたいなと思っていたんです。

 

人はそれぞれ見るところが違うから

 

懐かしい写真を引っ張り出してきました。
2013年の秋に講師養成講座で2Fのレンタルスペースをお借りしました。この時に参加して下さった皆さん、現在も沢山の生徒様に慕われるご活躍の方ばかりです♪

昨日、亀岡さんがこの集合写真の時、私が亀岡さんを必要以上に避けて苦笑いしていた、と仰るので確かめてみました(笑)。

そんなつもりはありませんでしたが、そう言われるとそうなのかな…(笑)、嘘です。たまたまです。


さて、パッシオーネ(亀岡さんのお店)をお借りして、感動したことがあったんです。細やかなおもてなしの備品やPOPはもちろんなのですが…、特にお~と思ったのが、隅々まで掃除されていた事だったんです。

掃除されているのは当たり前だと思うかもしれません。しかし、私自身、お店のインテリアやおもてなしの小物で感動する事はあっても、行き届いた掃除に感動するという事はあまりなかったかも…改めて思いました。何より気付かないかもです。

私自身、お店やお客様をお迎えする際は、掃除は「清潔、キレイ」するに加え、「磨く」という意識が必要だと考えています。特に、光るところ。「鏡」「ガラス」「水回りの銀色の部分」「ドアノブ」などなど。磨く事は「光を集める」でもあり、時に人は光に集まります。店内が輝いている事で、良い気が巡り、心地よい空間にもなると考えています。


ピカピカのホワイトボード


パッシオーネさんは店内がキラキラしているように感じたのですね。お店を、そして人を大切にされているんだな~と感動したのを、今でも覚えています。

そして更に感動したのが、ホワイトボード。
講師として様々な会場でホワイトボードをお借りしますが、とにかくピカピカ!輝くホワイトボードは初めて見たかも!でした(笑)。

なぜそこまで?という感じですが、ホワイトボードって素材によってはインクが落ちにくいんです。一生懸命水拭きしても、インクのカスや、うっすら書いた跡が残ったり…。

パッシオーネさんのホワイトボードは書く面だけでなく、ペンを置くところもピカピカ。すごい~!と一人マニアックな所に感動してたんですね(笑)。

それをお伝えしたら亀岡さん
「以前、ある方に『人はそれぞれ見るところが違うから、隅々まで掃除するように』とアドバイスをもらった」と仰っていました。

確かに仰る通り、人の視点は全く違います。どの部分を見られても良いように色々な人の目線で掃除をすることが大事なんですよね。

でも言われてもなかなか出来ない事も多いです。それを実践されている、そして物言わぬモノたちから、それが感じられるほどの丁寧な掃除っぷりに、本当にすごい人だな!と感動したんです。

人の掃除の仕方から学ぶ

 

私自身、独立開業する前に勤めていた会社では、社員が教室やサロンを掃除する事になっていました。その当時、業界では飛ぶ鳥を落すほど勢いのある会社でしたので、お勤めしている方も非常に意識の高い方ばかり。(細やかに気付く)。

掃除も、誰に指示される訳でも無く、自分から掃除場所を見つけて、テキパキテキパキと【磨いて】おられました。

入社したばかりの頃は、そんな先輩方を眩しく憧れの目で見ていましたが、同じように仕事が出来なければ叱咤激励の嵐(笑)。先輩と同じように動けるようになるためには…と考えた私は、まず掃除の仕方を真似する事にしました。

掃除の仕方って本当に十人十色。取り掛かる順番も違えば、見ている視点も全然違う。

 

その時思った事。「掃除は気付きや想像力」が必要である事。そして「ま、いっか」と思わない「妥協しない心」が前提なのだと。気付くから、その場所の汚れが目に入るわけですし、ここを見るお客様がいる、とか、見てどう思うかというお客様の気持ちへの想像力が必要です。

ま、いっかと思う気持ちは「本当はやったほうがいいと分かっている自分、もしくは気付いている事を見て見ぬふりしている自分」につながり、その小さな積み重ねが自信を失っていく事に(大げさかもしれませんが)もなるのでは…?と思い至りました。

たかが掃除、ですが、されど掃除。

本当に奥が深いな~と今でも感じています。

昔考えていたそんなことを、5年ぶりに伺った亀岡さんのピカピカのお店を見て改めて初心を思い出しました。

 

掃除も技術向上も同じ

 

お話は会社時代の頃に戻りますが、先輩の掃除の仕方を毎日見るようにしていた私、仕事の仕方や技術習得の在り方がどんどん変わってきたのを実感しました。「仕事は与えられるものではなく、自分から見つけるもの、作るもの」「技術は教えられるものではなく、気づくもの、自分で掴むもの」

 

もちろん仕事も技術も最初の取り掛かり方やルール、基礎などを学ぶ必要があります。でも基礎以上は、自分の創造力や行動の在り方、仕方で習得する内容が大きく変わる気がします。だからこそ、受け身ではなく自ら得る姿勢が大事だと感じたのです。そんな意識に変わったら、学ぶ事、仕事する事が本当に楽しくて楽しくて。。

 

それまでは、教えてもらって当たり前、言われなければやらない、という人生を過ごしていた私には、大事な仕事も任されたことが無かったですし、プラスアルファーの学びを得た事も無かった気がします。今考えると当たり前ですよね。こんな人には私も心配で何も任せられません…><。

 

ですが、自らコツコツと動くことによって、新しい部門の担当をさせてもらったり、最終的には部の長という仕事も任せて頂けました。これも掃除の仕方をきっかけとした「視点」が変わったからだと今でも思っています。

 

何千人ものセラピストさんの育成に携わってきて、「自ら得るもの」として行動する生徒さんは、やっぱり伸び方が違います。どんどん質問や感想を伝えてくれる人もそうです。質問というのは、インプットしたものを整理しないと出てこないものなのですね。私はレッスン中に、何度も何度も生徒さんに「質問はありませんか?」「どう思いましたか?」「何か気付きましたか?」と聞きます。

それは、その方のレッスンへの姿勢も同時に見ているのです。
でもこれも訓練が必要。

思考の整理は、日常生活から行っていないと急には出来ないのです。なので、何度も尋ねる事で、考える訓練をしてもらっています。どんどんレッスンが進むにつれて、皆さん質問や気付きも増えてくる様子が私もやりがいの一つになってます。

 

今、出張先の沖縄で、やっとこの文章をまとめ終わりました。

戻ったら掃除しよう!決意してます(笑)。

 

今日も口角アップで笑顔の一日を。
AtsuStudioJapan

関口智子

 

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【レッスンレポ】Atsuアドバンス奈良はじまってます

先月、奈良でAtsuベーシック短期集中講座を終え、そのまま2名の生徒様がAtsuアドバンスコースへと突入しました。アドバンスではベーシックで学んだ基本固め、そしてお客様一人一人の体調、体質の合わせた施術の組立ができるパーソナルセラピストを目指し、更なる技術、カウンセリングスキルを学びます。

 

プロとしての触れ方を身に付ける

 

当スクールの生徒様は、ほとんどが個人開業を目指す方ばかり。ご自宅で開業されたり、賃貸でサロンを借りたりと場所は様々ですがプライベートサロンセラピストになりたい方が門をスクールの門を叩いてくださいます。

 

私はこの仕事に関わってから今年で18年目になります。私が知っている限りでも、リラクゼーションの定義が潮の流れのようにどんどん変わり、またリラクゼーションセラピストさん達も、自分たちが何が出来るのか、何を必要とされるのかを模索している状況が続いているような気がします(個人的見解です)。

 

私もその一人でしたが、昨年、山口創先生や今野義孝先生にお会いして、「身体の感覚を整えることが自分らしさや健やかに生きる事」なのだと改めて確信しました。

感覚というのは五感を表しており、視覚、嗅覚、聴覚という間接的に感じる物から、味覚、触覚と直接的に感じるものがあります。

自ら能動的に感じる事が日常では大半ですが、その感覚が様々な要因(例えばストレスや緊張、思考に偏りがちな状態)で鈍くなったり、自分では感じられなくなってしまった際には、「受動的に感覚を呼び起こす」という事も出来るのですね。

 

 お体に直接触れる仕事は、「本来の自分に戻るお手伝い」であり、身体の疲れを癒すだけではなく、精神や魂さえにも響く、とても尊い仕事だと今更ながら、その社会的意義や必要性を強く感じています。

 

しかし、触れられるには「慈愛の心が大切」と前述の先生方は仰います。私もその通りだと思っています。慈愛が伝わると触れられた人は「相手に心から大切にされている」つまり自身の存在意義を感じられ安心するそうです。

 

「手から伝わる愛情」という言葉がありますが、ただ触れるだけでは伝わらない事もありますね。触れられた時の手の柔らかさや、手の置き方、圧のかかり方、スピード、呼吸など、またそれに伴う優しい言葉や眼差し、触れられた相手が自己愛を自分で感じられる為の所作があると私は考えています。

 

『気持ちをこめて触ればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、プロはいつでも同じ事ができる、安定したスキルが必要です。その為には細やかなトレーニングが必要だとレッスンでは、この部分を基本として何度もお伝えしています。

 

Atsuのスクールは「プロセラピストとしての感覚を磨く」事を第一に考えています。その為、座学や技術の手順は予め予習して頂き、感覚に集中できる状態で臨んで頂きたいと生徒様方にはお伝えしています。手順などを頭で追っている状態で触れていたら、とてもじゃないですが、慈愛の心を持って触れる…なんて、ヤッパリできないんです。

練習ではあっても、モデルさんは生身の人間。
相手を心から大切にしない練習の積み重ねは、心を癒すという目的にたどり着くまでにかなり遠回りになると、私自身の経験から思うのです。相手を心から思って触れていると、自然も手が柔らかくなるし、目的意識も高まり、インスピレーションも湧きあがってきます。自然とスタンスも整ってくるんです(理論を知っておくと更に良いと思います)。

 

実際のレッスンでしかできない事。
繰り返しになりますが、やっぱり感覚を知る事、養う事だと私は思うのです。

 

 

Atsuカウンセリングの柱は3つ

 

更に、お客様がより良い日常生活を送れるように…とお客様のパーソナルセラピストを目指して、Atsuでは3つの柱をカウンセリングの基本としています。

 

① 姿勢からみる筋肉の凝り、ゆるみ

② 東洋医学の気血水からみる自律神経の状態

③生活習慣からみる①②の原因


人は一日の中でも心や体の状態が変化します。その時、その場に合った施術を『心を込めて』組み立てる為に、この3つをベースラインとしています。

治療家ではありませんが、心を込めて触れる為には、その前に「お客様を知りたいと思う心」が大切だと私は考えます。

『長いカウンセリングは苦手』
『すぐに施術してもらいたい』などお客様の様々な要望もあるでしょう。

お客様にカウンセリングの重要性や想いをしっかり伝えた上で、しかし押し付けは出来ませんので、お客様のその日の表情、態度、様子やベッドに横になってから判断できる学びなどもお伝えしています。

目的は「その人にあったベストな施術を心を込めてご提供できるセラピストになる事」。色々な観点から臨機応変に対応できるセラピスト養成もスクールでは目指しています。

 

 

生徒様のブログから

 

2月から始まり、3月末には終了する予定の奈良アドバンス講座。あっという間に次回は後半です。ベーシック(基礎)のおさらいをしながら、なかなか思うように動かない身体にジレンマを感じたり、着実に成長している自分を感じたりと、色々な意味で向き合う時間を生徒さん方は過ごしているようです。

 

学びというものは、「未知の領域」にチャレンジしていくものです。今まで感じたことの無い思いや感情、感覚、これもやっぱり「感じる」という事なのですね。快も不快もあるがままに感じていく事が「マインドフルネス」な施術につながると考えています。Atsuの目指す「禅」の世界観をお客様と共有できるセラピストになって頂くためには必要なプロセス。必要以上に励ます事もなくただ見守っています。

奈良でのAtsuセラピストさんの誕生を是非楽しみにして下さいませ。

どうぞよろしくお願い致します!

 

奈良県葛城市 冷え取り専門店 Smile 坂本伊代さんのブログ

 

三重県伊勢市プライベートサロンsalut あゆみさんのブログ

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古民家イベント終了しました♪

イベントのご報告はFacebookでもさせて頂いているので、ここに至るまでの裏話をブログではご紹介します♪

 

好きな家で好きな仕事を~イベントコーディネイト~

アイシングクッキー講師のおさかべちえ先生(左)
アイシングクッキー講師のおさかべちえ先生(左)

 

先週の土日、フジハウジング様の古民家再生プロジェクトの一環、古民家リノベーション住宅の完成イベントのコーディネートをさせて頂きました。

 

建坪50坪もある広々とした古民家は、杉板がふんだんに使われたお洒落で素敵な空間に大変身していました(改築前に拝見しておりましたので)。この住宅にはもう一つ「好きな仕事ができる家」という意図があります。

 

広々とした土間や広間ではヨガやピラティス教室、オープンキッチンではお料理教室、トイレはバスがすぐそばにある離れでは、リラクゼーションやエステサロンを…。どこもかしこも日当たりが良く、防風林に囲まれて緑がいっぱい。カフェも出来そうです。

 

そんな素敵な夢が広がる住宅で、講座やセミナーの風景を想像して頂けたら楽しいんじゃないかな~と、フジハウジングさまよりご相談頂き、ミニ講座イベントを提案しました。


コンセプトから、あえて違う業種のセミナーを組んだ方が色々なお客様にお越し頂けるのでは…と、沢山おられる素晴らしい先生方を思い浮かべ、悩みつつも、3名の方にお声がけさせて頂きました。

 

 

 

紹介の決め手は理念とクオリティの高さ

姿勢とピラティス講座のSuzu先生
姿勢とピラティス講座のSuzu先生

今回、このお三方にお願いしたのは理由があります。

 

ご自身の仕事にとても誇りを持っておられ、その熱意や想いを熱く語る様子を直接伺ったり、ブログやSNSで拝見していました。。そしてその理念に比例するクオリティの高い技術や作品に私自身も惚れ込んでいるからです。

 

この古民家再生プロジェクトを手がけられたフジハウジング様の、想いや理念も本当に素晴らしいんです。店舗というまでではなくても、家で仕事が出来るデザインに「あえて」しているのは、「家で仕事をする=家業」を持つことで年齢を重ねても、大好きな家で大好きな仕事が出来る人生を過ごすことができるのでは、と考えておられるのですね。

 

そんな素晴らしい想いの詰まった住宅でのイベント、同じように熱い思いをもった講師の方をご紹介させて頂きたいな、と思ったのです。

 

お話を頂いたのはタイジャパンエキスポに行く数日前。まだ曖昧だったイベント内容にも関わらず、皆さん快くお受け下さり本当に嬉しかったです。企画立案から開催日まであまり日数もなく、お断りされても仕方ない…と思っていたので、そのお気持ちに感謝し、そしてさすがプロ!と感動でした。

 

皆さんとタイからイベント内容についての連絡を取り合ったり、イベント内容をメールで送ってくださったり、お忙しい中尽力くださいました!この場を借りて改めてお礼申し上げます。

 

ご案内がギリギリになってしまったこともあり、一般の方のご来場は少なかったものの、Atsuの生徒様がお越し下さったり、フジハウジング様の関係者の方も多くご参加くださり和気あいあいとした時間を過ごすことが出来ました(*^-^*)。ご来場の皆様ありがとうございます><。

 

 

商売は立地ではない

アロマワックスバー作り講座の関根加奈先生
アロマワックスバー作り講座の関根加奈先生

結果としてにぎわいはあったものの、やはり一般の方にもっとたくさん来場いただきたかったな~というのが本音です。これは完全な告知不足。コーディネートさせて頂いた時点で安心してしまい、私自身もっと積極的にご案内すべきでした。ここは大いなる反省点……><。

 

「立地が悪いから人が集まらなかったのかな…」というお声もありましたが、古民家リノベーションに興味のある方は沢山おられると思いますし、自宅でサロンをしたいという女性も未だ増え続けています。

 

今回の場所は、駅から4キロ離れた場所で、確かに都心からは若干離れています。が、逆を見れば都心まで一本の路線で行けますし、駅から車で10分、近くにコンビニや学校、大きなショッピングモールもあり、広々とした土地に天気の良い日は富士山や連なる山々も見えてとても気持ちが良い場所です。何より静か。(お隣ではニワトリがのどかに鳴いてます)

 

古民家リノベーションという素敵な空間で、クオリティの高いサービスであれば必ず人は集まると確信しました。が、実は「こだわり」商売するには覚悟がいります。

 

なぜならば「こだわり」は万人受けするものではありません。「こだわり」に共感してくださる方は必ずいます。ただ万人ではないがために、その方々に届くまでにはコツコツと発信し続け、更に「共感」という想いに至るまでに更に、発信し続けることが必要だからです。つまり時間がかかります。

 

今回、イベントにお越しいただいた方々は、古民家住宅を、目を輝かせて隅々までご覧になられてました。体験レッスンも「参加してよかった!」と心から喜んでくださったのを感じました。

 

そう、お越し頂ければ、見て頂ければ、体験してもらえれば、必ずその良さは伝わると確信していました。が、そう簡単ではないのが商売というものです。分かっていたのに告知不足…、が、ご縁のある方にお越し頂けたのだと思います(*^-^*)。

2日間で改めて勉強させて頂きました、そして更に想いを強くしたこと。

【理念と熱い思いを持っている人は、簡単には折れません。そして信じています「必ず必要な人に届く」と】

2日目の私の「自宅サロン作り講座」では、そんな事も交えながらお話させて頂きました。
フジハウジング様、本当にありがとうございました!

 

どんな方が住まわれるのかな…楽しみです

日当たりの良い縁側でAguraAtsu体験
日当たりの良い縁側でAguraAtsu体験

 

今回のイベントは、2月の中旬という事もあり、外は寒かったのですが、木のぬくもりのせいか広々とした空間でもとても暖かく過ごすことが出来ました。2日目の午前中、日当たりの良い縁側でAguraAtsuもご体験頂いたのですが、私もポカポカしてきて気持ちよかったです♪

 


【AguraAtsuのご感想頂きました】

アグラの姿勢で受けるセラピーは、うつ伏せで受ける感覚とはまるで別物のように感じました。何というか、身体で感じるというよりは、身体と心の奥の方にも響く感じがあるというか、私はそんな心地良さを体験させて頂きました。ありがとうございました。(30代女性)

 

 

禅の世界へいざなう、呼吸法と圧を組み合わせたAguraAtsu。古くから伝わるお宅での施術は、私にとっても大変感動的な体験になりました。アシスタントで来てくれたmoaniのたけいみきさんもありがとうございます!(越谷の人気サロンAtsuオーナーさんです)

 

こちらの住宅にどんな方が住まわれるのかな…。

もしおうちサロンをされたら、来てみたいな…、なんて後ろ髪惹かれながら、イベントは無事終了しました。素敵なご縁に心より感謝を込めて。

 

▶住宅情報
埼玉県加須市北平野 

お問い合わせは(株)フジハウジング様へ

http://fujihousing.net/sp/

 

 

今日も口角アップで笑顔の一日を。

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関口智子

 

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心理学とセラピストの学び

毎回、参加を楽しみにしている今野義孝先生主催のシニア研究会。心理学を軸に今野先生のお話を伺ったり、参加者の方とディスカッションしたりと、とても有意義な時間を過ごさせて頂いてます。忘備録としてシェアさせてください。

 

学び

 

今回は「愛着障害」や「離人症」について学びました。いずれにしても幼少期の体験や愛情の起源となる経験の不足が原因のひとつとされています。

 

では、その「経験」とは何か。

 

優しい声掛けや眼差し、温かい温度、そして優しく触れられるという、肌、そして体を通しての体験を差します。身体から得られる経験が、心の安定、安心、信頼できる心を育むのですね。

 

 

愛着障害のまま大人になる事で、満たされない想いや気持ちが満足するまで物事に執着してしまう、それが行き過ぎると摂食障害、過食、ワーカーホリック、ストーカーやDVへの誘発につながることも。(あくまでも例です)

 

今野先生は「人間は愛が必要」だと仰います。
愛はお互いを認め、信頼し、自分の自己価値を認識させるもの。

赤ちゃんが無条件に可愛いのは、愛を与えてもらうためなのですね。

幼少期の触れ合いの大切さを、毎回痛感しています。

 

しかし!不足したまま大人になってしまった人はどうするのか。

人間色々な事情があります。そして過去には戻れません。

前述で障害という言葉を使いましたが、本人が気づいていないケースも多々あるそうです。しかし私自身の経験を振り返ってみても、大なり小なり皆様々な想いを抱えているのではないかな、辛い想いを経験したり、自分ではどうにもならない想いを持て余してしまうこともあるのではないかな、と思ったりします。

 

 

子供のころに、無条件に安心感を与えられなかったことで、自分は「あるがままの存在でOK」なのではなく、「何かをしなければ認めてもらえない存在」なのではと不安になる、その不安を打ち消すように、勉強や、仕事に没頭したり、やらなければ!という強迫観念にかられたり。でも自分の満足基準が分からない、人から褒められるまでやる、でも褒められてもやり続ける…。そしてやりすぎて燃え尽きる…みたいな。

 

今回の学びで逆に私は思いました。満たされるまで執着する、つまり「やり続ける」というのはすごいエネルギーでもあると思うのです。そのエネルギーを向ける方向性を変えれば、逆に人を助ける研究が発明されたり、芸術が生み出されたりするのではないかと。


そのエネルギーをプラスの方向に導くためには、どうしたらよいのか…。良き出会いや良き学びが必要だな~と。。しかし、良きご縁に出会っても余裕が無かったり、気づける視野が狭かったらそのチャンスはつかめないんですよね。

 

今野先生は仰います。『心と身体が心地よいと感じる体験を持つこと。』マインドフルネス(呼吸法や瞑想)を日常に取り入れ、肌に心地よさ(温かさを感じるリネンや服、布団など)を感じさせ、心地よい人たちとお付き合いをする。

 

身体と心は繋がっています。
身体が心地よいと感じることは、心も心地よいと感じ、それがいつしか安心、安定に置き換わっていくのです。

心が安らかであれば、余裕も生まれるんですよね。

 

良きご縁に今は巡り合えなくても、自分で出来ることもあるんですね。

だから日ごろから質の良いものを取り入れるのって大事なんだな…改めて思います。(特に質感)


何かに没頭したり執着する、という事は悪いことばかりではありません。そんなエネルギーは持ちたくても持てない人もいます。心が心地よい状態で、そのエネルギーを使えれば、世界はもっと幸せになる、理想かもしれませんが、そう思うのです。

そして私達セラピスト(ボディワーカー)の出来る事。

リラクゼーションはリラックスだけではなく、ヒーリング(癒し)でもあります。
優しく触れる、呼吸を合わせる、温かい手で包む、緊張していた身体がだんだん緩まってくる事で、自分本来の感覚「らしさ」を取り戻す。

 

前述しました質感の良いものに触れられること、触れる事が大事だと。
「質の良い」セラピストの手、触れ方をプロとして徹底して意識すること。

 

肩こり、腰痛、不定愁訴の改善も大事ですが、その改善は「自分本来の感覚」を取り戻すところからなのだと、今野先生から学び、触れるセラピストの役割をもう一度深く考えるようになりました。触れられる事で心が安定して、初めて不定愁訴は改善される、そう思うからです。

心理学の学びは、お客さんとコミュニケーションをとるための学びだと、私は思っていました。こんなに、触れることに直結しているとは…、私もまた良き師とのご縁を今、頂けた事に改めて感謝をしています。

ジャパニーズオイルセラピーAtsuでは、触れる質を高めていきたい。
心と体が直結するセラピーを目指していきます。

AtsuStudioJapan
関口智子

 


自分の力量を知る

先日、骨格模型をメンテナンスに出しました。この骨格模型は脊柱や肩甲骨、骨盤の向きなどが変えられるので、スタンス理論講座で体の使い方を説明するのに大活躍中。メンテナンス先から早々に問題なしとご連絡を頂きホッとしています。